FC2ブログ

記事一覧

パノラマカーと変な犬 第34話「戯事」

1258125351_1.jpg
「まあ、酒気は帰ってからにしようや」 「・・ですね。ここは、色んなお料理の味を楽しみたいわ」城趾の北西にある商業施設(ショッピング・モール)の中で 二、三のゲームに興じた後、由香・由紀の姉妹と中条は、彼馴染みの和食処で、一部の品を省いた ミニ懐石の様なコース料理を嗜んだ。

男ばかりなら、ステーキやローストビーフのコースとかの出番だが、中条の想像通り、姉妹は 肉料理より海鮮ネタが好みだったのだ。何より彼は、居所との往来の為の、運転があった。当然、酒気は慎まれなければならない。

「さてと・・」締めくくりの果物と、冷菓を平らげた中条が言った。「まだ時間は早いから、二人はゆっくりしてて良い。どうせ帰れば、軽く飲んで 寝るだけだし・・」 「おおきにです。もう少し、お言葉に甘えますわ。まあ、そんな感じですよね」姉の由香、そう返す。傍で、妹の由紀も微笑んで聞いていたが、続いてこう応じた。

「伯父様・・」彼女は言った。「うん、何かいな?」男が返すと 「寝るは寝るでも、ちょっと儀式って言うか、行事みたいなのをしてから・・ですよね」 「ハハ、行事か。上手い事を言うな。まあ そうだな。そんな感じで、日付が替わる辺りまで盛り上がる・・って感じかな?」彼は、そう返して静かに笑った。

夕方の始めが早かった事もあり、三人が 中条の居所へ戻ったのは、まだ 8pm
前。彼が早速 風呂の準備をする間に、由香が 酒気のお供の 野菜スティックや、数種類のチーズを用意して皿盛り、ラップを被せて冷蔵庫へ。由紀は、白ワインを同じく冷蔵庫で冷やしながら、人数分のグラスを揃え、その後で 居間のテーブルとソファを整える。

入浴は、例の如し。先に入った中条の、身体(ボディ)洗いと洗髪が終わった辺りを見計らう様に、生まれたままの姿に戻った姉妹が続く。「ああ、いやいや・・これぞ眼福ってやつよな。ホンマ、生きてて良かったと、つくづく思うぜ・・」身体洗いや洗髪を進める姉妹を、浴槽に 身を沈めながら、中条は そう呟く。

「ふふ・・お風呂の中を見るだけで、そないに興奮するなんて、伯父様のお気持ちも、若いでんなあ!」由香が、感心した様に言うと、彼は「ああ、まあな。正直なとこさ、元々 俺は視姦が好きなんだよなあ」 それを聞いた由紀「ほなら、どうでっしゃろか。初美先生がお越しの時も、こないな風(ふう)にしてはるんですか?」と、ほんの僅か 不躾(ぶしつけ)に訊く。

ここで、並みの男なら ムッと来る所だろうが、中条は その辺りは「出来の良い」男なのかもしれない。微かにニヤリとして「それは、貴女の受けとめ次第やな。そんな風(ふう)ってのは、否定はせんぞ。かと言って、それが全部って訳でもねぇしな」と返した。暫くして・・

「さてさて・・」男は呟き 「一番いい湯だ。こういう時に、美人さんたちに入ってもらった方が良いからな。俺は先に出て、酒とか用意しとくわ」と続けると、由香は「ああら、ちと残念やわぁ!」 「ほう、そうか。もそっと、裸どうしで どうこうしてぇってか?」 「と言うか・・伯父様のお風呂上がりって、何か慌ただしいのよね。折角あたしが、うっとり感に浸ってる時にそんなんじゃ、ちと興醒めみたいなナニでしてん・・」そう言う由香は、少しだけムッとした様だった。

中条「おー、そかそか。そりゃ悪かった。俺ぁ又、風呂狭いから、なるべく早く空けたりたかっただけの事でさ。他に どうという気はなかったんだけどな」今度は、それを黙って聞いていた由紀が、口を開いた。「伯父様・・」彼女は言った。

「大人の思いやりに感謝です。とても嬉しいわ。でも・・」 「うんうん、続けてくれ。俺は聞いとるぞ」中条が返すと、由紀「あのね、この狭さが 姉とあたしには、堪らなく良いんですよ。ホンマ、伯父様とも くっつかんばかりに近いしさ。それも、皆 裸でしょ?」

