FC2ブログ

記事一覧

交感旅情 第12話「河畔 (かはん)」

09ba7758.jpg
昼近い、発電所と堰堤(えんてい)を臨む、満開の桜の下で、女二人の妖しい行為が進んでいた。ブラウスの前をはだかれ、胸の双丘を露わにされた初美に、若い宙(そら)が、乳房にむしゃぶりつく姿態である。花見客と写真隊は、ほぼその全てが、間もなく、傍らを通る JR磐越西線の鉄路の上に姿を現すであろう怪物(モンスター)の出現を、固唾(かたず)を呑んで待っている風情である。

「ああ、ああ・・宙ちゃん」 「はい、初美さん・・」 「あたしの乳房(おっぱい)を味わわせてあげたんだから、あたしの問いにも答えて欲しいわ」 「はい、余り上手く話せないかもだけど、いいですよ」散り始めの花の下、少し間を置いて、宙は語り出した。

「実は、最初の休憩の時、皆さんが降りている間に、先に戻って、下のトイレを様子見したんです。それで、ちょっと好い感じになったのが、きっかけですね」 「ふぅん。随分狭いトイレだったけど、一回戦位はできるかな・・て思ったのね」初美が返すと「まあ、そんな感じですね。日付が変わって暫くは、よく眠れませんでした。長いトンネルを抜けてから暫く、ふっと目を覚ますと、皆さんが眠ってるのが分りました。確か 1am前位だったかな。『やるなら今だ!』て思って、前にいた周(あまね)を、キスで起こしたんです」 

初美「ふふ、そこは洒落てるわね。彼も悪い気はしなかったんじゃない?」 「はい、多分そんなだと思います。それで、皆さんに気付かれない様に、二人で静かにトイレへと立った訳ですよ」宙はそう言い「初美さん、今度は、あたしのに触って欲しいわ」と続ける。

「ふふ、それ、言おうかなと思ったの。それじゃ・・」今度は、初美が宙の上シャツとブラを捲り上げ、胸の双丘を連れ出す。彼女より、僅かだが豊かかも知れない。「さ、極上のマッサージをしてあげるわ。続けて・・」 「はい、でも、ホントに母乳(おっぱい)が出ちゃうかも・・」 「大丈夫、それはないわよ」初美は笑ってこう言い、曝け出された、宙の「胸の双丘」にゆっくりと刺激を加えて行く。

「あ、は、ああ・・好いわ。それじゃ・・」軽い喘ぎを上げ、宙は続ける。「トイレが狭い事は分ってましたから、あたしは、予め自席でショーツを脱いでいたんです。思った通り、秘液で結構濡れてましたね」 「ふふ、若い娘(コ)らしくて好い話だわ。周君、知ったら匂い位嗅ぎたかったんじゃなくて?」 「ああ、彼、それを後で気がついたみたいね。はっきりとは言わないけど、少し惜しがってましたね。でも・・」

初美「でも、何かしら?」 宙「その時は、周りが暗かったのもあって、そんな事を考える余裕はなかったですね。とに角、二人無事にトイレに収まって、ドア・ロックするまでが不安でした」 「まあ、そんなでしょうね。貴女たちが、そんな場所で盛るのもどうかと思うんだけど『なりゆき』じゃ仕方がないわね。彼、発射したの?」 

宙「ええ、仰る通りの流れでして。バスの揺れと向き合いながらの、熱く深い交わりで、周も、一度は射精がありましたね。ご理解有難うございます。あ、あ・・」語りの間にも、初美の巧妙な乳房への愛撫に、宙の返事は、喘ぎ交じりになった。更に、乳頭への口づけや甘噛み、谷間への舌技が仕掛けられ、宙の表情は、一時恍惚としたものに・・。

「ハハ、まあ若いカップルらしい事。言ってしまえば『バカップル』だけど・・」初美が、この感嘆符を発した時、正午の時報サイレンが鳴った。「さあさあ、もっと昂ぶりたいとこだけど、SLの列車が来た後は、こっちへも花見の人たちが流れて来るわ。今はここまでにしましょう。貴女も、一度はイってるから大丈夫でしょ?」

 聞いた宙、些か呆れた様に「はい、まあそうですね。あたしは良いけど、初美さんは、あの方が『溜まってる』て事はないんですか?」訊く。対する初美「ふふ、まあ『大きなお世話』てとこだけど、あたしは大人だから、その辺の不安は、今はないわ。ただね・・」宙「ただね・・何でしょう?」 「夜になると、何とも言えないけど・・」 「あは、そうですか。楽しみだわ・・」宙が返した直後・・

川上の山間の方角から、女二人が これまで耳にした事のない、サイレンの音と獣の咆哮が入り混じった様な、太い音色が響いて来た。宙「あれは・・?」 初美「多分ね、SL(蒸気機関車)の汽笛だと思うわ。列車が見える所まで行こうかしら」 「そうですね・・」衣服を直した二人は、川べりを離れ、JR磐越西線の線路が見える位置まで戻る。「コンデジは、あるかしら?」 「勿論!」

堰堤を右手に見ながら、川と線路の丁度中程まで来た時、右手から一陣の煙、そして・・「バォォ~ッ!」今度ははっきりと、太い汽笛が響き渡る。それに続き、獣の息吹の様な、速いテンポの排気音(エグゾースト・ノート)を轟かせ、桜の群れ咲く彼方の築堤上に、蒸機 C57に率いられた 7両編成の濃色の列車が「ボッ!」と現れた。「SLばんえつ物語」の通過である。

