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ちょっと入淫 第9話 「再来」

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「ちょっとなあ・・」集改札口の傍らに佇(たたず)む中条(なかじょう)は、己の方へと向かって来る 若い美女二人に目を遣りながら呟く。「又会えるのは嬉しいが、あのバカ犬共の四重奏を見る為だけに、関西くんだりからここまで来るってのも何だかなあ・・」そう思いながらも、美人姉妹は近づいて来る。

6pm少し過ぎに、ほぼ時刻表通りに到着した 大坂なんばからの近畿参宮電鉄の特急から降りて来た 木下由香・由紀(きのした・ゆか・ゆき)の姉妹は、夏らしい薄手の淡色ブラウスに 姉は同じく淡色の長めの綿パン、妹はゆったり目のガウチョ風アンダー、それに軽めのスニーカーで固めている。軽快だが隙の少ない出で立ちだ。手回り品は、妹の携える 黄色の中型キャリー・バッグ一台と、姉が肩から下げるスポーツ・バッグが一個である。

「今晩は 伯父様、お世話になります!」 「二人、よう来た!ひと夏の内に、又会えて良かったよ」 中条はこう返事を区切って「とりあえず、晩飯を済ませてから 俺んとこへ行こうや。何かメニューで希望あるかい?」 対する由香「ああ、いえいえ・・特におまへんで。伯父様の良きにお任せって事で。由紀もええか?」 「はい~、あたしも同じでよろしですよ~!」由紀はそう返した上で「でも、そやなぁ。串かつあるお店やったら 尚嬉しわぁ~!」 「おお、左様(さよ)か?ほな、俺の馴染みんとこでも用意しとるわ。そこ行こか?」 「賛成!」 「異議なし!」集改札口を離れた 3人は、人混みを横目に歩き出した。

たまに交際相手 伊野初美(いの・はつみ)と訪れる 中条の馴染み処は、JR中央駅東側の、かつて通った 今は統合廃止となった小学校跡の傍にあった。近畿参宮電鉄駅からも、徒歩で 10分はかからない。「歩かせて 悪かったな」 「いえいえ、好い散策レベルですやん」 「これ位、丁度好い距離ですねん・・」若い姉妹は、特に気にしてもいない様だ。

真夏の暑い時季、中条はなるべく生ものを避け、揚げ物や串焼き、野菜も煮物などをメインに注文した。酒気は生ビールと冷酒、由香は 最初同じ生ビールの後 カシス・ソーダ、酒気NGの由紀は、ペリエと烏龍茶である。突き出しの ばい貝の酒蒸しともずくが現われると、乾杯。

「大坂の方も 暑いかい?」中条が切り出すと、訊かれた由香「左様(さよ)ですねぇ、あたしたちんとこも、似た様なもんですよ。夜なんかも そないに気温下がらへんし。なあ由紀・・」 振られた妹も「ホンマ、左様ですわ。ここんとこは、ほぼ毎晩空調(エアコン)フル稼働でしてん。使わな眠れへんし、電気代も結構なもんで、往生してますね~」と、ボヤキ気味に語った。

中条「まあ、こっちもさぁ『右に同じ』でな。でも安心せい。何とかなるだろ。それにさ・・」 「はい・・」姉妹が返すと、こう続けた。「貴女たちご期待の、あのオタンチン共の『アホーマンス』が見られる機会も多ぅなるやろ。暑ければ その機会(チャンス)も増えそうだぜ」 「ハハ、そうそう それがありまんな~!」由香、笑って返し。妹 由紀も「お姉ちゃん、今回の目的は それやろが~!?」と、冷やかし気味に応じた。

食事は佳境に入り、メインの串カツを嗜む。「おっと!」中条、ちょっと大袈裟(おおげさ)に声を上げる。「確か・・」 「はい・・」と、由香が引き取る。彼は続ける。「このソースってさ『二度づけ』がダメなんだよな。俺、ついやりそうになってさ・・」少し緊張して続けた。聞いた由香「確かに左様でして。でも大丈夫よ。直ぐに慣れますさかい」 傍らで由紀も「せやせや、そんなん『慣れ』やから、気にしはらん事ですわ~!」 「二人おおきに。今夜は、ギリで何とか間違えなんだわ~!」苦笑しながら返す 彼だった。

締めの茶漬けと上がりも済ませ、勘定を終えて店を出ると、待機するは、携帯で手配していた 永野 光(ながの・ひかる)が駆る Sタクシー。「中条さん今晩は!今夜は、有難うございます!」 「永ちゃんもご苦労様!近くで悪いな」 「とんでもありません!通い慣れた道ですし、有難いです。お住まいで良いんですよね?」 「その通り!」

