FC2ブログ

記事一覧

南へ・・ 第16話「質疑」

av-32006.jpg
「周(あまね)さん・・」星空の下、もうすぐ寝静まろうとしている、夜の漁村の片隅で、彼とその女友達 宙(そら)との、LINEでのやり取りが続く。宙「そうかなあ。豊(ゆたか)君と貴方が、美波(みなみ)先生に会ったとなると、ただの挨拶じゃ済まない気がするんだけどなあ・・」 周「そうか、そう感じるか。俺としちゃ、マジでただの挨拶のつもりだったんだが」 宙「・・けど、夕べの会食には、美波先生もいらしたんでしょ。そうなると、ちょっとねぇ・・」宙の文言は、徐々にだが追及の口調になって行く。

周「宙ちゃん、ちょっと悪かった。そりゃ、少しは『あっち系』の教えがあるにはあったんだけどな・・」 宙「・・でしょう、やっぱり。美波先生はお医者様を目指してる事もあるからさ。そんな『今日は!』程度じゃ済む訳ないと思ったわよ」 周「ああ、悪い悪い。そこんとこは謝る。怒ってるか?」 宙「ふふ・・少しだけね。まあ、貴方とあたしの間柄も、姉が乱入して来そうだから、大きな事は言えないわ。でも、あくまで『授業』て所は、外さないでね」 「ああ、約束する。心配はさせないよ」 「分った。詳しい事は、今度会ったときに訊くから。まあ、つもりはしておいて欲しいわ」 「いいでしょう。それより、後一日、心残りない様、京都を見て周って来いよ」 「有難う。貴方の報告、楽しみにしてるわ」 「OK。楽しんで聞ける様にしてやるよ」 「それじゃ、又!」 「ああ、気をつけて!」交信終了。

豊、笑いながら「阿久比さん、余りいいタイミングじゃなかったみたいですね」と言えば、周「心配有難う。いやまあ、何とかかわしといたから、気にするな。それより・・」 「はい・・」 「美波さん、今夜は離れにお出まし・・かな?」 「ああ、どうでしょう。ただね・・」 「うん、何かな?」 「俺の親や親類たちと、明らかに酒飲まれてましたから、今夜 ウチ泊まりは間違いないでしょうね」 「なる程。そうすると、泊まる場所が母屋か離れかって違いだな」 「そうですね。ですが最低でも、俺たちんとこへ雑談位はしに来られる・・かな?」

そう言った豊の、舌の根も乾かぬ内に、若者たちの部屋の外で「二人、起きてる?」の優れた声。「ああ、美波さん、起きてますよ。どうぞ!」周、豊、どちらからともなく、こう返し。引き戸が開かれ、手提げバッグを携えた、美波の麗姿が現れ。何と、この夜は白衣姿、ナース・キャップまで頂いている念の入れ様だ。

「ふふ、今晩は。今夜は、一種の往診に来たのよ」微笑みながら「未来の女医」が語りかける。「ああ、これは・・お世話になります」若者たち、こう返し。「どう、変わりないかしら?」 周「はい、お蔭様で、上も下も一応大丈夫そうですが。まあ、顔と頭以外はね」 それを聞いた豊「阿久比さん、『頭』は余分ですよ。もし、おかしかったら、難関のA大学に通る訳がありません。まあ『顔』はお互い様ですから、右に同じですがね」 周、苦笑して「そうか、そりゃ悪い。そいじゃ『頭』はない事にするか」 「了としましょう。・・で、今夜診て頂くとこは・・と」豊がこう返すと・・

美波「ふふ、今夜はね、君たちの感度が見たいのよ」 「はあ、感度ですか?」若者二人は、直ぐには合点が行かない様だ。彼女は続ける。「つまりね、あたしが君たちの身体を撫でたりとか刺激して、どの位感じるかが見たいのよ」 周「ふんん、何となく分って来ました。俺、余り摩(さす)られたりすると、感じちゃい易いんですよ」 「それ、どの辺りかしら?」 「そうですね~、ま、上半身が多い・・かな。腋(わき)とか脇腹・・とかかな。下の方だと太腿(ふともも)の裏側とか、股近くの鼠径(そけい)って言うんですか。その辺がよく感じますね」傍らで聞いていた豊も「ああ、それ・・俺も大体同じ風ですよ」と合せる。

「ふふ・・二人、有難う・・」美波、含み笑いでこう言い「実はね、周さん・・」 周「はい・・」 「今夜これから、あたしも訊きたい事があるの。普通にお話しじゃ、答え難い・・でしょ。だから、気持ち良くなる様、マッサージしながら聞いてあげるわ」 「そ・・そうですか。でも俺、上手くお答えできるかなあ?」 「まあ、やってみなきゃ分らないけど、多分大丈夫、できるでしょ」 「ああ、はい・・そう言う事なら・・」周は、曖昧に応じた。傍らで豊は、黙って様子見をする。

「さあ、じゃ寝床に横たわって・・」 「はい・・」促されて周、そこに臥す。「俺ももう、横になった方がいいですね?」豊が訊くと、美波「うん。勿論、そうして欲しいわ」それを受け、彼も軽く頷いて、周の隣の床に臥す。美波は、二人の間に膝を崩し座った。緩めに纏った白衣の下から、僅かにピンクがかったブラやキャミソール、それに、白ストッキングが認められる。ショーツは・・どんなだろう?

