FC2ブログ

記事一覧

交感旅情 第7話「秘技」

62de4388.jpg
満天の星空の下、深夜の自動車道を行く、二台の新潟行夜行高速バスの、落ち着いた走りが続く。その二台目 2号車階下のトイレ内では、宙(そら)と周(あまね)の、本当は芳しからぬ秘め事が繰り広げられていた。「ん、んん・・」他の乗客乗員に知られまいとして、懸命に声を押し殺す宙の様子は、その下方に口唇愛撫(クンニリングス)を見舞う、周にもはっきりと届いていた。

「それにしても・・」ルビーの如く、暗い照明に映える陰核(クリトリス)と外陰部を、舌先で交互にチョロチョロと高めながら、周は思う。「つい半年前・・は分るが、あの時の地下鉄での出来事が、ここまで尾を引くとはなぁ・・」それはまだ大学受験前だった前年の秋、彼がほんの邪心から、宙に対し、Chikanまがいの挙に出た事だった。あわや逮捕と言う瀬戸際で、宙の母 花井 妙(はない・たえ)の取りなしもあって、刑事免責と相成ったのだったが。

ただ、その事があって以来、宙は周に、その言質を取ったかの様な出方を、時々する様になったのは事実だった。あの日、地下鉄車内で抱いた邪心が、今 己の恋人を見舞っている。「何とかしたい。でも、行く所まで行かねばダメなのか?」そんな疑念が、周の頭に渦巻いていた。

バスは依然として、安定した走りを続ける。時折現れる、路面の荒れを拾う、少しの揺れさえ気にならなければ。「周さん・・」宙が言った。「はい、何?」 「そろそろ、亀さんに会いたいわ」 「分った、でも・・」 「でも、何?」 「しゃぶるのは、頭だけにしとけよ」 「何故?」返す彼女は、不満そうだ。「それは・・」周は続けた。「ここは、いつもの部屋じゃないんだ。いいか、走ってるバスの中だぞ。もしも、急停止なんかで、その時に俺たちが飛ばされたりしたら、どうなる?」 「そんなの、その時にならなければ分らないわ」 「あのさ!」もう少し露骨に言わなければ理解されない様だ。

周は続ける。「もしもだ。俺のを咥えてる時に、急停止になってみろ。貴女の喉の奥まで突き刺さって、窒息って事だってあり得るんだぞ。そうなったら、どうなるかなんて、分らんだろうが!」 「うん。分った。じゃ、先っぽだけにしとくから・・」これを受け、周は己のジーンズとトランクスを下ろし、宙に見える様、下半身を露わにして行く。

「ふふ、素敵・・」宙は言った。「いつ、どこで見ても、貴方の亀さん、好い感じ・・」 「おい、待てよ。いつでもどこでも、とは行かんぜよ。それをやったら、俺は変態になっちまう!」周は慌てて、そう返す。「まあまあ。勿論あたしと二人だけの時によ。玉袋の金さんも、下の陰毛(ワカメ)も固くて期待できそう・・」ニヤリと笑い、眼前に現れた亀頭に食らいつく。

「あっ、うんん・・」決して、声を上げてはいけない夜行高速バスのトイレ内で、周もそれを押し殺し、宙の口唇愛撫(フェラチオ)を賜る。「う・・うん。宙ちゃん、じ・・上手だ。こんな所でよくやるわ。あ・・余り時間なくて、わ・・悪いな。うぅぅ・・」暫く、周の亀頭は、宙の、舌を交えての秘技に高められ、カウパーと呼ばれる我慢汁を滲ませながら、否応なく礼儀を正す。暫く後・・

宙「ああ、熱いわ。周さん、そろそろかしら?」 周「OK。余り長引かせちゃ拙い。そろそろ繋ぐとするか。あの事は大丈夫なのかい?」 「それはいいわ。あたしはこの旅行中、安全期よ」 「分った。有難う」周はそう言い、宙の上を覆う様にしていた態勢を、少し後ろに下げる。そして、彼女の曲げ開かれた両脚の奥、秘溝に高さを合わせるべく、腰を落としてその時に備える。

