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南へ・・ 第14話「分岐」

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美しい風光を誇る、春の浜辺近くに建つネット・カフェで、周(あまね)は妹 由紀(ゆき)と、豊(ゆたか)は姉 由香(ゆか)と、隣り合わせのペア・ブース席で、下方を露わにして高め合い始めていた。姉妹との、初めての出会いもさる事ながら、この夜、豊の恩人 美波(みなみ)との、二度目の行為の可能性を意識して、最後の一線は越えまいとの想いが強くあった。

周の席。膝枕の、横向きの由紀に、男根と陰嚢を外に連れ出され、その舌技の標的となって高められ、呻きを抑えながら昇って行く。そのお返しに、背後から、首筋や耳周りに口唇愛撫(ペッティング)、下になった左手を、薄着の胸の隙間に入れ、その双丘を探り。更にショーツを下ろし、薄い下草伴う秘溝と菊花(肛門)に、右手指で、熱くソフトなマッサージを施し。まだ、深い仲の女友達 宙(そら)に対してさえ、多くは仕掛けない手指の技「手マン」「指マン」を交互に行い、高めて行く。由紀も、その「女の核心」を、秘液で濡らす一方で周囲を気遣い「ん・・ふぅん・・」抑えた、低い喘ぎで応える。隣室の、由香と豊も又、似た様な肢体(ポーズ)と仕草で行為を進め、互いに低く喘ぎ合う。

着後、一時間強が経つ頃、由紀が「周さん・・」声かけ。「はい、何でしょう?」彼が応じると「あたしが、唇や舌で『男の象徴』しゃぶってて、貴方は手や指で仕掛けるだけでいいの?」訊かれた周「いや~、難しい。本当は、そりゃ、貴女を抱ければ素敵だけど、お会いしたの、今日初めてってのもあるしね・・」少し間を置き「でも、どうだろう。貴女がしてくれた様に、俺もちょっと、唇や舌でお返ししようかな。その方が良いよね」こう返すと、由紀は「ええ・・」言葉にならぬ位の、微かな頷きで応じるのであった。

「よしっ、それじゃ・・」周は、由紀の願いを叶える事にした。「貴女と俺と、同時に唇や舌で高められる様にすると、いいよね」 「うんうん、それよ!」まだ膝枕の由紀は、そう併せて笑顔を見せる。周「じゃ、貴女が仰向けの方がいいな。上に俺が重なって、その夢かなえる様にしよう。貴女が上でもできるけどね」 由紀「ううん、あたしが下が好いわ。上から、色々教えて欲しいのよ」 周「ああ、それね。余り俺も詳しくは知らんとこがあるけど、それて良ければ・・」 「ううん。それで十分よ!」 「OK。じゃ、やるか・・」

由紀が仰向けになって、両脚を曲げ開き、上方に、ジーンズを脱いだ周が、由紀とは上下逆に重なり、互いに口唇と舌て高め合う。四十八手中の「椋鳥(むくどり)」に近い体位だ。由紀による濃厚な口唇愛撫(フェラチオ)が続けられる上、周からの、手指による以外のお返し愛撫(クンニリングス)も同時に進められる美点がある。初めと同じ、低い喘ぎを伴い、又昇って行く。

一方の、由香と豊は、由紀と周とは逆に、豊か臥し、由香が上に跨り、互いの「核心」を口唇で愛撫し合う「二つ巴」の体位で昇って行く事になった。周との話し合いで、豊も手指の技には一定自信を持つ事ができ、年上の由香も、好感してくれた。低い喘ぎ伴う「ああ、好いわ・・」の一言は、偽らざる本音であった。

「んん・・、んん・・、ふっ、ふっ、ふぅぅ~!」施錠もできず、決して周囲に、行為をしている事が知られない様にするための配慮も、それは必要だったろうが、少し気を抜くと、声の音量が上がり易くなった。「いかんいかん。声が高まったら水入りだな」フリー・ドリンクのコーラやメロン・ソーダなどを合間に嗜み、頭を冷やすクール・ダウンを適宜挟みながら、二組の若い男女は、頂きを目指す。

3pm代も半ば近く。ネカフェから徒歩数分以内の、JR市来(いちき)駅から 伊勢湾方面への、紀勢東線上り列車は、4pm前に一本、4:30pm過ぎにもう一本出る。先発の方は、時間的に微妙な所。「まだ、終りたくないでしょう。俺たちはまだ、交替もしていないもんね」周が、半分は場を盛り上げるつもりでそう言うと「ふふ、そうね。最初のお話しでそうなってるって言われたし」由紀はそう返した。これは、隣室で豊の上に跨る由香も、恐らくは同じ想いだったろう。二組の「69(シックス・ナイン)」は、そうして最初の頂へと押し上げられる。彼たちの放った男精は、どうも姉妹に呑みこまれた様だった。

「由紀ちゃん・・」暫くして周、声かけ。返事を確かめ「これから、豊と交代だけど、いい?」 由紀「いいわ。やっぱり、二人のアレの感触が味わえる方が好いもの」 「OK。じゃ、そう言う事で・・」これを受け、周は隣室の豊に知らせ、交代。彼も、由香に導かれて、最初の絶頂に達していた。

