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交感旅情 第6話「蠢夜(しゅんや)」

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「あら、宙(そら)ちゃん、早いわね」 「ええ、外の用事が済んで直ぐ、戻ったものですから・・」新潟へ向かう、名豊電鉄の夜行高速バス階下の、トイレを覗き見した宙が、自席に戻った直後、小用と化粧直し、買い物少々を済ませた初美が、車内へと戻った。「道路混雑してたけど、ここまで順調そうで良い事ね」 「そうですね。このまま終点までスムーズだと良いですわ」同様に、車外へ行っていた周(あまね)と中条も、前後して戻る。

到着から十分余り。二人の運転手(ドライバー)も戻り、当番は、車の周囲やタイヤ・コンディションをざっと見した後、運転台(コクピット)に陣取って出発準備、交代運転手は、席に戻った乗客の確認と、その要望(リクエスト)対応などに当たる。少しして、彼は言った。「全乗客28名着席。出発準備OKです!」これを受け「了解。1号に続き、出発します!」当番運転手が返事。並行にスライドする、スイング式乗降扉が閉ざされる。日付が変わる正に0am、二台のバスは、静々と動き出した。

山間の登りを、右に左に緩いカーヴを描きながら、県境の長いトンネルへと向かう中央道。先程より少し大きめの遠心力、時折「ドン、ドン!」と来る、路面の凹凸を拾う上下動、ギアの高低を切り替える、ほんの少しのシフト・ショック、エンジンの響きも入り混じる、細かい振動。それらが織りなす独特な刺激が、宙にとっては、徐々にだが性的な興奮に繋がって行く様に感じられた。走る速度は 70km/H位か。これが、長大トンネルを間近に控える、この辺りの中央道制限速度である。

「ああ・・やっぱり、ダメだわ」下方をスカート越しに撫でながら、宙は呟く。「何とかこらえて、やり過ごしたいけど、やっぱり・・昂っちゃう・・」二つの長大トンネルを十数分で抜け、G県南部の I盆地に入ると、地方都市を一つずつ経る度に、交通量が、少しずつ減って行く様に感じる。交代運転手は、トンネルを通過中に、休憩に入った様だ。

我国有数の大河、T川の河岸段丘が創った I盆地の北端に達したのが、1am近く。心配された渋滞の様子もなく、二台のバスは、恰も線路上を滑る二両編成のディーゼル気動車の如く、鉄壁の編隊と適切な車間を守り、一寸の狂いもなく、走行車線を粛々と北上して行く。先刻より、満席の乗客は、悉く眠りに落ちた様だ。「よし、今だ!」意を決した宙は、慎重にシートベルトを解く。次いで、己のデニム・スカートの両脇を腰の下まで捲り上げ、着けていた、肌色のショーツを下ろしにかかる。

「やっぱり・・」彼女は呟く。「心地良い揺れで、秘液が出ちゃった。仕方がない。暗いから分らないでしょ」周の座る前席下の、カップ・ホルダーを起こし、なるべく広げて乾かす事にした。そして「もう・・」走行を続けるバス、三菱ふそうエアロ・クィーンに向かってこう呟いた。「ちゃんと走るのよ。ホントにスケベなんだから・・」

備え付けのスリッパを履き、席を立った宙、静かに前席の後ろに立ち、仮眠中の周に、唇を合せ。「んっ!」呻く彼に向かい、こう言う。「シーッ!静かに。話があるの。ちょっと来て欲しいわ」そして、彼が動くより早く、そのシート・ベルトを解いた。「話?そんな場所、あるのかよ?」訝(いぶか)りながらも、周囲の乗客に気付かれぬ様、宙と同様、備え付けスリッパで抜き足・差し足で続く周。トイレへと続く、彼女の席直後の下り階段は、特に要注意だ。

何とか他の乗客たちに気付かれる事なく、階下のトイレにたどり着いた、若い二人。周は勿論、扉を施錠。宙は、長めでフレアのデニム・スカートのまま、洋式便器に腰を下ろし・・と、次の瞬間、それを太腿の所まで捲り上げ、扉の前の周に向かって、大きく脚を上げ、曲げ開いて見せた。

「おい、何だこれは?」つい、大声を上げそうになったのは無理もない。宙の下方は、ベージュのノーマル・ソックスだけを着けていた。当然備わるはずの、ショーツがない。つまり、下半身裸と言う事だ。「これは現(うつつ)か?」周は思わず、我が目を疑いたくなった。

