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南へ・・ 第21話「波唄(なみうた)」

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「大丈夫、温め合えば!」豊(ゆたか)が笑顔で発したこの一言が、美波(みなみ)と周(あまね)に、次の行動を促すきっかけになったかも知れないのは想像に難くなかった。この言葉を聞いた彼女は「さあ、始めようか」と、若者二人に揺さぶりをかけ始める。「美波さん、ちょっとお待ちを」周はそう言い、豊に「さあ、どっちが先にするかな?」と訊いた。

豊「阿久比(あぐい)さん、そりゃ貴方が先発ですよ。何しろ、Nの街から『来て下さってる』んですから・・」と返す。これを受け、周「それは有難う。じゃ、お言葉に甘えて・・美波さん、宜しくです」彼女は、笑顔で周に近づき、互いに背後に両腕を回し、最初の唇を交わす。「ああ、何か好い。何度目かのキスも、初めてするみたいで・・」一時、唇を離した周は、そう呟く。

「ふふ、周さん。いつものキスと、ちょっと違う風ね」美波が声かけ。周「はい、何せ、青空の下でするの、初めてですからね」と返し。美波「あら、そうなの。例えばさ、公園とかで、彼女と唇を重ねたりって事、しなかった?」 周「はい、残念かもですが、ありませんね」 「ふ~ん、そうすると、お部屋やお店の個室とかだけなんだ。映画館とかでも?」 「ええ、ないですね」 「そうかぁ、結構恥ずかしがりなんだね。でも、一昨日から見てると、随分大胆になったんじゃない?」 「そうかも知れません。例えば・・」そう言いながら周は、少し前から手を掛けていた、美波のブラのストラップをずらし、下へと下げた。

「あ・・」短い女の発声に続き、大きくはないが、優れた造形の、胸の双丘が露わになる。「ああ、何度見ても好い・・」周はそう言い、左の乳房に手を伸ばしながら、傍らで見ていた豊を呼び寄せ「お前も来い!」これを受け、美波の右側に寄って座り、周とは逆の乳房を摩(さす)り始め。「好いなあ、この感触!」 「はい、素敵な肌触りですぅ!」手指の愛撫から始まり、乳頭から周囲へ、そして、口唇による乳頭の愛撫へと移って行く。勿論、乳首を吸う「チュウチュウ・・」の小気味良い音を伴って・・

「ふっふっ!はぁぁ!ふ・・二人、とても上手。い・・好いわぁ!」両の乳房を高められ、美波の喘ぎも、いつもより深く濃いものに聞こえた。周と豊は、胸への愛撫の手を休めず、交互に美波の唇を奪って行く。そんな時は「くふっ、んんん!んふぅ~ん!」籠った喘ぎ声で応えた。暫くして・・

「さあ、二人・・」美波が言った。「そろそろ『男の象徴』を見せて欲しいわ」 「かしこまりましてござる!」若者二人はそう返し、前後して海パンを下ろし、共に生まれたままの姿に。周と豊、どちらの男根、そして陰嚢も甲乙つけ難く、斜めに天空を仰いで屹立(きつりつ)す。他の所の肌より少し色濃く、下草だけは、周の方が、僅かに濃いめだったが。

「ふふ、明るいとこで見ると、二人共、ご立派なアレだ事・・」立ち姿の若い二人の男根を交互に見比べながら、彼たちの前にしゃがみ、薄笑いを浮かべる美波、こう呟き、右手で周、左手で豊の男根を、陰嚢を、交互に摩り始め。「あ・・有難うございます!み・・美波さん、あ・・余り本気でなさらんでも、い・・いいですよ。ううう!」周も豊も平静を保てず、呻き始める。

摩り始めて 10分程後、美波は、右手で摩っていた周の男根から、口唇愛撫(フェラチオ)を施し始める。「ふふ、周さん、どう?」と訊けば「あ、ううう、み・・美波さん、と・・とても、す・・素敵ですう。ふっ、ふっ!」 「さあ、じっくりと高みへ連れてってあげるわ。だから、頑張ってね・・」 「はい、が・・頑張ります。ふううっ!」彼女はそう言い、周の男根と陰嚢を交互に頬張りながら、豊の下方への、手指での摩りも、抜かりなく続け。

