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想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密 第22話「蛍光」

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7月29日の水曜、曇り空の朝。白鳥 健(しらとり・たける)、箕輪 徹(みのわ・とおる)の二少年は、いつも通り6時前起床。草サッカー朝錬、シャワーを経て朝食。生徒の寝室と教室の掃除をこなし、香緒里、そして初美の担当順で、午前の教科に臨んだ。昼食前、初美が言った。

「二人、ちょっとだけ話の時間、取れるかな?」「はい、OKですよ」二少年、返事す。再び、教室に集まった四人。そこで初美は「二人にも訊きたいんだけど、山音(やまね)先生が、ちょっとお疲れみたいなの。それで、ご親戚のお家まで行くのに、いつもはご自身での運転なんだけど、今日の往きと、明日の戻りは止めてもらって、早瀬さんに送って頂ける様お願いしようと思うの。この事、君たちはどう思う?」

健は、すぐに事情を察し「僕は、管理人の早瀬さんにお願いした方が良いと思います。山音先生のお車で最初の日に来る時、前の席でずっと見てたんですが、R19は、特にこの辺でカーヴが多いですよね。事故の心配もあるかと思います。だから、運転はされない方が良い様な気がします」「箕輪君はどう思う?」「僕も、白鳥と同じ意見です。山音先生は、お気持ちの疲れかもですが、やはり国道のカーヴが多いのが気になります。今日と明日は、送り迎えをお願いした方が好いと思います」徹は、こう返した。

香緒里「皆、有難う。心配してくれてご免ね。私も、今日と明日は、早瀬さんに送り迎えをお願いする様にします」「了解しました。どうか、ご安全に」初美と二少年、返事す。健の察した事情とは、勿論、初美と彼たちの、夜の間柄の事である。

昼食後、二少年は、初美の指示もあって午睡。目覚めた時、香緒里は川下の親類宅へ向かう準備。初美は、早瀬管理人夫妻と、軽い会話をしていた。「と、言う事で、彼女、ちょっと気分的に疲れてるみたいなの。ですから悪いけど、今日と明日の戻りは、送迎をお願いしたく思います。無理を言って済みません」 
早瀬「いやいや、お気にしないで下さい。困った時は、お互い様ですよ」夫人も「そうそう。それにね、普段は意外に先生方とゆっくりお話しできないから、好い機会かもですね」笑顔で応じる。

初美「有難うございます。ご面倒をおかけしますが、宜しくお願いしますわ」
早瀬夫人「とに角、林間学級の期間は、皆でカバーし合って行かないとね。後は、夕飯の準備をしておきますから、夜の方はお願いしますわ」 初美「はい、有難うございます。それと、もう一つお願いですが、ご存じでしょうけど、講師があたしだけになる夜がある事は、どうか伏せて下さる様」 
早瀬「そこの所は、どうかお任せ下さい。家内と共に、絶対に表に出ない様にして、ご覧に入れます」
初美「改めて、厚くお礼申します」笑顔で言った。

午後4時過ぎ、早瀬管理人夫妻の愛車 ニッサン・セレナに同乗して、香緒里が中山荘(ちゅうざんそう)を離れる。「じゃ、宜しくお願いします。お気をつけてどうぞ」見送る三人。健は、直ちに入浴準備。徹は、初美の夕食準備の応援だ。

促された二少年、先に、少し後「二人、入るわよ」初美も入浴。この学級二度目の混浴に。
健「リゾートの温泉地だったら、もっと好いのにな」 徹「それは望みが高過ぎるだろ」 初美、笑いながら「それはそれで好いじゃないの。それに、温泉でも混浴が好いんでしょ」と一言。まあ、苦笑して返事をする二少年の本音だろう。適度に許された、師へのお触りとマッサージ、本気度半分の垢すり奉仕などをして過ごす。好い「裸の付き合い」だ。

洗髪の初美より先に、二少年は風呂上がり。浴衣に着替え、三人での夕食と片付けも終了。さて・・
健「ああ、空晴れたみたいね。ちと、天体見物しようかな」 徹「それ、好いね」それぞれ双眼鏡を手に、外へ。この夜、雲も少なく、十三夜の月で難あるも、多少は星の観察に向く状況になって来た。更に、前庭の水場には、蛍も姿を現し。
「こりゃ好いや!上と下から、点滅ショーでござ~い!」冗談交じりに、喜んで見ていた。

徹「初美さんは、天体見物は気が進まんとか言われてたな」
健「そうそう。前の旦那さんが、嵌り過ぎてたせいもあるらしくてな」
徹「でも、どうだ?蛍の光位は、部屋から見えてるだろ」
健「気になるなら、後でお訊きしてみたら?」そこへ、二人にSMS着信。初美からだ。

「二人。この後の『補習』は予定通りって、分ってるの?」と彼女。
健「あ、ヤバいな。確か、今夜はそれだった。これはしたり!うっかりしておったわ」
徹「まあ、たまの見落としは仕方がない。俺から返信しておくわ」こう返し「どうも済みません。只今すぐに」返信す。

澄んだ星空に蛍の舞。途中までとは惜しかったが、少年たちはそこそこに切り上げ、とり急ぎ屋内へ。小用、手洗いを終えて廊下に戻った所を、浴衣美人に行く手を遮られた。

「最初、先に悪戯を仕掛けておいて、大事なその日を忘れるって、どう言う事?二人、それでも男なの?」わざと、不愉快さを表にする様に、彼女は、挑発的な出方をして来た。
「どうも済みません。時間割を、見間違えていた様で」少年たちは、頭を下げた。「少し、言葉が過ぎた様ね。分れば好いのよ」初美は、こう返した。
「さあ、分ったら、今夜はもっと、これまでより濃い事をするわよ。二人の部屋へ行って、始めようかしら」「かしこまりました」二少年も従った。

今夜は、徹が先行する番だ。「徹、どっちが好い?」彼は、少し思案した後「俺、やっぱり後ろが好いです」
初美「仕様がないわね。まあ好いわ。じゃ、健は前ね」と返す。健も「かしこまりました」と応じ、「じゃ、早速始めますね」両の手を、彼女の腋下へ。

「ああ、好いわ・・続けて・・」腋から乳房を目指す、健の手。裾を徐々に持ち上げ、ふくらはぎや膝、更に太腿周りの絶対領域へと撫で上げる、徹の手。それぞれに、初美は、喘ぎながら語りかける。「かしこまりました」頷き、返しながら、少年たちも、手を休めず愛撫を続ける。暫くの間、女の喘ぎと、少年たちの吐息が、生徒の寝室を支配する。

少し後、星の光と蛍の舞が臨める、窓の下方を行くJR中央西線を、下り方向への轟音が通る。貨物 5885列車だろう。今夜も、警音はなかった。線路周りに異常がなければ、無音で通るのだろう。
初美は、この轟音を合図に、徹のベッドに横たわり「さあ、来るのよ」促す。徹、それに応じ、彼女の隣に臥し、次の動きに備える。多分、師は彼に、上に重なりのしかかる様、指図するに違いない。
(つづく 本稿はフィクションであります 2016=H28,7,28記)

今回の壁紙 JR中央西線 名古屋~金山間 名古屋市中区 2015=H27,5 撮影、筆者
渡辺貞夫さんの今回楽曲「空のコーラス」下記タイトルです。
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