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母娘(ははこ)御膳 第40話「蜜議」

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「お帰り。いらしゃい!」 「ただ今」 「お邪魔します!」曇り日の春の夕方、帰宅した宙(そら)と、同行の周(あまね)は、邸の主 正装した妙(たえ)の出迎えを受け、既に先着していた、これも正装の豊(ゆたか)と共に、とりあえずは居間に落ち着く。「阿久比さん、お疲れ様です!」 「おー、豊もな」 「今、風呂準備のお手伝いをして来たとこで」 「そうか、ご苦労!」その間、宙は妙と「あたし、暫く彼たちと話してていいかしら?」 「いいわよ。そうして」の返事を受け、席に戻る。今日は、姉の結(ゆい)も居るらしく、厨房の方から話声が聴こえた。

「本荘(小町)先生は、これからお越しなんですね」豊が切り出すと「そんな風だろうな。あの方は、学院の養護科の他にも、鵜方病院の事とか、学会の用事もあって忙しいみたいだからな」 「でも、この後のお食事はご一緒ですよね」 「うん、その予定じゃないかな」TV画面に目をやりながら会話する内、席を立っていた宙から「お二人、先にお風呂ですって」 「そうか、有難う。お言葉に甘えます」若者二人は、直ぐ入浴に。

「いつ来ても好いなあ、ここの風呂場は・・」身体を清め、浴槽の周、改めて感心した様子。豊は身体を洗いながら「・・ですね。我々のレベルじゃあり得ん広さ。ちょっとした温泉場ですよ」と返し。 周「これでさ、露天の岩風呂だったら、そのものになるな!」 豊「そうですよね。ああ、そんなの、最高だろうなあ!」 

周「と言って、この前世話になった、お前んとこの檜(ひのき)風呂も中々だったぞ!」 豊「ええ?そんなですか?」 「そうだよ。そんなだって!」そう笑い合いながら、二人は雑談に耽(ふけ)った。「実はさ・・」周が続ける。「もうちょっと、好い事があったよな。けど・・」 「はい、ああ・・あの事ですか?」豊が応じると「今は、伏せといた方が良いな」 「・・ですね。今、語るのはやめましょう」二人は、顔を見合せて頷き合った。

「お先でした!」小半時後、周と豊が部屋へ戻ると入れ違いに、やはり居た、平装の結(ゆい)と宙が入浴。その間に小町が到着す。浴室の、姉妹の会話を少し。結「多分ね、7pm頃から食事だと思うわ。一時間ちょっと位で終わって、小町さんと母さんのお風呂が9pm前位ね。それまで、あたしたちは別のお部屋で控えていて、成行きを見て、周を連れ出して、彼の所へ移動する。そして・・」

と言う所で、宙が「姉さん、分るわ。それからは、彼の部屋で『あの事』の実行・・でしょ」 「その通りよ。時間にして10pm前後かしら。もう、タクシーも仮予約してるし。もしかすると、その頃は雨かもだからね」 「そうだね。それが一番良いわ。で・・その頃合は分る様になってる?」 「宙ちゃん、何トボケてるの?あの部屋は、貴女の仕掛けた傍受の機械で、様子が分るじゃないの!」 「ハハハハ、ご免。そう言われれば、そうだったね!」ボディや髪洗いを進める、裸身の姉妹も笑い合う。これで、夕食後の行動予定が、ほぼ決まった。

「本荘先生、いらっしゃいませ。今晩は!」風呂を出た姉妹が、到着した、スーツ姿の小町に一礼。「ああ、今晩は。好いお風呂だったみたいね。楽しみだわ」 「小町さん、どうする?あたしたちも、先にざっと入って来ようか?」妙が促すと「そうねえ、そうしましょうか」小町も応じ、更に・・「ねえ、周に豊、もう一度、お風呂つき合ってくれない?」と二人の若者をも誘う。「え、いいんですか?」周と豊、表向きは戸惑った風を見せるも、本音では「いや~おもろい、是非是非!」と喜び勇む始末。再び四人で、浴室へ。

残った姉妹も「返って良かったよ。この後の打ち合わせが踏み込んでできるわ。勝手にどうぞ!」この方が、具合が良かったのだ。「ふふ・・このワインは、酔いが回るわよ」結、ニヤリとして、フランス産白ワインを氷水のクーラーで冷やす。花井家の夕食は、肉類が余り出ず、魚介類メインでこの夜もそうだったが、周と豊には、ハムやミート・ローフ、それに西欧産のチョリソ・ソーセージとかが、多くの生及び温野菜と共に用意された。フランス・パンに加え、量を食す若者たちの為の米飯もだ。しかも、上級の新潟米!

その頃浴室では、お約束の前戯が繰り広げられていた。「周、又お風呂一緒で嬉しいわ」喘ぎ半分で、周に腕を回された妙が切り出すと「俺もですよ。又ご一緒に入れて好いですね」彼も応じ。その傍らでは、身体洗いを終えた小町が、これも喘ぎを交え、豊ともつれ合って「君はまだ、経験不足だから、もう少しあたしが見てあげる。大丈夫、安心して」と言えば、豊も「はい、宜しくお願いします。大丈夫です。先生の教えを、外に漏らす様なヘマはしません!」こう返し。女社長と女医は、全裸でできる、この入浴前戯が好きなのだ。

