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パノラマカーと変な犬 第8話「妖道(ようどう)」

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深まって行く 初夏の夜。寝室の枕元に控える、古っぽい置時計の 時を刻む音に歩調を合わせるかの様に、初美と中条の「男女の行為」も、並んで歩む様に、ゆっくり しかししっかりと進んで行く。初めは、初美の好む正常位。下方の連結を確かめ、中条は、ゆっくりした腰の動きで高めて行く。

数分程 腰を揺らせては止める動きを繰り返し。初美は、中条の腰に絡めた両脚に、ガッシリと力を込め、男の腰に 上下動のみを許す。次第に音量を増す、喘ぎと呻き、それに吐息。彼は、腰の動きを守りながら、はだかれた女の 胸の双丘に、交互に手指を回して慈しむ心がけも、忘れなかった。

「ああ、新(しん)さん・・」初美、喘ぎつつ呟く。「うんうん、聞こう・・」中条が返すと 「これまでより、ずっと好いわ。胸とお尻に手を回すバランスも良くなったしね。嬉しいわ・・」 「ああ、いえいえ。俺たちも、もう何度目だからな。少しは上達せないかんし・・」 「ふふ。じゃ、もっと良くなるかしらね」 「心がけにもよるが、伸びしろはあるかもな・・」 「ハハ・・じゃ、期待してもいいかしら?」 「まあ、良いですよ。期待に沿うよう、努めるとしますか・・」女を組み敷く男は、そう言って 静かに笑った。

暫く後、中条「初ちゃん、前にも言ったが、そろそろ疲れる頃だろ。一度、体位を変えた方が良いかな?」 初美「あたしは良いわ。久し振りで、このままの位置で、頂上まで昇っても良いかなって感じね」 「そうか、じゃ、もう少ししたらって事で・・」正直な所、一気に絶頂に昇ろうとは思わない。もう若くないせいもあるが、中条は、初美との連結を維持したまま もう一度、その上体をじっくりと撫で回した。胸の双丘は 特に・・

ベッドでの行為が始まって半時余り。初美が言った。「じゃあ、新さん・・」 中条「はい、何ぞ?」 「さっき、貴方の言ってた 体位の変更(チェンジ)、面白そうね。一度、やってみたいわ」 「そうか、分ってくれて有難と。それじゃ、一度 俺が下になるわな・・」男はそう返し、一旦 女の下方からゆっくりと離れ、入れ替わってベッドに臥す。

「よし、それじゃ・・」中条が言った。「ゆっくり腰を落として、俺の上に降りて来てくれ。直立した俺のアレと、再び連結な」 初美は頷いて返し、彼と向き合う形で、ゆっくりと腰を下ろして行く。中条が、彼女の臀部に右手を添え、再びの交合が 上手く行く様誘導してやる。

「あ・・は、はぁん・・」軽い喘ぎを伴い、騎乗位で 男女の結合を取り戻す。「時雨茶臼(しぐれちゃうす)に近い姿態(ポーズ)だ。中条、初美の腰の下から、突き上げる要領で 再起動。「あっあっ・・これも、い・・好い・・」彼女も、男の 突き上げる様な摺動に、腰を上下に揺すり 応える。ショーツのみを脱いだ、下半身裸の姿態が より男の昂奮を誘った。

「いいぞ、初ちゃん・・」中条が言った。「フレア・ミニが、微妙に尻を隠してる。その恰好が、一番昂奮できるなぁ!」 初美「ふふ、何となく分るわ。でも、結合部はしっかり見えるんでしょ。嫌らしい趣味ね!」と返し。中条「いやぁ、ご免ご免。どうしても、全裸よりこの方が燃えられる訳でさ。おっと!気をつけんと、暴発してしまうわ!」と続け、達しそうになると、腰の動きを止める。「まあ、セルフ寸止めね!」女は、笑って応じた。

「さあ、ちょいと水入りにしようか。離れて良いよ・・」中条はそう言い、一旦の初美との交合を解き、休憩を許す。そして「貴女も見てて良いぞ」と 飲料を嗜む彼女にも見せながら、己のスマート・フォンから、宙(そら)と共に自室にいるはずの 周(あまね)に LINE送信を試みる。「遅くに失礼。周君とこは、熱くなってるかな?」数分置いて、彼の返信を得る。「今晩は。伯父さん、有難うございます。こちらは、お蔭で熱いです。ついさっき、一回戦が終りました」

