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ちょっと入淫 第10話「夜陰」

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入院二日目の夜も、窓外は暑かった。降っていた雨は、夕食の頃と前後して止んだ様だが、高い湿気が残り やや不快な気候。それでも病棟の中は 程よく空調が利き、まあ快適さが保たれていた。それは 宮城一路(みやぎ・いちろ)の入る、上階の特別個人病室も ほぼ同様であった。

全ての病室は、原則 9pmに消灯となる。一般病室を含め、個人的に必要な時は 寝台灯(ベッドサイド・ランプ)や足元灯の使用が許されていた。宮城も例外ではなく 直ぐには寝つけないので、床に臥して暫くは 持参や見舞いで差し入れられた文庫本や、音量(ボリューム)を絞り、外に漏れぬ様 イヤホンを使っての TV番組のチェックなどをした。この夜も同じで、毎晩居所で見ている報道番組に目を通し、担当医の 本荘小町(ほんじょう・こまち)の夜間回診があるらしいので、それまで暫くひと眠りできれば・・などと思いながら、足元灯以外は消し、ベッドに臥す。小半時程後・・

「宮城さん・・」静かな女の呼び声と共に、廊下に面した出入り扉が 控え目にノックされる。「そら、お出でなすったか・・」宮城は身体を起こすと、既に解錠された扉の傍へ。「お・待・た・せ・・」 「宜しくです。良いお晩ですね」 昼間と変わらぬ 黒髪を上げ、凛(りん)とした白衣姿の小町が、宮城の病室に現れた。足元は、彼同様のスリッパだ。中条 新(なかじょう・しん)が見舞いの折に持参の日本茶ボトルが振舞われ、初めの内は、症状(大過はない。余り入院の意味もない程の軽症だったのだが)についての話題をひとしきり行って過ごした。

「さあ、宮城さん・・」説明が終わると、小町が言った。「もう一度、シャワー使ってらっしゃいよ。その間に、次の用意をしておくから・・」 聞いた宮城は「ああ、次の用意ね。個人的な診察とかですかな?」冗談交じりに訊くと 女医は「まあ、そんなとこですね。男性(おとこのひと)には、ちょっと楽しみかしら?」そう返し、浴室へ行く様促す。「分かりやした。いいでしょう。じゃ、ちょっと 数分間だけね。時間も遅いし、水の流れる音が漏れるのも何だしさ・・」宮城が言うと、小町「あ、いやいや・・別にいいのよ。あたしの判断と指示でする事。だから、気にしないで・・」 「有難う・・」夜着を脱ぎ、下着のみの彼は、一旦浴室へ。

「それにしても・・」軽くシャワーを使いながら、彼は思った。検査レベルの事は、もう昼間の診察で済んでるはずだし、わざわざ病室でする事もねぇ様に感じるんだが、他に一体 何があるんだろな。随分前に 煙草(たばこ)もやめたしさ・・」夕方の 最初のシャワー時に、洗髪は済ませてある。下方を含め、もう一度軽く浴び、身体を拭き 下着と夜着を直して戻ってみると・・

「おー、眩しいな・・!」異変に気付いたのは、病室の応接ブースに戻って直ぐだった。立ち姿の小町は 黒髪を下し、白衣から純白薄手の 下着の様なミニコス姿にに変身していた。上方には、丁度婚礼衣装に施される様な、装飾が見られる。ストッキングは、同じく白のニーハイだ。「い、好いなぁ これ!」目に入った瞬間、思わずうっとりの宮城であった。

「ふふ、どう?」訊く女医に、男は「いや、素晴らしい。もう何かね・・下方に熱風が吹き付けて来る感じでさ・・」 「ハハ、熱風ね。何となく分かるなあ。・・で、男の核心、お竿(さお=男根)さんは、ちゃんと礼儀を正してくれてるかしら?」 「ああ 勿論!熱風のお蔭で、随分熱くなってるんじゃねぇかな?今夜も勿論、外も暑いけどね!」宮城はそう返し、笑った。

「さあ・・て所で」両脚を曲げ開き、足先をソファの淵に載せ「M字」を描く感じで、股間をチラ見せしながら小町が言った。「宮城さん、今夜はこれで TVはダメよ。これから、貴方向けの 特別診察をしまぁすから・・」 宮城「はい、特別診察ですね。いいでしょう。・・て 俺は、どんな姿勢になりゃいいのかな?」 「あは、それはね・・」小町は一旦返事を区切り、そして続けた。「まずは、仰向けに臥してくれればいいわ。何回か、姿勢を替える場面もあるだろうけど・・」

「OK!じゃあ、始めましょう」男はそう言い、素早くベッドに 仰向けに臥す。「そうそう。早めに越した事はないわ。今夜、この階の この並びの病室は 貴方しか入ってないから、余程暴れたりしなきゃ大丈夫よ」 「感謝です。それならいいね」 「じゃ、行くわよ・・」 「ええ、どうぞ・・」仰向けに休む宮城の、まずは上体に小町が重なって行く。

