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母娘(ははこ)御膳 第20話「未知」

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花井邸で続く「夜の年始」の、最初の頂(いただき)に昇り詰めた所で、花井 妙(はない・たえ)が二予備校生 阿久比 周(あぐい・あまね)と豊野 豊(とよの・ゆたか)に向け放った囁き・・それは。

「つまりね、二人の『男』を、同時に感じたいの。もっと直(ダイレクト)に言えば、二人同時に『男』を奮い立たせて、あたしの『女』に繋がって欲しいのよ。そうすれば、三人一緒に、歓びの頂に昇る事ができるって訳よ」 「うわっ、マジすか?」 「ホント、いいんですか?そんな無茶やって・・」周も豊も、流石にたじろぐ風情を見せる。

「妙先生・・」周が訊く。「はい、何かしら?」妙が返すと「五分だけ、時間を頂けませんか?ちょっとの間、豊と話がしたいんです。その上で、できるか否か、お返事がしたいんですが。豊はどうなの?」話を振られた豊「阿久比さんのお話に、心から同意です。俺にも五分間、時間を下さる様お願いします」こう答え。「分った。五分間だけ猶予するわ。その間に、どうするかはっきり決める事。それができない男は、嫌いよ」妙は、こう返した。

「さあ、どうする?」久し振りで、周と豊は真剣に話し合った。まず分り合えた事、それは、決していきなり急な、乱暴で唐突な出方をしてはならないと言う事だ。肉壁は粘膜だ。下手をすれば、怪我を負わす事となりかねない。しかも、粘膜のダメージは、色んな厄介な病気の原因ともなりかねない。

豊は言った。「とに角、焦らずにゆっくりやる事ですね。それと、最初に合わせる時、阿久比さんと俺の『自身』が、なるべくピッタリ同じ動きと角度にならんといかんでしょうね。後、ゴムをつけるべきでは?とも思いますが」 周「ああ、分る。お前の話で、大体良いんじゃないか。相当難しいけど、だからって、絶対できん訳じゃない。ゴムをどうするかは、改めて先生に訊くわ。後は体位だな。俺かお前のどっちかが先生を抱いて、もう一人が後ろからする正常位か、それとも・・」ここまで言って、一度深呼吸をした。

彼は続ける「先生の後ろから、どっちか一人がのしかかり、もう一人がその後ろから繋がる、変則の後背位(バック)か、どっちかが考えられるな」 豊「そうですね。どっちでするかは、妙先生のご判断によるって事になりますか」と合せ、周も「そうだな。じゃ、できると言う返事で良いな」返せば豊「OKです。それでお願いします!」と応じ。

「先生、結論を出しました。可能です。我々、お受けします」周と豊は、揃って妙に答えた。「有難う。よく考えてくれたわね。男らしくて好いわ。で、どの体位かは、あたしが決めるって事ね」妙はこう返し。 「仰る通りです!」 「じゃ、やっぱり、上に来て欲しいわ。一人があたしを抱きしめて、もう一人が、その後ろから来るんでしょ。随分きつそうな体位だけど、ふふ、楽しみな事だわ・・」 

周は訊く「で、どうしましょう。どっちが、誰になるか?」その時、豊が挙手して会話に割り込む。「妙先生、阿久比さん、ちょっといいですか?」 「いいよ、言ってみろ」周が答えると「やはり、先生とのご関係に慣れた、阿久比さんが抱かれるのがいいんじゃと思います。俺、逃げる訳じゃないんですよ。ここは、先輩を立てる方でいたいんです」こう言い。 

「いやいや、やっぱり慣れた物言いだわ。まあ俺の希望だし、その通りに進めるかな」と思いながら周は「分った。じゃ、俺が妙先生に重なり、お前が後ろから高める格好と・・これで良いな」 「仰る通り!それで進めて下さい!」豊は返した。「よしっ、じゃ、お前はその時が来たら、逃げずにちゃんと繋がって来いよ。俺が、連結前に加減して『核心』を合せるから、お前はそれをよく見て、確認して合流するんだ。上手くやれよ!」 「はい、勿論上手くやります。見ていて下さい!」

と言う事で、仰向けに臥した妙に、周が重なり、その後ろから豊が合わせると言う、屈曲の大きい、過激で変則な正常位が取られる事で落ち着いた。さっき同様、ゴムはなしだ。まずは、ソファに戻る三人。妙を真ん中に、周と豊が左右に陣取り、上体から胸の双丘、腹の括(くび)れ辺りから一度足先へ飛び、その後太腿から、再び整えられたワンピの裾へと手指を滑らせる愛撫で、もう一度高める。数分もすると、妙の気分は再び高まり、喘ぎと共に、股間の湿度も大きく上がる。

