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パノラマカーと変な犬 第16話「攻防」


「由紀ちゃん・・」姉妹の姉 由香に下方を攻められながら、中条が訊く。「細めの筆って事は、俺の玉袋に悪さをしようって魂胆だな?」 「ふふ・・まあね」由紀は微笑み、曖昧に返した。彼女の手にしていたのは、確かに デザインの下書きなどに用いる細筆(トレーサー)だ。但し 本来の用途はである。

「さあ、行きまっせ!」ネチネチとした、執拗な口唇愛撫(フェラチオ)の攻勢を続ける由香に伍して 中条の下方にうずくまった由紀は、ニヤリと笑顔で合図を送ると、右手にした細筆の穂先を、彼の陰嚢の表に這わせ始める。よく知られる様に、陰嚢の表面には 温度の上がり過ぎを調整する為に 多くの襞(ひだ)が見られるが、その襞の溝をなぞる様に、穂先を進めて行く。

「あ、うぅぅ・・」一見 非力そうな細い穂先が、ねっとりした感じで陰嚢の襞を捉え、まるで虫の様に食い込み蠢く。大の男の呻きを誘う その意外な威力との落差(キャップ)が、それを操る妹に、ある種の悦楽をもたらしている様だ。「中々 面白(おもろ)いわ、これ・・」由紀は呟く。「伯父様がイくまで、あたし 続けよう・・かな」再びニヤリと微笑み、暫くは 細筆のソフトな攻めを続けた。

「ハッ!、フッ!ああっ、効くわ、これ・・」中条、呻きながら、途切れがちに反応す。「ふふ・・伯父様。あたしと由紀の『共闘』が効いた様ね・・」男根(コック)に食らいついていた 姉の由香が一時離れ、中条に言葉を発した。「ああ、相当なモンだな。俺、何度も押し上げられて 発射しそうで困ったぜ」 「ふふん、そないなの?ほなら発射しはったら良いに・・」 「いや 待てよ。そないに易々と達する訳には行かんわ。俺にも 自尊心(プライド)ちゅうモンがあるし、貴女たちだって、早くイカせちまったら、後々白けて大変じゃねぇのか?」

聞いた由香、更に笑顔を増して「そない言わはっても、普段から 社長さんのご一家や、室(むろ)さんのお店とかで、日本・・いや 世界中の珍味を召し上がって、精力絶倫やありまへんの?」 中条「由香ちゃん、それは違うぞ。確かにさ、周(あまね)君みてぇな若者なら、そりゃ 夢の『抜かずの三発』だってできるだろが、俺は正直 後半生だからな。日に一発なら良いが、二発目は微妙ってとこで・・」

由香「分りやした。それなら、あたしにも想うとこありますねん。もしかすると、伯父様も お望みの事かもよ」 中条「ほう!そりゃ楽しみだな。俺は良いぞ。まだ達しておらんし・・」これを聞いた由香は 一瞬笑顔を消し、キッとした 険しい表情を見せた様にも思えた。その隣では、妹の由紀が 些か薄気味悪い微笑と共に、彼の陰嚢に、細筆を当て 翻弄し続けている。

「ほなら・・」再び笑顔に戻った由香が言う。「うん、何かいな?」臥したままの中条が返すと「伯父様は、そのままの姿勢で良いわ。あたしが、前後を替えれば良いだけ。由紀は、もそっとそのお弄(いじ)りを続けてな」 聞いた由紀は「うんうん、あたしはええで。お姉ちゃんが何考えとるか、何となく分るわ」 そう返すと「伯父様、ちょっと口を使って良いかしら?」

中条「ああ、俺は良いよ。由紀ちゃんの技も、感じてぇしな・・」 由香「由紀、技がけはええけど、男根(チンポ)はあかんで。あくまで玉袋に仕掛けるんやで!」 「ああ、分った分った。そっちはとりあえず狙わへんで、信じて欲しいわ」 ここで、姉妹の言い合いを聞いていた中条が、口を開いた。

「由香ちゃん・・」 「はい、何でしゃろ?」 「貴女の『つもり』は、大体分ったぞ。・・で、ショーツ脱ぐのか?」 「・・ですね。そろそろ そのつもりでしてん・・」 「よしっ、一度 俺と接吻(キス)しよ!脱ぐのはその時って事で・・」 「あ・・はい、良いですよ。じゃ、更に高め合いましょうね」そう言って、仰向けの中条に重なると、唇を求めて来た。

