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情事の時刻表 第5話「想起」

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意外な程の強い力で押し倒され、長手ソファの上にねじ伏せられた中条だったが、その折でも余り芳しからぬ記憶を辿っていた。勿論 遠いそれではない。この年の夏 二度に亘り彼の居所を訪れた木下(美人)姉妹の 姉の由香が、就寝前の TV番組チェックの折 よくソファに臥した中条にのしかかり、上に重なって来たのに様子が似ていたからだ。冗談か本気か、その辺りの心理はよく分からなかったが。

「ふふ、新(しん)さん・・」 ニヤリと美しい微笑を浮かべながら、完全に男を組み敷いた初美は、こう言った。「さっきの汗って、冷や汗じゃないのかな?何かね、夏辺りに 大声じゃ言えない出来事とかがあったんじゃないかしらって、ふと思ったの。どう?あたしゃ そう簡単に怒ったり、キレたりする質(たち)じゃないからさ。ホントの事を言っちゃった方が楽になれると思うんだけどねぇ・・」

「ああ、分かった分かった・・」聞いた中条は、一応観念する事にした。「そういう事なら、包み隠さず語って進ぜようぞ。・・で俺は、下から話しかけで良いんかな?」 「ふふ、いかにも・・」初美は又、ニヤリとして言った。「何かね、想像がつくのよ。貴方は分かんないかもだけど、あたしのとは違う香水が、特に長いソファの頭から上体の辺が 特に強いの。これは勿論、横になった時の話よ」 「そうか、ご免な・・」

中条は続けた。「確かに、茶話会と言うにはちょいと深かったかもだ。美人姉妹さんと俺は 風呂も一緒に入ったし、食後にこのソファで横になって TV見てるとさ、少しおいて まず由香ちゃんが俺にのしかかって来る訳。『伯父様、あたしにも見せて下さぁ~い!』てな感じ。彼女、貴女より身長が 3~4cm低いのは知ってると思うんだが(筆者註、初美は身長165cm位、木下姉妹の姉・由香は前述通りで 妹・由紀は姉より僅かに高めの 162cm強)、体重は好い勝負でな。それでいてパッと見は 貴女に負けぬモデル体型ときてる。脚も綺麗だし・・。由紀ちゃんもそうだが、あれ一体 どういう事だか、俺の方が訊きてぇ位ぇでさ」

中条の ここまでの言葉を聞いても、初美に大きな動揺は見られなかった。「ふぅん、その感じだと、由香ちゃんと由紀ちゃんが 交互に貴方に跨ってたって事ね。・・そうか。すると、若い姉妹の肌もそれなりに味わったって事かぁ・・」憤りも失望の念も表にせず、淡々と語る女の様子に、男の方が 流石(さすが)に心配になって来た様だった。

「おいおい、初ちゃん・・」 「はい、何?」 「まだこの話、続けて良いのか?」 「ええ、どうぞ。結構面白いじゃないの。それで・・」 「うん、何ぞ?」 「この春にさ、新潟辺りの旅行の時 彼女たちも巻き込んで、結構深い事をしたじゃないの。夏の時も、そんなレベルだったの?」 聞いた中条は、返事までに少し間を置いた。そして・・

「まあ正直、貴女の想像に任せてぇってのが俺の本音なんだが・・」 「それで良いの?そんなのだと、あたしの一方的な想像になるわよ。そのまま放っとくと、具合が悪いんじゃないかなあ?」 「ハハ、そうか。それなら・・」一呼吸おくと、男は 心を落ち着けた様にして続けた。

「確かにさ、あの旅行の時みたく、深い事も一度はあったな・・」 「ハハ、やっぱり・・」初美は表情を変えず、落ち着いて反応した。どうやら怒っている様子はない。「静かに聞いてくれたのは礼を言う。ただ、俺は自分から強いてはおらんからな。あくまで『なりゆき』でそうなった事だ。その辺りは、分かってくれると嬉しいな・・」言葉を区切る語尾が、何となく湿っぽく震えている様にも聞こえた。

「まあね、あたしも・・」初美が返し、そして続けた。「あたしも、新さんがあの姉妹の事を 一応は話してくれたのはお礼を言うわ。で、これからが訊きたいとこよ・・」 「うん、何ぞ?」 「あの娘(こ)たちの肌は、とても良かったはずよ。それとあたしの肌と さぁ、どっちが良いかしら?」 「う~ん、即答は辛い!ちょっとで良い、時間をくれ!」男は、下から本気で哀願した。上から見下ろす女は、こっくりと頷いた。

数分程後だろうか、気を取り直した様子の中条は「初ちゃん・・」 呟く様に返した。「はい、聞いてるわよ」初美が反応すると 「真に受けちゃくれねぇのは分かってるけどさ・・」 「うん。でも良いわ、続けて・・」 「確かにな・・」中条は、又 言葉を区切った。一呼吸おいて続けた。「由香ちゃんと由紀ちゃんの肌は、そりゃ素晴らしかった。何せ姉貴は二十歳そこそこ、妹はまだ十代だしな。しか~し!」 「いいわ、続けて・・」 「やっぱりさ、いつも馴染んでて安心できる事では、初ちゃんの比じゃねぇよ!」