小一時間、入浴・・実は前戯を終えて、トレーナーやガウンを纏った一行が食堂に会したのは、7pm代も後半だった。「頂きます。乾杯!」直ぐに食事にかかれる風になっていて、妙と結は白ワイン、周と豊、宙も、最初の一杯のみ、儀礼的に許された。後は、ペリエで食事を進める。「チーズも美味ですねぇ」と豊。周「お前の食してるのは、生チーズのカマンベールな。伊野主任・・つまり初美先生な・・は、青黴(かび)乗った、ブルー・チーズが大好きで・・」と言い。 

豊「え?マジですか?あんな癖のありそうなのを・・」 周「そうらしいぞ。そのブルー・チーズに赤ワインのコラボをこよなく愛されとるそうだ・・と、健(たける)の伯父さんから聞いたわ」 「ヒェー!そうなんですか。いやいや、女性(ひと)は見かけによらんですねー!」見ていた妙「豊、そして周も。そうなの。人は見かけによらないとこもあるわ。男も、女もね」

小町も「そう、妙さんのお言葉は本当ね。あたしも、ここまで齢重ねて、やっぱりそうだと思いますもん・・」こう言うと、妙も「ご理解有難う。やっぱり、考えは同じね」と返し。その間も、二人の若者は、適度の会話を伴って食事に勤しむ様に見えるも、視線は何となくそぞろな風情だった。それを見逃がすはずもない、結、宙の姉妹は、時折彼たちの方を向き、クスリと微笑を洩らした。

「さあさあ!」食事が全て終わった9pm過ぎ。妙は「皆、暫く居間でゆっくりしていて頂戴。周と豊は、用意ができたら呼ぶからね。小町さんは、あたしと一緒に来て欲しいの。結と宙は、悪い!片付けをお願いね」 「了解、いいですよ。ご馳走様でした!」良き一礼と共に、周と豊は居間へ、妙と小町は寝室へ移動。

「さあ、これから、どうなる?」平日なら報道番組の入る時間帯、TVの歴史バラエティ番組をチラ見しながら、周が呟く。「やっぱりねぇ、阿久比さん」豊も、合せる様に言う。「あのお二人が、同時に寝室と言う事になると・・」 「これからの流れは、やはり『あの事』で決まり・・か?」 「ええ・・だと思いまして・・」

そうこうする内に、居間のドアから、小町の美しい顔が覗き「二人、ちょっと来て!」 「はい、只今・・」若者二人が出向くと、やはり寝室は、ほぼ予想通りのあり様になっていた。この夜は浴衣姿の妙と、養護室でお馴染みの、白衣を纏(まと)った小町。しかも上方には、妙が和装の髪飾り、小町は、ちょっと前に豊が贈った、ナース・キャップを頂いているではないか。

「今晩は。さあ、夜の出張養護室が開くわよ。二人、ここに座って」長手ソファに、小町を中央、その両脇に周と豊、傍らのもう一脚に、妙が座り。「さあ、君たちが『ああしたい、こうしたい』と思う事を、小町さんとあたしにして見せて」 「はい、では・・」短い返事と共に、周と豊は「小町さん、ずっと、ずっと好きでして・・」と、両側から白衣越しに、首筋や腋、上腕、そして胸の双丘近くや括(くびれ)の順に、手指を回し。程なく、白衣の下方もはだけて、揃いのガーター・ストッキングを纏う美脚を表し。「ああ・・ああ・・あたしもよ。さあ、一通り触ったら、キスして」こう返し、まずは周、次いで豊と、舌も使って濃厚に唇を重ね。

一通りの愛撫が区切られると、小町の事を豊に任せ、周は妙の許へ。「先生、浴衣も素敵ですね」 「言うと思った!ちょっと早いけど、どうかなと思ったのよ」 「いやぁ、とても好いです。では・・」周、ゆっくりと、妙の唇を奪って行く。「ああ・・素敵・・」この夜、二度目の喘ぎ。周も、次第に気持ちを高めて行く。あの「娘も良いが、母親も素敵だ!」の想いが、ゆっくりと、しかし後戻りできない強さで回り始める。

妙と周は、途中からベッドの一台に移動。小町と豊は、長手ソファに座ったまま、愛撫が進んで行った。同じ頃・・結と宙の姉妹は、片づけを終えると、宙の自室へ移動し、寝室の出来事の音声を傍受しながら「その時」を待つ。「ハハハハ、これ、筒抜けじゃないの!」呆れた様に結が言えば「姉さん、見てた?もうお食事中から、二人共 目が泳いでたわよ」と笑って返し。

結「そうそう、あれじゃ、もう夜の流れは決まった様なものね。あらあら、母さんも小町先生も、大きな喘ぎだ事。これが賃貸マンションだったら、お隣に丸聴こえだわ!」 宙「確かにねぇ。もう燃え上がったら分んないよね。まあ、あたしたちも覚えあるから、大きな事は言えないけどさ!」姉妹はもう、大笑いである。笑いながらも、次の計画に備え、持ち物を周到に準備する余裕もありはしたが。

若者たちの下方が露わにされ、女社長と女医による、濃厚な口唇愛撫(フェラチオ)、そして、二人の熟女も下方が取り払われ、お返しの口唇愛撫(クンニリングス)と指入れを受け、それぞれの核心の、温度と湿度が高まり、交合の時が近づく。周が、立ち上がって前かがみになった妙の、浴衣の裾を捲り上げ「うしろやぐら」の形で、交わろうとしている様子が、音声で分かった。「よし、行こう!」行動を開始する姉妹。遂に「その時」が来た様だ。
(つづく 本稿はフィクションであります)

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