中条「ハハ、まあ 確かにその通りやな。そうか、俺はこれまで、少しでも広い方が良い思ってさ、早めに空ける様にしてたんだが、貴女たちがそのつもりなら、考え変えるぜ。そうやな、これまでより少し、ゆっくり出る様にってか。まあ、慣れればそう難しくはねぇだろが・・」そう言いながらも、ここは上がる事に。

とても快適な好い湯を 姉妹に譲った中条は、下着(アンダー)にバス・ローブを纏い、酒気と由紀の飲み物を 卓上に並べにかかる。8pmを回り、辺りは もう夜の帳(とばり)が降りて 闇が間近に迫る。が、斜め向かい家の屋上だけは、勝手が違う様だ。微かな灯りにちらつき蠢く「例のヤツ」・・

「そうだな。他でもねぇアホだ・・」夕飯を終え、腹がくちくなったのか、飼い犬「マル」が、この暗いのに 屋上を徘徊しているのだ。「お前又、暗闇のドサクサに紛れて粗相・・か?」勿論、雑用の手を止めてまで見入るのもアホらしい。男は、あくまでも 合間に目を遣る程度にしておいた。

少しすると、犬は 暗闇に向かい、一声「ワン!」と吠えると 「次は決まりでやす!」とでも言う様に、そそくさと階下へ向かう。「うるせいから、今夜はもう現れるなよ!」男は、そう言ってやりたかった。これから、由香・由紀の姉妹は、彼が思い描く通りの 妖艶なコスを纏(まと)って、再び眼前に姿を現す事だろう。そしてその後、或いは想像を超える、熱い交わりを叶えてくれるかも知れないのだ。

「マル」が階下へ降りて間もなく 「おおきに。好いお湯でした~」壁の向こうで、姉妹が一礼す。中条は「ああ、いやいや・・ゆっくり来いよ。居間の方は、はぼ準備完了や」と返す。「有難うございます。着替えるから、ちょっと待ってね」 「ああ、そりゃ良い。ゆっくりやれよ」快く応じる男。多分 姉妹は、彼が秘かに期待する姿で現れるに違いない。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の壁紙 名古屋鉄道パノラマカー原型車 思い出画像 名古屋本線 藤川~名電山中間2008=H20,11 岡崎市舞木町付近 撮影 筆者
中村由利子さんの今回楽曲「Les Amoureus D'hiver」下記タイトルです。
Les Amoureus D'hiver
スポンサーサイト
[PR]

[PR]

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hakase32

Author:hakase32
愛知県在住の後半生男です。恐れながら、主に18歳以上限定内容を記して参ります。

尚、他ブログにて、政治社会の事共や、鉄道交通に関する趣味的事柄にも触れております(下記アド)。
http://blog.goo.ne.jp/hakase32
(第一)読み物ブログは現在、不定期更新です(下記アド)。
https://blogs.yahoo.co.jp/jnkt1957

お手数ですが、拙各稿を初めからお読み下さる場合は、下方にあります月間アーカイブ他のご利用をお願い致します。
他ブログを含め、拙記事の無断転用及び引用は ご遠慮下さい。

下記ランキングに参加しております。
クリックをお願いできれば幸いです。

官能小説ランキング

愛と官能の美学

Shyrockさんの R18読み物集。他の作者各位も多数リンクされています。入口は、下記タイトルです。

赤星直也のエロ小説

赤星直也さんの R18読み物集。入口は、下記タイトルです。

未知の星

赤星直也さんの R18読み物集もう一つ。他の各位の作品も収録されます。

Mikiko's Room

Mikikoさんの、カテゴリー豊富な R18読み物集。独自視点の旅日記も好感です。

Adult Novels Search

R18 読み物の検索サイトです。

ブロとも一覧

拙バナーです

知人様より、優れたバナーを賜りました。必要時はご利用を Produced by Shyrock

もう一つの 拙バナーです

知人様ご厚意により、拙バナー追加編も賜りました。必要時はご利用を。 Produced by Shyrock

清き一票を(笑)

下記ランキングに参加しております。

日本ブログ村バナー


にほんブログ村 →できますれば、こちらも応援を・・

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

月別アーカイブ

これまでの拙連載「想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密(2016=H28,9~10)」と「轍(わだち)~それから(2016=H28,11~2017=H29,2)」  「母娘(ははこ)御膳(2017=H29,3~6)」  「南へ・・(2017=H29,6~8)」 「交感旅情(2017=H29,9~12)」 「パノラマカーと変な犬(2018=H30,1~5)」  「ちょっと入淫(2018=H30,6~10)」も お読み頂けます。