中条、続けて送信す。「そうか、若さの証左だ。羨ましいな。俺たちは、まだ絶頂への途上でな。今夜の絶頂は、一回きりになりそうだ」 周「そちらも、順調そうで何よりです。まあ無理されず、お互いの感触をじっくり味わわれるのが良いのでは?」 「ハハ、感触か。些かオッサンっぽい気遣いだが、確かにその通りだな。有難う。所でさ、今夜 二人が試した体位を、嫌でなければ教えてくれるか?」

問われた周「ああ、別に良いですよ。今夜の体位ですか?言えますよ。伯父さんたちもそうだったでしょうが、まずは互いに 前戯の愛撫から入って、正常位の交合です。自分が 宙に重なると、まず首に両腕、腰に両脚を絡めて、ガッシリと組み付けて来ましたね。『余計な腰の動きをさせない為だ』てお聞きしたけど、よく分りました。彼女、絡めた両脚に『これでもか?』と力を込めて、自分は 腰を制圧された様な気がしましたね。『あたしにも、蟹さん鋏みができた!』とか言って、喜んでまして。その後、立ちバックで一回決めました」 

聞いた中条「ほう!仲睦まじくて、好い感じじゃねぇか。俺の話も、まんざら無駄じゃなかったんだな。宙姫も、初ちゃんと 技を競ってるみてぇで、頼もしいわ。さあ、それじゃ、俺たちゃゆっくり後半戦に入る。君たちも、二回戦目は無理なくな」 周「はい、有難うございます。無理はしませんが、多分 次も大丈夫でしょう。笑」交信ここまで。

「ふふ・・」 LINEのやり取りの一部始終を見ていた 初美が微笑んだ。「彼たちも、中々お盛んにやってるわね。若いから、当然って事もあるけど」 中条「ああ。まあ、そんなとこだな。俺たちは、彼たち程若くねぇから、後半も 無理なく行こうや。さてと、次はどんな体位で行くかな・・」 初美「新さん、その事だけど・・」 「はい、何ぞ?」 「貴方、本当は 一度位後ろから仕掛けてみたいでしょう?」と、突っ込む様に訊いて来た。

聞いた中条は「ほう!よく分ったな。まあ、それも有りって事で。今夜はどうだろ。ベッドの上でできるそれを、試してみるか?」 初美「ホントは、ベッドから立ち上がった感じで 繋がりたいんでしょ?でも、ベッドの上なら、疲れ難いかもだから、よろしい、やってみましょう」こう返すと、ベッドに登って男に尻を向け、四つん這いの姿態をとった。

「おお、よしよし。これも好いなぁ!」中条、後ろからの眺めに感動した様子。前かがみになり、突き上げられた臀丘に 尚もフレア・ミニのアンダーが覆い着き、露わになった尻と 下草伴う秘溝、菊花(肛門)が、真後ろからのみ拝める。これぞ、彼が至高とする艶姿であった。「ああ、これが一番よ!」男は、惹きつけられる様に 露わの下方を見せる女の背後に寄り添った。

「さあ、もう一度挨拶しようか・・」昂る中条は、四つん這いの 初美の後ろから、その秘溝にもう一度 唇を合せた。舌技を伴う、朱(あけ)の合わせ目への侵攻。微かな愛撫の音に続き、再びの喘ぎ、そして呻き。一渉りの愛撫の後、中腰の姿勢を取った中条は、又 礼儀を守る男根(コック)を、後ろからゆっくりと、女の秘溝に返す。肉壁のぬめりと締め付け、それに深奥への繋がりを確かめ、この夜三度目の起動。最初と同様、序盤は、ゆっくりとした 腰の動きだ。

「ああっ、ああっ、こ・・これも好い感じ。つ・・続けて」再びの、初美の喘ぎが戻って来る。「鵯(ひよどり)越え」と言われる、ベッド上での、後背位(バック)の攻めだ。序盤、右手を女の腰に添え、態勢を整えた男は、次には左手を 女のそれに繋ぎ、次なる右手の動きは、胸の双丘を目指す。「好い、好い、ふぅぅ~ん!」 「あ・・俺もだ。うぅぅ~っ!」心なしか、喘ぎと呻きの音量が上がって行く様な。男の腰の動きも、少しだが速さと強さを増している様に感じられた。後少しで、絶頂・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 本田 岬
中村由利子さんの今回楽曲「海の彼方に(Beyond The Sea)下記タイトルです。
Beyond The Sea
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