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パノラマカーと変な犬 第12話「暗証」

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7/29の土曜 曇り空の下、近畿参宮電鉄 N市中央駅に降り立った由香、由紀の木下姉妹は、少し離れた地下駅から、N市営地下鉄に乗り換え、中条の居所を目指す。「メインの1号線は、土休日も混雑する。ちょっと歩くが、丸之内(まるのうち)までは 6号線の方が良いかもな」との、彼の助言(アドヴァイス)を受け、二人は、少し大きめのキャリー・バックを引っ張って、少し地地下深くの 6号線プラット・フォームへと移動。やや地下深くの所だ。

土曜日の午後とあって、N市営地下鉄6号線の運転頻度は低く、概ね 10分毎(ごと)である。こちらも、それなりの乗車率だが、直ぐ南を東へ向け並進する、日中も混雑する 大幹線の 1号線に比べれば 姉妹二人が座る位の余裕があった。数分で、二駅先の丸之内。ここで N市の東郊と北部を結ぶ 3号線に乗換え。線路配置の関係で、やや長い乗換え通路を歩き、ここも数分の待ち合わせで 北行きの直ぐ隣の駅 浅弦町(せんげんちょう)で下車する。

中条の居所がある 14Fの高層マンションは、ここから徒歩で 3分程の、地下鉄駅西側に位置する。南東門から敷地に入ると、広い平地の駐車場と中庭を経て、セキュリティのある玄関(エントランス) に至る。高層の棟は南南東向き。東側と北側の敷地は狭く、特に東側は、直ぐに他の民家や建物と接している様な感じ。南東側にある、某商家の 4F建ての自社ビル屋上には、先刻から外来種「パピヨン」の飼い犬が徘徊し、マンション建物に近づく姉妹に気付くと、すかさず甲高い咆哮を浴びせた。

「ふふ、うざいけど可愛らしいワンちゃんやね」由紀、笑顔で反応す。「ああ、まあな。けど 由紀・・」 「はい、何ぞ?」 「さっきからな、ワンコの吠えるのに交じって 変なダミ声が聴こえへんか?」 「ダミ声・・か。あっ 言われてみりゃ、確かにそんなん聴こえるな」そう言い合い 二人が耳を澄ますと、上階の方から「おい Kuso犬!Kuso犬!」の様な男の罵り声が、微かに聞こえて来る。

由香「あは・・あれ、伯父様の声やわ。もう間違いないで。部屋に居てはる・・笑」 由紀「やっぱしか。でも何で『Kuso犬君』なんやろな?可愛いパピヨンなのに・・これ、後で訊かなあかんな」頭上から犬に吠えつかれた姉妹、そう言い合いながら 玄関に至る。「え~と、四桁の暗証番号、教えて頂いたの これやわ・・」由香はそう言い、中条から教わった暗証番号を入力、防弾ガラスを纏う扉はスムーズに解錠され、開いた。

「伯父様、由香です。由紀共々 今、着きました」 「お~ご苦労やった!今、解錠したるから、そのまま EVで上がって来いや!」インター・フォン越しに、姉妹が到着を告げる。返事を得て、直ぐに EVで7Fへ。ここの東南東角部屋が、中条の居所だ。「伯父様、暫くでした!」 「よう来た!二人共元気で何よりだ!」 「荷物、どうしましょう?」 「ああ、とりあえず玄関の土間で良いよ。少し落ち着いたら、必要なら場所考えたるから・・」中条、とりあえずは姉妹を居間(リヴィング)に通し、ソファを勧める。「まあ、暫くゆっくりして、疲れを取る事だ」 「はい、有難うございます!それでね伯父様」「うん、何?」「これを、お会社の皆様におこと付けお願いしたいんです」

それは、大坂銘菓の「面白い恋人」だった。やや大きめの包装。中身はゴーフレットで、日本茶、紅茶、コーヒーのいずれとも相性が良い品だ。「ああ大感謝!こりゃ 皆喜ぶわ!」中条、預かって 週明けに勤務先宛て届ける旨を告げた。「で、俺の方は・・」アイス・コーヒーと共に出したのが、N市の東方 浜〇湖の銘菓「うなぎパイ」だ。「これも コーヒーと相性が良い。試してくれや」 「有難うございます。ああこれ、評判聞いてます。良い食感してますね!」由香、由紀も気に入っている様だ。暫くは、週明けの 8/1から始まる学術交流行事と、今日ここまでの道中の話などで過ごす。

「さてと・・」姉妹が着いて小一時間後、中条が言った。「まだ 2:30pmだ。夕方まで、部屋で燻ってても仕方ねぇから、ちょっと観るとこ見に行くか・・」 「はい。それ 良いですね。是非ご案内を・・」姉妹も応じ、片付けを経て まずは中心街の栄町へ向かう。

もうこの土地の最高地点ではなくなったが、今も栄町のランド・マーク TVタワーの展望台へ。高さは約 90mだから、遠くの山々までは難しくも、N市の街並み全体位は 見通せた。「やっぱり、高いとこは良いわぁ!」と由香が言えば、由紀も「まあ あたしたち、高いとこ好きやもんね。ねぇ伯父様・・」と 水を向けた様に返し。中条が「ハハ、何かな。その理由を俺に言わせてぇってか?」と応じれば「はい、その通り!」 「アホやから」の 男の一言で、揃って爆笑と相成った。

