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交感旅情 第15話「華宿 (はなやど)」

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温泉地 咲花(さきはな)。夕刻、JR磐越西線の下り普通列車、「キハ47型」と言われる旧国鉄ディーゼル気動車から、プラット・フォームに降り立った中条たち四人の視界には、もうこの日の宿「S亭」の佇まいが映り込んでいた。殆ど駅前と言って良い近さ。どうゆっくり歩いても、二分とはかからないだろう。

「ささ、とりあえず部屋で一服しようじゃんか!」一同を促し、中条は、品の良い造りの前庭から、宿の玄関をくぐる。勿論、鉄筋コンクリ準和風の建物下と周囲には、客用駐車場の設備もある。「いらっしゃいませ、お疲れ様でした!」上品の内にも力感籠る、従業員複数の出迎え挨拶を受け、中条が、一同を代表してチェック・インに臨む。

預けていた、各自の手荷物が戻され、女将(おかみ)の案内と、手荷物運びを応援する、若い男性フロント係の同行を得て、EVで上階の部屋へ。今夕から明朝にかけては、阿賀野川を臨む、16畳の角部屋。窓側の居間(リヴィング)、檜の内風呂、広めのトイレ洗面所もある、貴賓室に次ぐ格式の 上質な部屋だ。清々しい青畳が、目を奪う。

部屋入りし、手荷物を出入り口脇の置き場に集め、寛いだ所で、茶菓が出されて女将の挨拶。最上階の露天風呂、階下の食事処にての夕食の案内や、部屋の設備と非常通路の説明を受け、暫くは、山間から平地へと流れ下る途上、段々とその威容を増す阿賀野の流れや、徐々に傾く夕陽を受けて輝く、山間の様子を眺めたりしながらの一時となる。

女将が退室の時、中条は一声かけ、若干の心づけを預け。これでサービス・レベルが上がるとも言われ、又、どう言う事で、ご迷惑な事態となるか分らないからである。もう一つ、この後の、男女混浴貸切露天風呂の確認も、しておきたかったからだ。「じゃ、貸切お風呂は予定通りって事で」 「かしこまりました。6:30pm少し前からでよろしいですね。有難うございます!」

「さてと、皆さん・・」一同と共に、座椅子に収まった中条が言った。「この後の事を少し。悪いが、風呂と夕食が、ちょっと遅くなる。今、女将さんとも話したんだが、この宿最初のサプライズとして、露天風呂を借り切ってる。時間は 6:30pm少し前から小一時間。その後、7:30pm少し前から夕食の見込みだ。実は、部屋での食事もできたんだが、初ちゃんが、その場所を替えたいそうでな。それは一言伝えといた方が良いからな」 

聞いた周(あまね)「貸切風呂は上、夕飯は下ですね。分ります」 宙(そら)も「お風呂もお食事も、水入らずですね。それは好いわ!」と返す。初美も「皆、お食事の事は無理言って悪いわね。あたし、どうしてもお部屋では好かないのよ」 「ああ、いやいや、自分たちも気にしませんから、はっきり仰って下さい」若い二人は、笑顔で応じる。中条も、笑いながら合せる。

彼は続ける。「周君さあ・・」 「はい・・」 「下りの蒸機が、確か6pm少し過ぎだと思うんだ。撮影ポイントは、新潟寄りに10分ちょっと歩いたとこな。多分、撮りたいと思うんだが、そうだな?」 「そうですね。それを撮って見送って、それから露天風呂って流れがいいですね」 「OK。俺たちはそれで決まりだな。次に、初ちゃんと宙ちゃん。俺たちが戻るまで、川べりを歩いても良いし、この上の展望露天風呂に行っても良い。駅や宿辺りの桜は終わったが、ここからちょっと上の山桜が、そろそろ見頃みてぇだから」

「ああ、有難う。そうだね・・」初美が返す。「宙ちゃん、そしたらもう少し様子見て、お風呂へ行くか、近所へ出かけるか、決めようか」 宙「そうですね。どっちも良さそうだけど、少し後って事で・・」 「ここの湯は、弱めの硫黄泉で、肌に好いんだ。なるべくゆっくり入るといいな」と中条が言えば、宙「あは、そうですか。それじゃ、頑張って大目に入らなきゃね」笑いながら返す。そして・・

「所で伯父様、この後の貸切風呂の事ですけど・・」 中条「はい、何かな?」 「ひょっとして、混浴・・かしら?」 「いや~悟られたか。その通りやよ」苦笑して返す。「まあ、やっぱりそれ狙いか。嫌らしいわね!」 「ホント!あたしはもう気がついてたけど、エッチなアイデアだわ!」初美も苦笑して合せる。そして続ける。