「おー、お返しか?熱いな・・」数分に及ぶ 濃い接吻が区切られると、中条はこう呟いた。由香「あたしもよ。暑い夜やけど、心地良い暑さになるみたい・・」 「そうか。心地良い暑さ・・な。よし、それじゃ・・」彼はそう返すと、由紀のフレア・ミニのアンダーを少し捲り、中のショーツの横ストラップに右手をかけ、ゆっくりと下方にずらし始める。

由香「待って。反対側も下ろすから。同じタイミングの方が良いわ」 中条「OK。『せーの!』で行こうか?」 「ええ・・」慎重に息を合せ、二人は、ほぼ同じタイミングで、『T』のストラップを同時に下ろす。足先まで脱げ、由香の下方は露わになった。いよいよ、男の望みが一つ 叶うのだ。

「さあ、反対向きになるさかいにね・・」由香、笑顔で言うと、身体の上下を入替え、所謂「69(シックス・ナイン)」の体位へと進む。「う・・ああ、絶景だ!」感嘆した 中条の呻きが聞こえる。初美との行為でもそうだが、由香の場合も 彼は、下方はショーツのみ脱がせ、フレア・ミニのアンダーは脱がさずに、少し捲る程度で、この体位を味わうのが常だった。全裸よりもむしろ、この方が昂奮し易いのだ。

「好いなぁ。程良く濃い下草、好い色合の合わせ目、荒れ知らずの菊花(肛門)、それに・・ルビーみたく輝く陰核(クリトリス)。初ちゃんの核心も素晴らしいが、こっちの方も魅惑もんだぜ!」 由香「ふふ・・昂(たかぶ)ってはるわね。ホンマは、誉め言葉になっとるんかなあって風やけど・・」 「あは、やっぱり俺、ブレてるか?」 「ん?えーとね。厳密キッチリならそやけど、それじゃ面白(おも)ろないでしょ?」 「せやなぁ、由香ちゃんの言う通りや。あっ、あっ・・」そう返しながら、中条は呻いた。姉との会話の隙を突き、妹 由紀が、男根(コック)に食らいついたのである。

「由紀!」由香は少し、語気を荒げた。「いい加減にせんかい!」 「そんなんええやん。ちっと位・・」由紀は、ニヤリとしてそう返す。そして「又、お姉ちゃんの咥え込みが再開らしいから、あたしは 玉袋に戻りますわ・・」と続けた。由紀「分っとるんやったら、早よそうしさっしゃい!さあ伯父様、又仕掛けるから、下の応援 お願いね!」 聞いた中条「はーい了解!合わせ目から しっかり入り込んだるから、期待してろよ!」

男の返事を合図に、姉との行為は、更に深い段階(ステージ)へと進む。「ふ・・んん、んん・・」男根を咥え込んだ由香、籠った喘ぎを発しながら、高まって行く。それは、中条が、彼女の「合わせ目」に唇を合せ、更に舌をゆっくり抜き差しして、昂らせる。加えて、その臀丘に じっくりと執拗に手指を走らせ、尻肌の優れた感触に酔い痴れているせいもあった。

中条「さあさあ、暫くぶりの 口唇愛撫(クンニリングス)だな。今夜は焦らず、じっくりと高めたる。おっと・・!由紀ちゃんの攻めも来てるから、先に昇らんようにせんと。うぅぅ・・」細筆で仕掛けていた妹は、途中から口唇愛撫に切り替え、引き続き 男の陰嚢を攻め続けていた。俗に言う「玉舐め」だ。

「ああ、しかし・・」男は想った。「男根に陰嚢、両方に同時攻めされると、俺 長く引っ張れるかどうか、自信ねぇなぁ。もう少し若かったら、とっくにイって、確実に発射してるな・・」実際の所、姉妹の熱い攻めに、辛うじて「寸止め」の様な状態で対峙しているのが正直な所。

男のその様な姿を見透かし、あざ笑う様に、斜め向かい辺りから、聴き慣れた 甲高い咆哮が届く。「何やお前、ここの様子 分ってるのか?」そう思いたくなる様な Kuso犬の吠え声。笑い声にも聞こえる声色(トーン)が、一瞬 男を苛立たせるが、直ぐに落ち着いて行く。その吠え声さえも、三人の昂りを応援する声に聴こえる夜であった。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 橘みつき
中村由利子さんの今回楽曲「レーメント(Lament)」下記タイトルです。
Lament
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