「ああ、一幅の絵だわ・・」初美、感嘆してこう言い。宙は「思ったより、随分速いスピードですね。歌にある様な、田舎の汽車じゃないみたい・・」と応じた。煙と走行音の協奏が、左手に遠ざかる時に、もう一声 汽笛が吹鳴された。何とか撮影を果たした女二人は、暫し聴き入った。

前後する、築堤下の、周と中条の事も少し。発電所傍の河畔へ、花見に向かった初美と宙を見送った彼たちは、直ぐに三脚を構え、撮影の準備。「余り露出は上げん方が良い。薄曇りだから、調整ゼロでも良いかもな」中条が言えば、周も「分りました。焦点(フォーカス)はどうしましょう?」 「余り自信がねぇなら、AFでも良い。ただ、過信は禁物だから、慣れてるなら、自分で合せるMFを選んだ方が良いかもな」 

周「分りました。まだ時間があるから、自分で合わそうかな」 「MFでも、焦点が合えば音で知らせるはずだから、一度試すと良いぞ」 「そうですね。やってみましょう」そうこうする内に、既に設営していた先着組も戻り、一礼を交わして、情報交換などする。

中条は言った。「撮り鉄は、構図とかで無理したり、確かに評判が不良なとこあるが、それは一部だ。大半は、常識の分った良い奴が多いからな。なるべく折り合って、仲良くする事だ」 「そうですね。そうした方が、自分たちもやり易いし・・」 「それによ、周り全体に迷惑になる様な輩が現れたら、全員で共闘して、排除せんといかん事もあるぞ。構図に入る様な、迷惑駐車の場合とかだ」 「大いにあり得ますね。まあその時にならんと分らん事もありますし・・」

各々カメラの設置を終え、一息ついた正午少し前、中条たちの脇を、黄色の乗用車が走り抜ける。「美人姉妹さん、間に合った様だな」 「そうでしょうね。この辺は満員だから、自分たちの前で、しゃがんで撮ってもらいましょうか?」 「それが良いね」正に、時報のサイレンが鳴る寸前、カメラとかを携えた、由香、由紀の姉妹が現れた。「お待たせしました!」 「間に合って、良かったな!」

中条は、周囲の撮り鉄衆にも「後二人、連れが来る」事を予告していた。更に、彼と周の前でしゃがめば、撮影可との了解も取り付けていたのだ。これを話すと、姉妹は快諾してくれた。姉の由香が、男二人と同様の一眼デジカメ、妹の由紀は「パワー・ショット」と呼ばれる、一眼に近い性能を持つ、大き目のコンデジで撮影に臨む。蒸機列車の通過まで、後少し。

「伯父さん、後で話したい事が・・」周の申し出に、中条は「分った。楽しみにしておく。そして、皆・・」と、姉妹にも声かけ。「動画や音録る人もある。喋るのは、通過の後な・・」 「分りました・・」離れた山間で、微かに汽笛が発せられる。現れるまで、後僅か。集った人々は、カメラ、或いはビデオ・カメラの電源を入れ、レンズ・カバーを外し、臨戦態勢に。周の、中条に告げた「後で話したい事」それは・・。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 成海うるみ
葉加瀬太郎さんの今回楽曲「エターナル(Eternal)」下記タイトルです。
Eternal

JR磐越西線 蒸機 C57 「SLばんえつ物語」走行動画(引用) 下記ナンバーのクリックでご覧になれます。
C57180/1

にほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
[PR]

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hakase32

Author:hakase32
愛知県在住の後半生男です。恐れながら、主に18歳以上限定内容を記して参ります。

尚、他ブログにて、政治社会の事共や、鉄道交通に関する趣味的事柄にも触れております(下記アド)。
https://blog.goo.ne.jp/hakase32
お手数ですが、拙各稿を初めからお読み下さる場合は、下方にあります月間アーカイブ他のご利用をお願い致します。
他ブログを含め、拙記事の無断転用及び引用は ご遠慮下さい。

下記ランキングに参加しております。
クリックをお願いできれば幸いです。

官能小説ランキング

アクセスカウンター

愛と官能の美学

Shyrockさんの R18読み物集。他の作者各位も多数リンクされています。入口は、下記タイトルです。

赤星直也のエロ小説

赤星直也さんの R18読み物集。入口は、下記タイトルです。

未知の星

赤星直也さんの R18読み物集もう一つ。他の各位の作品も収録されます。

Mikiko's Room

Mikikoさんの、カテゴリー豊富な R18読み物集。独自視点の旅日記も好感です。

Adult Novels Search

R18 読み物の検索サイトです。

ブロとも一覧

拙バナーです

知人様より、優れたバナーを賜りました。必要時はご利用を Produced by Shyrock

もう一つの 拙バナーです

知人様ご厚意により、拙バナー追加編も賜りました。必要時はご利用を。 Produced by Shyrock

清き一票を(笑)

下記ランキングに参加しております。

日本ブログ村バナー


にほんブログ村 →できますれば、こちらも応援を・・

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

月別アーカイブ

これまでの拙連載「想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密(2016=H28,9~10)」と「轍(わだち)~それから(2016=H28,11~2017=H29,2)」  「母娘(ははこ)御膳(2017=H29,3~6)」  「南へ・・(2017=H29,6~8)」 「交感旅情(2017=H29,9~12)」 「パノラマカーと変な犬(2018=H30,1~5)」  「ちょっと入淫(2018=H30,6~10)」 「情事の時刻表(2018=H30,11~2019=R1,6)」 「レディオ・アンカーの幻影(2019=R1,11~2020=R2,5)」も お読み頂けます。