展望台見物を終えると、次は 手工芸用品の専門店 YZ、そして東急ハンズ TVタワー店などを見て歩く。この日の姉妹は、服飾などより、自身で作る アクセサリーのネタをメインに見たがっている風情だったので、中条もつき合う事にしたのだ。ついでに東急ハンズでは、キー・ホルダーなどの雑貨を入手する必要もあった。

「次によ・・」彼は言った。「はい・・」姉妹が返すと「今夜の飯 どうするよ?外食なら 店探すし、俺んとこで作っても良いがな」 「その事ですけど・・」由香が返した。「伯父様の所で、ちょっとだけ作ってみたいわね。今から買い物位で、好い時間・・かな?」 「それ、あたしも同意です!」由紀も合せて来た。

「よしゃ、それじゃ、一度戻る感じで、俺たちがいつも行くとこへ、買いに行くとするか・・」中条はもう一度地下鉄で、姉妹を居所から北方の商業施設に案内する事に。この日 彼女たちは 地下鉄駅で案内された、市内一日フリー切符を手に入れていて、地下鉄と市営バスが何度でも乗降できる態勢。

「好いものを見つけたな。いやー、賢いわ!」中条もそれを称え、TVタワー南方のターミナルから、市営バスで向かう。地下鉄より時間はかかるが、乗換えの必要がない。「まあ、あたしたちも、伊達に大学通ってる訳やおまへんから・・」姉妹はそう返し、美しく笑った。

日頃の週末、初美とそうする様に、何点かの野菜と揚げ物、ロースト・ビーフやチーズ、フランスパン、それに由紀の嗜む 何本かのペリエなどを買い、地下鉄で帰路に。三人共、買い物袋を忍ばせて出かける周到さ。土休日は、商業施設ショッピング・モールの駐車場が大いに混雑し、辺りの道路も渋滞がちなので、それを避ける知恵でもあった。

「ホント、二人は旅上手だな。そうなんだよな。ここの市営1日フリー切符は、土休日 特に安いんだ」出かける折、姉妹の荷物を、パソコンなどのある 書斎の様な部屋に移す様 指図しながら 中条が称えると、それに応じながら「有難うございます。ええ、まあ ネットとかでも分りますからね。予め調べてた訳でして・・」 「ハハ、なるほどな。そうだな、今はネットで、遠くからでも調べはつくからな。さあ、じゃ、帰って用意するかな」6pm少し前 居所に帰った。

「じゃあさ・・」と中条。「俺は、風呂の用意するから、二人は 野菜の下準備とかを始めてくれ。由香ちゃんは、俺んとこの赤ワインで良いな」 「ええ、勿論です。楽しみやわあ!」彼女は、そう返した。

一旦、厨房の用を姉妹に任せ、浴槽に水を張るなど用意を進める彼だったが、その途上、催して小用に立つ。トイレに向かう途中で、背後に人の気配を感じた。「伯・父・さ・ま」後ろから囁くは、妹の由紀だ。

「何だ由紀ちゃん。貴女も小用かい?」男が返すと 妹は「いかにも そうよ。どうかしら、男と女の『連れション』てのは?」 「おいおい、正気かよ?」 「はい その通り!あたしは正気よ。それに・・」 「うん、何かな?」 「伯父様だって、あたしの小水見てみたいって 男の願望みたいのがあるん違いますか?」 「ハハ、まあ待てよ。確かにさ、美女の放水するとこは凄~い魅力だが、今日から暫くは、由香ちゃんも一緒なんだぞ。分ってるのか?」 「はーい 分ってまっせ~。ちょっと位は、大丈夫やおまへんか~?」

「やれやれ、無茶を言いよって・・」と 一方では思いながら、他方では「うーん、見てみたい」との、些か邪悪な想いも頭をもたげる 中条の脳裏であった。「仕様(しゃあ)ねえな。じゃ、ちょっとだけつきあってやるよ」表向き 冷静に返す中条だったが、内心では、乱調になり始めというのが正直な所だった。先に用を足すべく、トイレに踏み込んだ彼だったが、何と その後にくっつく様に、由紀も入って来るのだった。「危ねえな、ちょっと出てくれろや」一度は退出を促すも、彼女は応じない。更に・・

「ささ、伯父様。あたしが『男の核心』を外に出してあげましょう」と言い、右手で彼のジッパーを開き、その中に滑り込ませて来る。「あ・・あ・・ホント・・い、いかんて・・」男が呻きながらそう言って押さえようにも、事態は容赦なく進んで行く。遂に由紀は、中条の男根を 見られる様に連れ出した。「さあさあ・・」ニッカリと笑いながら、彼女は続けた。「まずは、伯父様の『放水』を見せて下さらない?あ、勿論 礼儀正しく、堅くなって欲しいんよ・・」 「あ~あ、何なんだよ?」唖然としながらも、一方では 由紀の言葉をただ受け入れる中条であった。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 乙葉ななせ
中村由利子さんの今回楽曲「若草の戯れのように(Comme un enfant Jone)」下記タイトルです。
Comme un enfant Jone
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