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母娘(ははこ)御膳 第14話「暴露」

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意外な幕切れを迎えた、若い二人 花井 宙(はない・そら)と、阿久比 周(あぐい・あまね)の最初の情交。無理はせず、ゆっくりと長めに眠り、翌朝遅めの目覚め。これもゆっくり目の、周手製の朝兼昼食を嗜み、宙の家まで見送ったのが、午後早く。

「有難う。この続きがあるわ。覚えておいて」 「ああ、勿論。大事にしろよ」花井家を辞した後、居所で勉強に集中できない彼は、夕方まで、自転車でN市国際センターの資料閲覧室へ行き、受験課題をこなした。

12/28の水曜、終日晴天。午前のみで教科の終わった周は、午後は自習室に籠り、3pm過ぎ、呼ばれていたF・I・T(株)の御用納めに出席。この日の社業は3pmまで。この年の終礼の後、社員たちは早めに帰宅、或いは遠方につき、そのまま帰省の途に就く向きもあった。年末の大掃除も合間を縫い終了。4pmを過ぎると、年末年始も交代で詰める保安要員を別とすれば、社内に残るは社長の妙と周、それに彼の上司 伊野初美(いの・はつみ)の三人だけになった。

「さあ・・」妙は言った。「これから、ちょっと忘年会の続きを始めようと思うの。周君、ちょっとシャワー使っといでよ」 「はい、有難うございます」妙のこの指図で、彼はこの後に起こるだろう展開を理解した。「ああ、あれか・・」ここはまあ、素直に従って、浴室へ。

周がシャワー中の、妙と初美の会話。「初ちゃんも、今年はお疲れ様。ちょっと大変だったかもだけど、よく協力してくれて、助かったわ」 「ああ、いやいや、お気にしないで。当然の事ですよ」 「有難う。来年も、こんな感じで宜しくね」 「はい、かしこまってござります・・ですわ。(笑) 所で社長、もうご存知かもですけど」初美はこう言うと、少し妙ににじり寄った。「うんうん、何かしら?」彼女は、こう返し。

初美は続ける。「社長室の後ろの控え室ですね。これからお使いでしょうけど、あそことお宅のお部屋の回線が、傍受されてるみたいなの。今度のは、まあ、怪しい筋じゃないから余り大事じゃないかもだけど、やはり、そんな行為があったって事は、気にしておいた方が良いんじゃと思いまして」 「そうなの、嫌ね。身内だって言ったって、余り気持ちの良いもんじゃないわ。やるとしたら、娘の結(ゆい)か宙のどっちかだからねえ。まあ折に注意して、傍受ができない様に対策しないといけないわね」 「あたしも、その方が良いと思います。このまま放置ってのは、拙いかなって・・」

「お先に失礼しました」周が、社長室へ戻ると入れ違いに、妙が浴室へ。様子を見て初美「あたしね、まだ少し雑用があるから、大部屋の方にいるわね。何かあれば、教えてくれるかな?まだ『良い年を』は言わないわよ」と言い、笑う。「かしこまりました。今年はまあ、これ以上ご面倒かけない様にしますよ」周も、笑顔で返し。実は、初美の笑顔は、周の下着越しの股間の丘に対する反応でもあったのだが。

十数分後、下着(ランジェリー)にバス・ローブを纏った妙が戻る。「やっぱり・・」目の当たりにした周、いよいよ確信の度を高めて行く。困った事に、彼の下方も敏感に反応し始めていた。下着に隠れた男根と陰嚢が、こう言うのだ。「娘も好いけど、母親も素敵だ・・」 「こらっ、何を言う!」なだめるのも、少し苦労するレベルだ。

「さあ、周・・」妙が声かけ。「少し早いけど、深い事、始めようね」 「はい、お願いします。俗っぽく言うと『昼マン』て言うらしいですね」周、笑顔で返し。「まあ、結構知ってるわね。そう、それこそが忘年会の続きよ」妙も、笑って続ける。その忘年会は、宙と会った、クリスマス・イヴの前日だった。JR中央駅新幹線口の、学院近くの某ホテル小宴会室での、結構な盛会で、中華料理の好メニュー。彼は久しぶりに「儀礼の為」と言う事で、妙から僅かな酒気を賜り、社員たちとの会話にも心弾ませたのであった。

「ああ、好い感じ・・」その時の余韻を胸に、周は自ら妙に歩み寄って抱き寄せ、唇を奪う挨拶を。「素敵よ。やっぱりこの挨拶は、男から進んでするものだわ」妙、彼の積極姿勢を誉める。「ええ、これ位に出て良いんですね。段々、加減が分って来ました」 「分ったら、早く覚えてね。女は、男のそんな動作が自然に出て来るのを、期待してるとこがあってね」 「はい・・」周はこう言い、妙のバス・ローブをゆっくりと脱がせ、壁に吊るす。