「あうっ、ゆ・・豊!」口唇の攻めを受けながら、周は呻いて言った。「は・・はいっ、阿久比さん。だ・・大丈夫、き・・聞こえますよ」 「き・・今日はさあ、み・・美波さんのお蔭で、て・・天に昇った気分だなあ、あ・・ううう!」 「あ・・阿久比さん、そ・・それ、は・・激しく同意ですう。お・・俺も、続いて昇りますから、あ・・安心してい・・行って下さ~い。ふううっ!」

昨夜、発射を踏み留まった事もあり、周の「性能」は限界に近かった。舌技も交え、巧妙に高める美波のペースに嵌まり、彼の欲情は、徐々に臨界へと高められて行く。傍らの豊も、似た様な有り様。こちらはまだ、手指でしか高められていないので、できれば達したくない、と言うのが、彼の本音であった。

「美波さん、ちょっとお願い・・」周が声かけ。「はい、何?」彼女が返すと「この辺で、豊もお口で高めてやって下さいませんか?」 「もう・・君が発射してから、してあげるつもりなのに・・まあいいわ。じゃ、替わろうか?」 「はい、お願いします!」これを受け、美波は「豊、君の番だって」と、今度は豊の男根を、口に収めて行く。「あっ、あっ、み・・美波さん、と・・とてもいいです~、ふうう!」彼は、直ちに呻きを発した。

口唇愛撫(フェラチオ)の反応は、豊の方が敏感で神経質だった。まあこれは、美波も一応予想はしていたのだが。「うっ、うっ、ふあっ!み・・美波さん、お・・俺はもう、イ・・イきそうです。た・・達しそうですう~!」 美波、一度 豊の男根を口から離し「そんな事言わないで、もう少し頑張るのよ。絶頂へは、本当に繋がって行こうよ」 「は・・はい。が・・頑張ります!」と、暴発を免れた彼は返した。

「さてと、豊・・」周が言った。「はい、聞きましょう」豊が返すと「ここまで、美波さんに気持ち良くして頂いたから、そろそろ俺たちも、お返しをせんといかん。お前と二人で、この女性(ひと)の核心に、お返しをするのだ。分かるな」 「勿論です、阿久比さん。俺も、そろそろだと思ってました。で、どんな体位(ポーズ)で行きましょうか?」

「おお、訊いてくれたか!」周は、こう反応した。「美波さんも聞いて下さい。これまで、やった事のない体位で、してみようと思うんです。でな、豊・・」 豊「はい、続いて聞きましょう」 「早い話、美波さんを真ん中にして、三人で重なるんだ。お前悪いが、一番下になる。その上に美波さん、俺は、一番上から重なる格好な」

美波「ふふ、何となく分かるわ。上と下から、あたしをサンドイッチみたいにして、下半身に仕掛ける気ね。嫌らしいわ」こう言い、苦笑す。「でもそれ、してみても良いわよ。中々興奮できそうだもの」 周「有難うございます!じゃ、これで行きますね」豊も頷き、三人は、直ぐ準備に入った。

まず、下になる豊が、レジャー・マットに仰向けに臥す。その上に、美波が、身体の上下を違えて仰向けに。更にその上に周が、豊と同じ上下で、これは下向きに重なる。これで、上下から、美波の下方に、若者二人が交互に口唇愛撫(クンニリングス)を施せるのだ。

「ふふ、何だかスリリングね。何をされるか、期待と不安ってとこだわ」上下に重なられた美波、こう呟く。「ハハ、まあこれも冒険ってとこですね」周は、笑って返す。「冒険・・ですか。阿久比さん、上手い事 言われますねえ。ホント、そんな感じになって来まして・・」と、豊も応じ。

「よし、それでは・・」周は続けた。「美波さん、冒険の始まりです」 「うんうん、進めて・・」美波は、頷きながら、返す。聞いた周、水着のフレア・ミニを少しだけ捲ると、その下のアンダー両脇に両の手をかけ、ゆっくりと下ろして行く。白昼の青空の下、美波の「女の真実」が、三度 若者たちの眼前に晒される。「ああ・・」見られる事への恥か、美波の、微かな喘ぎが発せられた。それが反って、これからの展開への期待にも感じられる。それに寄り添うかの様に、絶えず静かな波音が奏でられ・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 篠田りょう
東京スカ・パラダイス・オーケストラの今回楽曲「そばにいて 黙るとき」下記タイトルです。
そばにいて 黙るとき
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