「おい、宙ちゃん・・」周が声かけ。「はい・・」宙の返事に、「引き返すなら、今の内だぞ。ここがどこだか、分ってるのか?何十人もの人が、一緒に乗ってるんだぞ。それに・・」 「それに、何よ?」 「このトイレの隣辺は、交代運転の方の休憩室だ。並みの人より、遥かに敏感なプロだぞ。それでもやる気か?」 「周さん・・」 「ああ、何?」 「貴方、去年秋の、地下鉄での出来事を、忘れた訳じゃないよね。そんな大口を利けるの?」

こう出られると、途端に語気鈍る周であった。「ダメだ。こうなると、俺じゃ押えが利かん。困ったものだ・・」 「それにさ・・」宙が続ける。「そんな恰好つけておいて、実のとこは、亀さんが礼儀を正してるんじゃないかしら?」 「くっ・・」言い返したくなる想いを、周は辛うじてこらえた。

「さあ、分ったわね」宙はこう言い「だからさ、これから一時間位、二人で好い夢を見たいだけって事よ。ほら見てごらん。スケベなバスも、心地良い揺れで応援してくれてるわ」 「それは嘘だろ?」頷く一方、内心で周は、こう思っていた。「貴女が心地良いと思ってるのは、変なとこで昂ってるからだよ。本当のとこは、最近の自動車技術の進化で、このバスも乗り心地が向上しただけの事だ!」

そう思う一方で、やはり男の本性はどうにもならぬものらしい。便器に跨り、下方を捲り上げ挑発する宙の前に、彼の男根は、徐々に勃起を余儀なくされて行く。「ふふ・・」太腿と股間を見せつけながら、宙が言う。「周さん、隠しても無駄よ。ジーンズ越しに、亀さんが『早く出せ~、出せ~!」て叫んでるもの」 「うっ・・」呻きながらも、周は、その事実を認めざるを得ない。

「さあさあ・・」宙の挑発が続く。「運転手(ドライバー)さんが交代される前に、早く上に昇ろうよ。このトイレはね、明け方は混むかもだけど、今からすれば大丈夫。多分ね・・」 「分った・・」周は、静かに返す。「そうまで言うなら、貴女の願いとやらを叶えてやろう。俺ももう、後戻りはせん」 「OK、約束よ。まずは、キスして」 「ああ、今行くよ」

便器座りの宙を覆う様に、周は上から唇を重ねる。「ん、んん・・」 「ん、うう・・」互いに喘ぎを押し殺しながら、最初の口づけは短めに。次いで、互いの舌を吸い合い、周は、宙を上向かせ、首筋回りや耳たぶを舐め、高めて行く。「くふっ、んん・・」喘ぎそうになる宙の唇を、再び奪う。

「声を出すな。周りに気付かれちゃ困るだろ」まるで、標的を脅す凶悪犯の様に、凄んだ調子で周が言った。「・・わかった。確かにね、静かにしないと・・」この間に周は、上方のブラウス越しに、乳房や腰上の括れを交互に愛撫。胸の双丘は、少し固めの様だった。

「さてと・・」周が言った。「?」 「本当はどうかってとこだが、好い眺めじゃんか。さあ、挨拶をさせてもらうよ」そう続け、しゃがみ込むと、露わになった、宙の股間に唇を重ね。土手付の秘溝、下草、陰核(クリトリス)、下に控える菊花(肛門)が、一同に会す絶景。

「ふ・・んん」喘ぎを押し殺す宙。下方へのキスを終えた周は、舌技も使い、秘溝に深く滑り込ませ、確実に昂る様、じっくりと舐め上げて行く。程なく、微かな粘り気を帯びた秘液が分泌され、初め「クチュクチュ・・」と軽めだった愛撫の音が「ジュルジュル・・」なる、些か耳障りなそれに変わって行く。喘ぎを表にできない宙、首を左右に振り、或いは曲げ開いた美脚をバタつかせ反応す。依然寝静まった車内。宵闇を突き、北を目指す二台のバスは、粛々と進む。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 佐藤里亜
葉加瀬太郎さんの今回楽曲「春をどうぞ(I give You Spring)」下記タイトルです。
I give You Spring
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