「ふふ、周君、宜しくね」 「はい、こちらこそ!」周、今度は由香の、豊、今度は由紀の、口唇による揺さぶりを賜る。「ああ・・どっちも、とても好い」周の、そして豊の、正直な気持ちであった。姉妹も、それぞれ又しても高められ、低い喘ぎで愉悦を伝えてくれた。
交代した後半の愛撫、高め合いも大きな愉悦を感じさせるもの。二組の若い男女は、再び心地良い絶頂へと辿り着いた。今度は、姉妹が口で受けた男精を口移ししての「ザーメン・キス」が行われた。

「ああ、良かった。でも・・」姉妹が呟き。「でも、何でしょう?」周が訊くと、由香「貴方たちは、導くのがとても上手。 あたしも由紀も、とても好い気持ちで高まれたわ。でも、最後の大事な所をスルーなんて、狡いわよ。そう思わない?」 周「ご免なさい。俺たちも、そこへ進みたかったんです。でも・・」 「でも、何かしら?」 「今日、初めてお会いした方たちと、そこまで進む覚悟ができませんで・・」

周の、静かな返事を聞いた由香「それも、何となく分るわ。まあ、(メール)アドレスも聞いたし、それは次回って事かしらね」 周「有難うございます。そう理解下さると、嬉しいです」 傍らで聞いていた由紀「あたしは、それでもいいな。又、次の楽しみができたしね」 豊も「俺も由紀さんに一票です。初めてお会いしたその日に、焦って深いとこまで行くのって、どうかって気もするんですね」

「よしっ」周は言った。「そう言う事で、俺の行く大学は、貴女たちの大学と、これからも学術交流があるんで、又お会いできると思います。勿論、俺の後輩のこいつとも。だから、今日はここまでにしたいと言う事です」 姉妹「まあ、いいでしょう。心残りだけど、そう言う事ね。あたしたちの、川湯の宿まで来て欲しい想いもあるけど、今日はここまでって事で」 「OK。今日は、有難うございました!」四人全員で、拍手。

「さて、お二人・・」豊が言った。「もう、お発ちの方がいい。川湯までは、一時間強はかかります。しかも、途中から山道と来てますからね」 聞いた由香「ああ、そうなんだ。じゃ、そろそろ・・貴方たちは、送らなくて大丈夫?」 「大丈夫です。俺たちは、ここから歩いて三分位で、紀勢東線の駅へ行けます。次の列車は、後10分ちょっと・・かな」 「分りました。じゃ、あたしたちはこれで。今日は有難うでした。とても、楽しかったわ!」姉妹の言葉に 「こちらこそ、お世話になり有難うございました。お気をつけて!」

精算の後、姉妹の乗るトヨタ・アクアが、川湯への国道に合流するのを見送った周と豊は、その足で、海岸近くのJR市来駅へ。今度の上り列車五分前に着けた。各駅停車の為、長島着は少し時間を要し、5:20pm頃になる。ここから熊野までの僅かな距離だけが、フリー切符の対象から外れる為、200円程の運賃追加。前日、豊が指摘した通り、列車の編成はここ1~2年で導入された、ステンレス車体の新型・・だが、座席が大都市の地下鉄流のロング・シートであるのが「玉に疵(きず)」だ。席が三割方の乗車率。立客はいない。

「シートがこれでなければ、大歓迎なんですがねぇ」豊、こう言って嘆く。「まあ、確かにな。海岸沿いの、好い景色見るには、ちと不便・・か」何となく理解の周、こう合せ。「しかし・・」 「はい・・」 「俺たち、今日一日、何しに来てたんだろうな?海岸歩いて、これからの事を話したり、名勝を見に行くつもりが、偶然会った 美人さん姉妹に、又 ヌかれちまった!」周、こう言って苦笑す。対する豊「阿久比さん、俺、こう言うの、そう嫌いじゃないですがね。まあ、旅の内には、こんなのもありかな・・な~んて!」 「そうか、お前はそう言う理解・・か。それだと結局、今日一日の時間と、フリー切符は役に立ったって事だな」笑いを交え、そう言い合いながらの帰途であった。

暫く、七里御浜の海岸沿いに北進した列車は、乗客の少し増えた熊野を境に、山が海に迫る「リアス式海岸」を、トンネルや急カーヴを交えながら進んで行く。少し長めのトンネルに入ると、周と豊は、大声では言えない思い出話を交わす。由香・由紀姉妹の、下方を含む魅力の事共、彼女たちに初めて試した、本気の手マン・指マン話、帰ってから、美波がどう出るか?の予想とかだ。勿論、豊はそんな話の間にも、列車の前方を注意して見ていて、出口が近づくと「はい、やめましょう!」とか「阿久比さん、そこまで!」と、的確に制す。約一時間半の乗車中、ずっとそんな調子であった。夕方、ほぼ時刻表通り、長島駅着。列車を降りた二人を、意外な人物が迎える。それは・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の壁紙 JR紀勢線(物語中 紀勢東線のモデル)滝原駅。三重県大台町 2015=H27,10 撮影 筆者
東京スカ・パラダイス・オーケストラの今回楽曲「ルーティン・メロディーズ(Routine Melodies)」下記タイトルです。
Routine Melodies
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