「いいか?行くぞ」 「ええ、来て・・」便器に跨ったままの、宙が頷くのを確かめ、周は己の両膝を曲げて前傾の姿勢を取り、秘液で濡れそぼった様子が分る彼女の秘溝に、己の亀頭を合せて行く。先端が外陰部に分け入り、そのまま「スゥ~ッ!」と(恐らくは)美麗な朱の肉壁の迎撃を受け、ゆっくり、しかし確実に、子宮口へと連結される感触が、手に取る様に伝わって来る。

「ふっ、はっ、ふんん~っ!」 「ん、んん・・うぅぅ~!」大きな喘ぎが外に漏れぬ様、用心しながらの抱擁と交合。ポルチオ性感のなせる、大きな歓びだ。周はこれを受け、バスの動揺の感じも見ながら、ゆっくり、腰を前後に動かし始める。交わり初めの、毎度の儀式と言う意味もあるが、この夜はやはり、万一の場合を思い描いての、用心もあった。

「ん・・ん・・ん・・ん・・んぅぅ~!」腰の動きに合わせ、宙は、籠った様な、小さい呻きを発す。「いかんなあ。反って昂奮しちまう・・」そう思いながら、周は、様子を見て彼女の唇を、時々奪いながら行為を進める事にした。繋がり始めは、はやる気持ちを押えての、スロー・ピストンを心がける。

「ああ、あ・・周さん・・」 「はい、何かな?」 「ち・・ちょっとだけ、姿勢(ポーズ)変えるね」 「ああ、いいよ。俺はこのまま・・かな?」 「うん。そのままで。変わったら、さあ動いて・・」宙はそう言いながら、上を覆う周の腰に、その両脚をガッシリと組み付ける。「ふふ・・」宙は、不敵に微笑んだ。「狭くてよく揺れるけど、蟹さん挟み、上手く行ったわ」

「ハハ、ベッドとは違うから、大変だろうが」周、笑って返し。「ううん、この体位が一番よ。さ、遅くならない内に、二人して絶頂へ行きましょう」 「いいよ。だけど焦りは禁物だ。ここは少し時間を取って、じっくり高まろうや」 「貴方も気にする、他のお客さん方、大丈夫かしらね?」 「まあそれは、運を天に任すしかないが、多分大丈夫だろう。それを信じようじゃんか」男根を「女」に繋いだ周のこの言葉に、繋がれた宙は、こっくりと頷く。小半時位の後・・

「さあ宙ちゃん。そろそろ絶頂へ行こうや!」 「うんうん。最後の高め合い、宜しくね」 「OK、任せとけ!」宙の上体を抱き、下方を美脚に挟まれた周はこう言い、己の腰使いのペースを速める。部屋での交わりなら、周囲への漏れが懸念される程の、大きな喘ぎと呻きを伴っての行為となるはずだが、このトイレでは、それが許される状況ではない。

「ふっ・・んっ・・んっ・・んっ・・んぅぅ~っ」 「はっ・・ふっ・・ん・・うぅぅ~っ!」トイレ入りしてから小一時間、若い二人は、遂に絶頂に立った。繋がれ高められ続けていた宙の表情が、ふっと緩む。「ああ・・ああ・・良かった」 「おめでとう、宙ちゃん。俺も、とても良かった」笑顔で、上と下から、改めて唇を重ねる二人であった。

周が言った。「宙ちゃん、意外な技持ってるな。こんな狭くて、揺れるとこでも、ちゃんと絶頂まで行けるのだからな。俺、感心したわ」 「ふふ、確かにあたしの技かもだけど、周さんが、せっせと素敵なピストンで、高める努力をしてくれたのも大きいわよ」 「上手い事を言うなあ。ちょっと前、健の伯父さんも言われてたけど、男って、結局バカな心がけしかできないんだって。だから、性交(セックス)の時も、余りあれこれ技とかを考える余裕がないみたいだってさ」 

宙「でも、それは慣れと経験で向上するんじゃないかしら。貴方だって、今夜のこんなとこでも、以前よりは粗っぽくないもの」 周「そうか、そりゃ有難う。上達はいいけど、そりゃつまり、俺が『オッサン』に近づいた事の証明でもあるしな」 「余り気にしないで。『オッサン』は、皆どうせスケベな生き物だから」 「いや~、これも上手い!俺、一敗だわ」上と下でこう言い合いながら、二人は笑った。