「由香ちゃんと由紀ちゃんは、その事を知ってるの?」 中条は「あ、いやいや、彼女たちにはまだ知らせてなくてな。着いたらって思ってんだが・・」 聞いた宙「あ、そうなんだ。彼女たち、戸惑うかもね。知りませんよ~!」 初美も「あたしも、知らないわよ~!」と合せ。聞いた周も「伯父さん、何だか不安なとこがありますね。いいんですか?」と訊いて来る。中条「まあまあ、そう皆で脅かすなや。俺が上手く話すから、大丈夫だって・・」

「さてと・・」着後、小半時が経ち、中条が言った。「俺たちは、5:45pmまでに出ようかな。撮影ポイントに着いたら、由紀ちゃんにLINEで知らせる。今、5:15pmだから、蒸機はもう、鹿瀬(かのせ)を通過した位だろう。彼女たちが上手く撮れる事と、無事来られる事を祈ろや」 聞いた周「そうですね。なるべく近いとこで撮って、できたら一緒に戻れると良いですよ」と返す。少しの後・・

中条「それじゃ、まだ時間があるけど、ブラブラ出かけよや。周君、ちょっとロビーの喫茶室・・今朝寄ったとこな、とか、ロビーの土産コーナーなんかを見てから、ポイントへ向かうかな」 周「・・ですね。そうしてから行けば、丁度好い時間でしょう」男たちの気持ちが固まった所へ、初美「あたしたちは、上の露天風呂に行ってるわ。上がったら、又お部屋に戻るから。いいよね、宙ちゃん・・」 「はい、いいですよ。楽しみですわ」宙も同意した。階下のロビーに降りると、魅力的な牡丹(ぼたん)の花が幾つか咲き競い、集う者たちの視線を釘付けにした。

暫く後、周と中条は、徒歩で JR磐越西線沿いを、西の新潟方面へ向かう。徐々に暮れるも、まだ露出を上げれば、何とか撮影が叶いそうだ。10分程歩いた線路際が、撮影ポイントだ。人出が少しあったが、何とかなりそうである。中条は、姉妹二人の場所も確保しつつ、周と協力して立ち位置を確保、同じ場所へ向かって来る、由紀にLINEで伝えた。返信で、R49を順調に下っている事が分った。

この間、初美と宙は、上階の露天風呂 女湯へ。ポツポツと、泊まりの女客が訪れているが、まだ混雑には至らない。「些か、嫉妬するわ・・」宙が初めて目にする、初美の裸体は想像以上に眩しかった。不自然に太くも細くもない、それでいて、必要なウェストの括(くび)れも明らかな、ほぼ完全なモデル体型。脚線も魅惑レベルで、しかも美白。長めのブルネットも、男心を穏やかにさせない何かがあり、到底三十路を感じさせない、若さと大人の妖艶さが絶妙にバランスする、女性視線でも羨望の体躯である。決して、胸の双丘は大きくないが、ブラカップ「C」クラスのそれは、秀麗な形を誇り、下方のアンダー・ヘアの茂りも程良かった。「ああ・・」宙は内心で溜息す。「初美先生のオマンコ、女のあたしも見てみたいわぁ・・」

対する初美も、形こそ違え、ほぼ同様の体型を誇る宙に対して、似た様な感情を抱いていた。「あの若さ、あたしにはないもの・・て言うか、失われた過去にあったもの。一回り年下、一昔前のあたしは、とてもあのレベルじゃなかった。あたしの恵まれなかったものを、彼女は持ってる。明らかに自分より豊かな双丘、多分、Dカップはあるわね。栗色の髪(ロング)も素敵だし、括れも、その下方(アンダー)のヘアも、好い感じがする。そう、彼女の裸体は、あたしが一度は見たかったものよ・・」

ボディ洗いを経て、二人は、大きな檜の浴槽へ。他に、幅広い年代の女たち数人が入っているが、まだ余裕があった。宙は言った。「初美先生、さっきから拝見してるけど・・」 「うん、何かしら」彼女が返すと「綺麗な肌ですね。何かね、あたしの姉と変わらないお歳みたい・・」 「ハハ、若く見えるかしら?有難う。貴女とは初めての、裸のつき合いね」 「・・ですね。さ、ちょっと触ってもいいかしら」 「他の方たちもいらすから、ちょっとだけよ。それに・・」 「はい・・」 「この後、貸切のお風呂もあるんだから」 「はい、貸切ね。分ります。でも・・」 「でも、何かしら?」 「やっぱり、ちょっとだけ、触りたいわ・・」宙はこう言い、並んで湯を使う初美の腋下に、右手を滑り込ませる」 「ああ、余り撫で回さないで。それと、今は乳房(おっぱい)やお尻は嫌よ」 「分りました。ご免なさい・・」こう言いながらも、初美の裸体の脇腹に、手を滑らせて行く。心地良い名泉の愛撫も加わっての、甘美な一時・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 麻美ゆま
葉加瀬太郎さんの今回楽曲「エア・ボーン(Airborn)」下記タイトルです。
Airborn

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