後方のトランクに姉妹の荷を収め、前席に中条 後席に姉妹を乗せ、永野はゆっくり車を出す。多少の渋滞があったとしても、店の前から中条の居所まで 10分とかからない。この日は盆明けでもあり、ものの数分で着いた。「有難うございました!」姉妹とその荷物を降ろし、精算を経て その場を発とうとする永野に、中条が「永ちゃん、明日も予定通り宜しくです」 「ええ、こちらこそ感謝です。時間どうしましょう?」「うんうん。これも初め通り 10amにしようや」 「了解しました。有難うございます!」 「お世話様。気をつけて!」 「はい、失礼します。又明日!」3人に見送られ、永野は次の現場へ。

「まあ見たってくれ。暗いとこでもあのザマだ。どいつもアホだぜ・・」3人が EVで上階の居所に落ち着くと、直ぐに 斜め向かい家の屋上に、芳しからぬ動きがあるのが分かった。薄暗い 辺りの灯火に、素早く動く幾つかの黒い影が認められ、時に所々で「ワン!」と短く啼くのが はっきりと聴こえた。

「わ、アハハ・・」まず、妹の由紀が反応した。「良ぅは見えへんけど、マルちゃん 嬉しそうやね」 「そやなぁ、お友だち来て、夜もノリノリなんと違うか?」姉の由香も応じた。そして「明日の朝になりゃ、様子分かるやろな。ふふ、楽しみ・・」タクシーを降りる間際 中条がスマート・ホンの遠隔操作でONにした威力もあり、程なく入浴が可能に。

「俺、先に入るからさ、貴女たちは荷物の整理とかを進めてくれ。寝室のベッドとかは、気に入る様に備え変え OKだ」 「はい、有難うございます。でも・・」姉の由香、曖昧に返す。「ん。何かな?聞くわ」男が応じると「あたしたちも、一緒に入りますよ。その方が 狭いけど面白(おもろ)いもん。なぁ・・」 「せやで。色んな技かけると、伯父様の反応も見ものやし~!」

「そうか。まぁ、いいや・・」呟いた中条、姉妹の傍を離れ、先に浴室へ。手早く洗髪と身体(ボディ)洗いを終えかけた所へ「入ります!」元気な由香の声。「いいだろう。入れ」余り気がなさそうに返す男。勿論 本音では喜んでいる。「まず、背中をお流ししましょう」生まれたままの 白く輝く裸体を誇る様に、中条の背後に回り その背をじっくり流して行く。それが区切られた頃、同じく魅惑の裸体を見せる 由紀も浴室へ。

「ハハ・・」思いの他落ち着いて 中条は呟いた。「ま、このレベルは予想の範囲内さ。さあ、お入りなすったからにゃ ちょいと楽しませてもらうかな」そして「由香ちゃん・・」静かに声をかけた。「はい・・」返事を認め、続けた。「ボディ洗う時 教えてくれ。ちょいと考えがあってな・・」 「まあ!それって おスケベな企みね。ちょいと嫌・・でも素敵。だから、教えるわ」笑って返した。

彼は、後から入った由紀にも「貴女は、ちょいとの間、湯を遣って ボディを美しく清めててくれねぇか。必ず迎えに行くからさ」聞いた彼女は「OK。待ってるからね」と応じ、「下方の核心」も含めてかけ湯を使い 先に浴槽へ。ボディ洗いに入ろうとする由香に 中条は「よしゃ。ほな、俺が仰向けで下から支えるからな。身体にソープ摺り込んだら 上に重なられた~し!」

彼の良からぬ意図を察した由香は「ふふ、それって『泡踊り』て言うんやない?何か嫌らしおすな・・」とは言いながら、男の上に重なって向き合い、露わの「胸の双丘」を 彼の胸に押し当てながら、ゆっくりと、身体をくねらせる様な動きを開始。一人で浴槽を使う由紀が ニヤニヤと薄笑いを浮かべて見守る中、妖しいバス・タイムへと進んで行く。

同じ夜、前後こそすれ 鵜方病院上階の特別個室でも、妖しい時間が流れ始めようとしていた。平穏の内に入院二日目を迎えた宮城一路(みやぎ・いちろ)だったが、どうやらそれも シャワー、そして夕食後のロビー・タイムまでといった所か。規定通り 9pmの消灯後間もなくやって来る事になるのだが。それは、ひとまずベッドに臥して落ち着いた 宮城の病室がドア・ノックされた事に始まった。
(つづく 本稿はフィクションであります。次回は 6/30土曜以降に掲載予定です)

今回の壁紙 Kuso犬「マル」のイメージ 名古屋市内にて 2016=H28,4 撮影 筆者
野呂一生さんの今回楽曲「メッセージ・イン・ザ・ナイト(The Message inThe Night)」下記タイトルです。
The Message in The Night
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