「さあ、周さん・・」 「はい、美波さん・・」 「そろそろ、始めようか・・」 「はい、お願いします・・」これを合図に、美波は周の上に重なり、唇を合せて行く。舌も使った、濃厚なキスだ。数十秒も続けた後、耳たぶを、首筋を、口唇愛撫。その間、両の手指は 周の腋下に滑り込む。「ああ、か・・感じる。うぅぅ・・」最初の呻きが上がる。「み・・美波さん、ゆ・・ゆっくり、お・・お願いしますぅ!お・・俺は・・俺は・・ほ・・ホントに、そ・・そこは、か・・感じ易いんですぅ、うぅぅ・・」 「もう少し、頑張って欲しいわ。豊より、貴方の方が先輩なんだから、こっちの方も、良い見本になって欲しいのよ・・」 「あ・・は、はい!そ・・そう言う事なら、が・・頑張ります!ふ・・ふぅぅ・・」着ていた浴衣の上方を大胆にはだかれ、脇腹から上体全部を撫で摩られる周 もう「呻く」から「喘ぐ」レベルの、声の上げ方であった。

「さて、周さん・・」 「はい・・」 「熱くなったとこで、ちょっと待っててくれるかしら?今度は少し、豊を昂(たかぶ)らせようと思うの」 「ふふ・・それ、面白いですね。こいつの反応がどうなるか?俺も楽しみだ・・」 聞いた豊「嫌だなあ阿久比さん、俺の呻きとか、お聞きになりたいんですか?」 周「ああ、いやいや・・どうしてもって訳じゃないよ。しかしなあ豊!」 「はい!」 「気持ち良くなりゃ、自然と声が出る。そうじゃないか?」 「ああ・・そうなるかな。まあ、仕方ないですね」豊、苦笑し諦めた様に返す。そして、観念した様に「美波さん、宜しくお願いします!」

これを聞き、美波は頷いて、今度は豊に重なり、周と同様に、唇を交わし。それから、先に顎下に口唇で仕掛ける。ここが、豊の上体で一番感じ易い所なのだ。次いで耳たぶや首筋へと進む。両手指の方は、脇腹をメインに刺激して行く。「ああっ、ふっ!ふっ!か・・感じるぅ!」摩られた彼は、周以上に鋭く反応す。

「流石(さすが)だなあ。漁師の倅(せがれ)は・・」見ていた周、こう呟(つぶや)く。美波は、思い出の患者、そしてある意味「教え子」に、一種独特の愛情込めた、濃厚な愛撫を施して行く。口唇や手指が、敏感箇所に届く度(たび)、豊は「うっ!うっ!」と、小刻みに身体を震わせ、短い呻きで応える。周と合せ、小一時間、この甘美なマッサージが続いた。

「さあ、周さんに豊君・・」美波は続ける。「あたしばっかり触ってても何だから、そろそろ貴方たちの期待にも応えようかしらね。まず、こっちからね。ああ、豊君、ちょっと応援してくれる?」 「はい、いいですよ」熱くなり始めた豊が応じ、美波の白衣の胸元を開いて行く。「ブラ、ずらしていいですか?」 「ふふ・・どうしようかしらね」美波はこう言い、若者二人に向け「その前に、あたしからも訊きたい事があるんだけど・・」

周「はい、何でしょう?もう、こうなったら、大抵の事はお答えするつもりですよ!」すっかりスケベ心を全開にし、美波に向かってこう返し。「ハハ、あたしの胸やお尻が見られるとなると、途端に元気になるのね。まあいいわ。じゃあ、あたしの質問に答えてね」 「はい、そりゃもう、お答えしますよ~!」二人は、ついそう返してしまった。聞いた美波「じゃ、訊くわよ。今日、七里御浜の方へ行った時、君たちは素敵な出会いをしたでしょう。それも、とびきり綺麗なお姉さんたちとさ」 「うわっ!どうして分るんですか?」飛び上がらんばかりに驚く、周と豊であった。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 雨音レイラ
東京スカ・パラダイス・オーケストラの今回楽曲「サファイアの星(Charaさんとの共演)」下記タイトルです。
サファイアの星
スポンサーサイト
[PR]

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hakase32

Author:hakase32
愛知県在住の後半生男です。恐れながら、主に18歳以上限定内容を記して参ります。

お手数ですが、拙各稿を初めからお読み下さる場合は、下方にあります月間アーカイブ他のご利用をお願い致します。
他ブログを含め、拙記事の無断転用及び引用は ご遠慮下さい。

下記ランキングに参加しております。
クリックをお願いできれば幸いです。

官能小説ランキング

アクセスカウンター

愛と官能の美学

Shyrockさんの R18読み物集。他の作者各位も多数リンクされています。入口は、下記タイトルです。

赤星直也のエロ小説

赤星直也さんの R18読み物集。入口は、下記タイトルです。

未知の星

赤星直也さんの R18読み物集もう一つ。他の各位の作品も収録されます。

Mikiko's Room

Mikikoさんの、カテゴリー豊富な R18読み物集。独自視点の旅日記も好感です。

Adult Novels Search

R18 読み物の検索サイトです。

ブロとも一覧

拙バナーです

知人様より、優れたバナーを賜りました。必要時はご利用を Produced by Shyrock

もう一つの 拙バナーです

知人様ご厚意により、拙バナー追加編も賜りました。必要時はご利用を。 Produced by Shyrock

清き一票を(笑)

下記ランキングに参加しております。

日本ブログ村バナー


にほんブログ村 →できますれば、こちらも応援を・・

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

月別アーカイブ

これまでの拙連載「想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密(2016=H28,9~10)」と「轍(わだち)~それから(2016=H28,11~2017=H29,2)」  「母娘(ははこ)御膳(2017=H29,3~6)」  「南へ・・(2017=H29,6~8)」 「交感旅情(2017=H29,9~12)」 「パノラマカーと変な犬(2018=H30,1~5)」  「ちょっと入淫(2018=H30,6~10)」 「情事の時刻表(2018=H30,11~2019=R1,6)」 「レディオ・アンカーの幻影(2019=R1,11~2020=R2,5)」も お読み頂けます。