「さあ、離れてもいいかな?」 「OK。ゆっくりとね・・」宙の返事を聞き、頷いた周は、彼女の秘溝に繋いでいた男根を、ゆっくりと抜き放す。「それ、あたしに頂戴!」促されるまま、亀頭を、宙の口元へ。再び食らいつき、亀頭に付いた男精を舌技も交えて拭う「掃除フェラ」だ。「有難うね」終わった所で、周が、下着とジーンズを履き直した所へ、宙の膣内に射出され、流れ下った男精が、秘溝から姿を現す。

「宙ちゃん・・」周が言った。「今夜は、ザーメン・キスはなしな」 宙「分った。時間がないんでしょ。残念だけど、仕方ないわね」その返事を聞いて、周は備え付けのトイレット・ペーパーで、外陰部の男精を丁寧に拭き取る。終わると彼女に、スカートを戻す様促す。「俺が先に戻る。貴女は、少し間を置いて、戻ってくれ。静かにね・・」 「ええ、お互いに・・」 「有難う・・」

再び忍び足の周が、ゆっくり静かに席へと戻る。少しの間の後、宙が、同様の足取りで自席へ。事後の後始末は、勿論二人でチェックして、抜かりなく行った。戻って十分程後、後席の若い女性客が一人、トイレへと立った。「ふぅ~、危なかった!」宙と周の、この夜の秘め事が終わった。二台のバスは、冠着(かむりき)峠のトンネルを抜け、G県都を見下ろす、中条の語っていた絶景ポイントに近づいていた。もうすぐ 2am。運転手(ドライバー)交代と、車両目視点検の為の、運転停車が近づく。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 小島みなみ
葉加瀬太郎さんの今回楽曲「Loving Life」下記タイトルです。
Loving Life

にほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
[PR]

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hakase32

Author:hakase32
愛知県在住の後半生男です。恐れながら、主に18歳以上限定内容を記して参ります。

尚、他ブログにて、政治社会の事共や、鉄道交通に関する趣味的事柄にも触れております(下記アド)。
https://blog.goo.ne.jp/hakase32
お手数ですが、拙各稿を初めからお読み下さる場合は、下方にあります月間アーカイブ他のご利用をお願い致します。
他ブログを含め、拙記事の無断転用及び引用は ご遠慮下さい。

下記ランキングに参加しております。
クリックをお願いできれば幸いです。

官能小説ランキング

アクセスカウンター

愛と官能の美学

Shyrockさんの R18読み物集。他の作者各位も多数リンクされています。入口は、下記タイトルです。

赤星直也のエロ小説

赤星直也さんの R18読み物集。入口は、下記タイトルです。

未知の星

赤星直也さんの R18読み物集もう一つ。他の各位の作品も収録されます。

Mikiko's Room

Mikikoさんの、カテゴリー豊富な R18読み物集。独自視点の旅日記も好感です。

Adult Novels Search

R18 読み物の検索サイトです。

ブロとも一覧

拙バナーです

知人様より、優れたバナーを賜りました。必要時はご利用を Produced by Shyrock

もう一つの 拙バナーです

知人様ご厚意により、拙バナー追加編も賜りました。必要時はご利用を。 Produced by Shyrock

清き一票を(笑)

下記ランキングに参加しております。

日本ブログ村バナー


にほんブログ村 →できますれば、こちらも応援を・・

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

月別アーカイブ

これまでの拙連載「想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密(2016=H28,9~10)」と「轍(わだち)~それから(2016=H28,11~2017=H29,2)」  「母娘(ははこ)御膳(2017=H29,3~6)」  「南へ・・(2017=H29,6~8)」 「交感旅情(2017=H29,9~12)」 「パノラマカーと変な犬(2018=H30,1~5)」  「ちょっと入淫(2018=H30,6~10)」 「情事の時刻表(2018=H30,11~2019=R1,6)」 「レディオ・アンカーの幻影(2019=R1,11~2020=R2,5)」も お読み頂けます。