「ふふ、宮城さん・・」 「はい、何ぞ?」 「あたしの胸 見たいでしょう?」 「是非見たい!でも、何で分かったのかな?」 「だってさ・・」 「はい・・」 「宮城さんったら、初診の時から あたしの胸の双丘辺りを、チラチラ見られるんだもん。『あー、嫌らしいな!』なんて思ったわよ」 「あ~ら、ご免なせぇ。そんな気なんて自分にゃなかったんだが、もしそう見えた様なら 次から変えんとってとこだからねえ・・」 「あ、いやいや・・無理に変えなくていいわよ。見られてるって思うと、それはそれでスリルだからねぇ。適度に緊張して、意外に具合が良いものよ」 「分かりやした。そいじゃ、成り行き次第って事でいい訳ね?」 「その通り!」

天井を仰ぎ臥し、時折はだけた「胸の双丘」に摩(さす)りの手を回す宮城に小町が重なり、まず開始挨拶の接吻(キス)から。口唇を交わすのは簡素に。舌技を繰り出す辺りから、少しずつ濃厚の度を加えて行く。「ああ、まさか・・」宮城は呟く。「俺も、幾通りか深まりを経験しちゃいるが、まさか 女医の先生とこうなるとはなぁ・・」 対する小町は「ふふん、まあいいじゃないの。余りね、あたしを医者だと意識しない方が良いかもよ。今夜はね、あくまで『男と女』になりゃ良い事よ・・」 「そうだな。ホント、そうなり切れると良いんだが・・」暫くは、上下で口舌の絡み合いを。

女医は訊いた。「宮城さんは、着衣のままの行為が好きなの?」 聞いた男は「そうやね。どっちかと言や、俺は『着せたまま』事に及ぶ方が、昂奮する質(たち)でして・・」と返し。「そうなんだー、何かね、奥さんと事に及ぶ時も、こんなんかなぁ?なんて思ったりしてね・・」 「ハハ、まあ家内は 余り凝らねぇ方が好きみてぇだけど、たまにゃ こっちの希望を聞いてくれるかなってとこですよ」 「なる程ね。じゃあ、貴方の希望は一部だけ実現ってとこだよね。まあこれから、少しでも希望通りにできると良いってか?」 「そういう事です。それじゃ、今夜は宜しくです!」彼は言葉を区切ると、スルリと下から起き上がって、入れ替わりに 女医を仰向けに組み敷いた。

「ふふ、流石(さすが)ね・・」微笑みながら、臥した小町が呟く。「さあ宮城さん・・」 「はい・・」 「これから、あたしをどうしたいの?」 「うん、それですがね・・」依然 露わのままの胸の双丘に、右と左の手を交互に使って摩りを入れながら 宮城が続ける。「ちょっとね、想像が繋がったんだよね。もしかして先生、こんな態勢で 俺の身体・・よりは『男』に関係するとこを 重点置いて調べようとされてんのかな?てな事を、ふと感じた訳でして~・・」 「ふふ、宮城さん・・」 「はい、聞きましょう!」 「その想像、お見事よ!」

宮城「おー、やっぱり。有難うございます!さあ、それじゃ 胸は一通り味わったから、次は脚の方へ行こうかな・・」 「ああ、脚ね。ふふ・・段々嫌らしくなって来るわね。ねぇ、宮城さん・・」 「はい・・」 「今のあたしって、下着着けてると思う?それともノーパンのどっちかしら?」 「はい、あのぅ・・」 「うん、ゆっくり聞くから慌てないで」 「はい、有難う。それはですね・・」 「うん・・」 「露出の大きい、かなり際どいのだけど、着けられてますね」 「宮城さん、じゃなくて一路さん・・」 「はい・・」 「その想像も、お見事です!」

先程からチラチラ見えてはいるのだが、小町は 極小ながら、まだショーツは着けていた。ほぼ「T」の、際どいそれだが。勿論それは、男を極限まで昂奮させるに相応しい有様だった。「じゃあ、続けますよぉ・・」 宮城はそう言い、曲げられた両脚を、ニーハイ着きのまま 左、そして右・・と、ゆっくり丁寧に摩(さす)りを入れてやる。先から行って、ふくらはぎ、膝、太腿・・そして 股間だけはまだ攻めない。「あ、んん・・い、好いわ・・」宮城の手指が まだ性感帯に達しない内から、小町は喘ぎ声を発す。

聞いた宮城は「うんうん、好いぞ好いぞ。大人の女性らしい、甘美な響きでござるな・・」仰向けに臥す 女医の下方にうずくまって控え  両の脚への摩りを続けながら、宮城は 酔い痴れる様に呟く。その後「ああ、一路さん・・」喘ぎながら 女医が呟く。「はい、何ぞ?」応える宮城にこう言った。「そろそろ、あの部分の検査よ。分かるわね?」 「ああ、はい、分かります。只今、お顔のとこへ行くからね・・」微笑んで返す男。さて、この後は・・?
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 本田 岬
野呂一生さんの今回楽曲「トップ・シークレット(Top Secret)下記タイトルです。
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