下着姿の妙、この日は白基調で、ガーター・ベルトとストッキングも着け。「ああ、これ好い。社長らしいですね」周が称えると「ふふ、嫌らしい。男の本音が出たね」妙、こう返してベッドに臥す。「さあ、重なっておいでよ」 「はい、只今・・」少し慣れた様子で、重なって行く。

上と下で唇を交わし、周は、いつも通りの愛撫を進める。前ホックのブラを外し、耳たぶの甘噛み、首筋から上腕、中庸だが形の良い胸の双丘にかけ撫で回し。次いで、二つの乳首の先端に、交互に唇を合せ、腹から括(くび)れ、下腹から脚にかけ、手指を駆け巡らせる。小半時は続いたか。

妙は一旦身体を起こし「とても好いわ。さあ、今度はあたしが、君の『核心』を高めてあげる」 周の「宜しく、お願いします」の返事が終わらぬ内に、彼のトランクスは下方に下ろされ、男根と陰嚢が露わに。直ちに、妙の手指が取りつき、男根の表裏、その先端、下草を伴う陰嚢に、熱いマッサージが下される。「う・・うう、い・・好い」籠った呻を発する。それが、周の快感の表現だ。

「周・・」妙、声かけ。「はい、何でしょう?」返すと「そろそろ、最初の発射じゃない?何なら、高めてあげようか?」 周「好いですね。迷うけど・・お願いしちゃおう・・かな」の返事を受け、妙はその男根に食らいつく。亀頭を十分にねぶって礼儀を正し、裏筋と陰嚢には、更に濃厚な愛撫を加えて行く。「あ・・ああ、で・・出る!」周、たまらず最初の発射。

「あれ、出たものが見えない。どうして?」戸惑う周に、妙は笑って「それ、あたしの中よ。頂いたわ。まあ、濃くて好い感じ・・」 「わっ!マ・・マジですか?」 「そうそう。やっぱり、若い男の精は好いわ」 「いやー、ちと恥ずかしい。でも名誉です。有難うございます!」周は頭を下げ、答礼した。

対する妙「うん。それじゃ、気持ちで返してくれる。あたしの『核心』にさ」と臥したまま脚を曲げ開き、周に脚の間に来る様招く。彼は応じ、まずはショーツ越しの愛撫、次いでそれを下ろし、露わになった下方に、臀丘から手指で愛撫を加える。下草の上に、落ち着いた朱に輝く秘花と、荒れを感じぬ程良く色づく菊花(肛門)が咲き誇る。

周は、まず妙の秘花の唇を重ね。次いで舌を、秘花の合わせ目に滑り込ませ、肉壁と粘膜の感触を味わう。「うう・・ああ・・い、好い」妙の喘ぎの始まりを聞き、舌技を更に強めて口唇愛撫を進めて行く。「ああ、ああ・・周、好いわ。そろそろ来て」促される周「今日は、アレ(ゴムの事)はどうしましょう?」 「なくて良いわ」 「分りました」確かめた彼は、湿度の上がった妙の秘花に、礼儀正しい男根を繋ぎ始める。「あ・・ああ、そ・・そのまま続けて」途切れがちな会話と喘ぎの下、連結を果たす。

周の順調な腰使いで、今回も熱く快い交合となる様に思われた。所が、開始から半時後、正常位から、窓を向いての座位に替わった所で、階下の保安課から連絡あり。「社長に、ご家族様が面会希望です」 「仕方がない。通して」妙はそう返事すると、周にこう告げた。「周、残念だけど中断ね。ウチの者が、上がって来るんだって、多分、宙かしらね」やむ無く、着衣を戻す二人。程なく、社長室へ上がって来たのは、次女の宙だった。

「お邪魔です。ああらお二人、何か、大事なお話でも?」ノックこそすれ、「隠し部屋」に現れた彼女は、些か白けた表情だった。「ああ、いらっしゃい。今、貴女のお母さんと、仕事上の話をしてたとこさ」周、余り気にしていない風で、こう返し。妙も「そうそう。阿久比君は、とりあえず今日までだから、お仕事の状況を聞いてたのよ」と応じ。しかし、宙は納得していない様だ。

「ふふ、お二人、それだけじゃないでしょ」宙は、含み笑顔で続ける。「あのね、余り良くないかもだけど、あたし、ちょっと変な事を聞いちゃったの。それでね、その時のお話を記録したのを聞いて欲しいと思って、お持ちした訳ですよ」こう言って、彼女のスマート・ホンの音声ソフトを再生すべく、二人の座る眼前の、テーブル上に置いた。「これは・・」当惑する二人。彼ら三人の後ろには、これも薄気味悪い微笑みを以て、見守る女がもう一人・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の壁紙 JR東海道線 熱田駅南詰(熱田神宮最寄駅) 名古屋市熱田区 2016=H28,12 撮影 筆者
久石 譲さんの今回楽曲「アイ・スタンド・アローン(I Stand Alone)」下記タイトルです。
I Stand Alone
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