周、様子を見て妙のワンピの裾をはだけて脚を押し開き、落ち着いた光彩の秘花に、陰核(クリトリス)に唇を重ね、舌を使い。豊に「先に男根を熱してもらえ」と合図。これを受け、妙は豊の男根に、先に熱を入れ。前回の頂から、さして時間も経っていないのに、妙の秘部は、四十路とは思えぬ加湿ぶり。周の愛撫が「ジュルジュル」と音を伴う程のレベルに達する。開始から二十分程で「じゃ、交代ね」妙の指図で、豊が後を受けて彼女の下方を愛撫。周は、男根の加熱を受けて、気分を昂らせる。

開始から小半時余り。妙の昂りも好い感じになった。ベッドに移った三人。妙「さあ周、重なって」仰向けで、熱く彼を誘う。「了解です。行きますね」応じる周。妙を抱くと、その秘花に、男根の先をまず合せ。それを注視する豊、様子を見ながら、周の男根に、己のそれをゆっくりと合せ。「阿久比さん・・」 「うん」 「用意ができました」 「よし。じゃ、同時に腰を沈めるぞ」 「分りました」豊はこう言い、指先で周の臀丘に、そっと軽い一打を。二人はこれを合図に、腰を落としにかかる。

「あ・・ああっ、さっきより、ず・・ずっと好い!」二人の若者の男根が、同時に繋がれた瞬間の妙の喘ぎは、決して緊迫したものではなく、先程とほぼ同じ、甘美で艶やかなものだった。二つの若い亀頭が、子宮口に到達してもたらす、深いポルチオ性感。しかし、周と豊は、歓びを賜りながらも不安だった。「いいか豊、少なくとも初めは、ホントにゆっくり動くんだ。無理はいかん。俺と、少しでもタイミングが合わなかったら直ぐ止める事な!」周が言うと「分りました!今は合ってますから、ゆっくり動きますね」豊が返し。暫くの間、妙の歌う様な喘ぎを聞きながら、二人の若者は、暗闇を探る様に、ゆっくり慎重に、腰を使って行った。

それぞれとの個々での繋がりでは、得られなかっただろう、更なる熱い一体感。「ああっ、ああっ!な・・慣れたら、少し速くして。君たちも、少しは慣れたでしょう」喘ぐ妙、少し動きを速め強める様促す。「好い感じ、分ります。ただ、タイミングが狂うといけないんで、少しずつ速くします。それは、分って下さい」腰を使いながら返す周。彼が最も不安だったのは、後ろで同様に腰を使う豊と、上下動のタイミングが合わなくなる事と、それが元で、繋いだ男根が離れてしまう事だった。

「はぁはぁ・・!おい豊、聞こえるか?」周、息を弾ませながら、豊に声かけ。「ふっふっ、ふぅぅ~!はい阿久比さん、聞きましょう」妙の両脚を抱え、曲がりの大きい、やや激しい正常位で繋がり、その後ろから、周の男根の下に滑り込ませる形で、同様に繋がる豊が返す。「ちょっと、一休み」 「はい、いいですよ」若者二人、腰の動きを一旦停止。

「妙先生」周、今度は、下の妙に訊く。「一休みさせてもらいます。体位、どうしましょう。このままでいいですか?」 「うん。あたしはこの方が良いけど、君たち、どうしても後ろからしたいの?」 「ちと、お待ちを・・」周はこう言い、後ろの豊かに「お前はどうなの?」と訊く。豊「このまま行った方がいいんじゃないですか?先生のお望みもありますし」

周「分った。それで決まりだ」と言うと、妙を抱く腕を直して「再開します」と言い。「ああ・・とても好いわ。さ・・続けて」彼女は、喘ぎで返した。それから十数分、高まる喘ぎと、激しい若者二人の吐息が入り交り、この夜二度目の絶頂へ。「ああ、ああ、今度の方が、ずっと、よ・・良かった」喘ぎを続け、息を弾ませる妙、大きく曲がる、仰向けのままこう言い。「俺たちも、素晴らしかったです。有難うございます」周と豊も返し。

暫くの間、繋がったままの、不思議な「三位一体(さんみいったい)」の状態が続いた。その後、妙の「離れていいわ」の合図で、豊、そして周の順で、妙の『女』から離れ。秘花から下る男精を、半分ずつ口移しする儀式も同様。余談ながら、この時も、最初に負けない濃厚さだった。秘花を清め終わると、妙は「さあ二人、ちょっとトイレに行って来ようかしら」と言うも、物言いがどうも怪しい。

「あたしの用足し、見てみたい?」とでも言いだけだ。「う~ん、ちょっとなあ」周が思ったその時だった。不用意にも、豊が手を上げ、こう訊いたのだ。「妙先生・・」 「はい、何?」 「あの、叱られるかもですが・・」 「別にいいわ。訊きなさいよ」 「はい、あの・・小用の事を『聖水』て呼ぶ様な話を聞いたんですが・・」それを聞いた妙「ふふ・・好~い質問ね」こう返し、ニヤリと笑った。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 水谷心音
久石 譲さんの今回楽曲「イリュージョン(Illusion)」下記タイトルです。
Illusion
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