「ふふ、有難と・・」意外と軽い感じで、初美が返してきた。これを聞いた中条は、正直 一安心だ。「良かった。意外に怒ったりしてねぇな・・」 慎重にその様子を見ながらも、下心を込めて続けた。「・・で、これから深いとこ行ってみるんか?」 上で聞いていた初美は答えた。「それ、貴方のしたい願望でしょ?」と言い、又ニヤリと笑った。

「よし、そいじゃ・・」中条は、余裕の少ない上体を起こし気味にすると 「やるか・・」と続け、初美の唇を奪いにかかる。応じる彼女も、再び男の口内に舌を挿し入れ 虫の蠢きの様に ねっとりと動かす。「う、う・・い、好い・・」口内に入り込まれた彼は、軽い呻きを発した。舌を動かし続ける初美の呼吸が、次第に荒くなるのが分かる。「初ちゃん、焦るなよ・・」濃い接吻(キス)に耽りながらも、中条は呟きを発した。初美に届いたか否かは分からなかったが。

接吻が区切られると「新さん・・」初美が言った。「はい、何ぞ?」中条が返すと 「そろそろ、前後を入れ替えた方が良いんでしょ?」 「ハハ、そう来たか。まあそれ、俺期待の事だけどさ。その前に、ちょいと寄り道しようかな・・」 「ふん、寄り道ね。それって、あたしの胸に触ってからって意味で良いのよね?」 「はい、その通り!直に 貴女の下へ行くと『又、お尻ばっかり触って!』て 今度こそ怒るだろうからなぁ」 「ふふ、良い所を突いたわね。その通りよ。それじゃぁ・・」 「あいや、かしこまってござる・・」そう返すと、中条は 下から初美の胸周りに愛撫(マッサージ)を施し始めた。

初美の上衣(アッパー)は、肩がストラップに近いノー・スリーブで 割と簡単に横にずらす事ができ、胸の双丘を露わにするのに それ程の手間を要さなかった。二つの乳房が顔を出すと、中条は もう一度丁寧に 曲線を撫で回す様に、口舌を交えて丁寧な愛撫を繰り返す。暫く続けると「ああ・・ふぅぅ・・」心地良さに反応する 初美の喘ぎが聴こえてきた。

胸周りの愛撫を数分間程続け、愉悦が一巡りすると 中条は「よしゃ、初ちゃん ちょいと後ろ向いてくれるか?」と身体の上下入れ替えを願う。「いいわ・・」呟く様に返した女は、男の下方に上体を移し、美脚に続く 豊かな臀丘を 男の顔に近づける。「うん、好いぞ・・」フレア・ミニのアンダーに囲われた好い形の臀丘は、大輪の花の様に咲く。Tバックを着けた股間が、魅惑の花芯だ。「いやぁ、絶景!」まだ真影を表さない股間に、男は思わず口唇を着ける。湿り気をつけるべく、ショーツ越しに口舌を動かしてみる。「あっ、ああ・・はぁぁ~っ!」胸周りをまさぐった時より少し大きい、女の喘ぎを聴く。

「ああ、好いなぁ、この眺め!」 四十八手でいう「二つ巴」に当たる「69(シックス・ナイン)の体位。惚れ惚れと臀丘を愛でる間に、中条のボクサー・アンダーから 初美の白い手指が、やや色づいた竿(男根)と陰嚢が連れ出されていた。「さあ、暫くぶりで味わわせてもらおうかしら・・」女の そんな呟きが何とはなしに聴こえてきた。「良いだろう。とことんまで、気の済むまで味わってくれよ」男はそう答えたつもりだったが、女の耳まで届いたかどうかは分からなかった。

「ジュプッ、ジュルジュル・・」唾液を絡めて しゃぶる要領で 女が「竿」を愛撫する音が聴こえてくる。と同時に、突き上げる様な強い愉悦が 男の「竿」に伝えられる。「あ、うぅぅっ!はぁっ、ふっふっ!」既に後半生とはいえ、中条の「竿」への強い刺激は 油断していると暴発しかねない程のレベルだった。「い、いかん。こ、ここは持ち応えんと・・」昂らされるのを何とか抑え、中条は 努めて冷静に両の手指を 体を入れ替えた初美のミニ・アンダーの中へと滑り込ませる。「初ちゃん、行くぞよ・・」静かに声をかけた男は、ショーツの両側ストラップに絡めた両の手指を、静かに外側へと動かす。「いよいよだな・・」そう己に言い聞かせ、続く女の 微かな喘ぎに耳を傾けながら・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 葉山めい
今回の「音」リンク 「ウィズ・ワン・ウィシュ(With One Wish)」 by葉加瀬太郎
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