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情事の時刻表 第6話「誘引」

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深まる秋の夜、居間の長手ソファ上で 初美と中条の睦みが続く。臥した彼の上に 互いに顔と下方を入れ違えて初美が重なり、口舌を交えた愛撫に及ぶ所謂「69(シックス・ナイン)」、四十八手中では 女が上位の「二ツ巴」の体位である。暫くの刺激を得て 初美は少しく艶かな喘ぎを発する様になり、中条の息も荒さの度を加え始めた所だった。彼の下方は、既に下着を剥がされ露(あらわ)となり、続いて初美も同じ様になろうとする所だった。

「ホントのとこは・・」男は、呟きながら思った。「俺的には、この『花』をもそっと眺めていてぇって気もあんだよな。しか~し!」そして続けた。「ヤッパシさ、物事には『頃合い』てのがある訳よ。ここらで次の事を考えんと・・。初ちゃんと俺、同時に昇れるのが理想だ。それに近づけんとな・・」こう思い間にも、露(あらわ)にされた彼の下方は 初美の濃厚な口唇愛撫(フェラチオ)の甲斐もあって、暴発一歩手間のレベルまで熱せられていた。愉悦の呻きを発する合間に、彼は声をかけた。

「あ、うぅぅ・・は、初ちゃん・・」 「あ、はぁっ、新(しん)さん、何かしら?」上に跨がる初美も又 喘ぎ交りに返す。「そろそろだと思うが、どうよ?」 「ふふ、それって」彼女は、含み笑いと共に こう返した。「つまり、あたしのショーツを下ろすぞって事でしょ?」 「はい、その通り!」 「あは、まぁ良いでしょう・・」そう続けながら、初美は「今夜も、来るべきものが来たわ・・」そう ぼんやりと想ったものだった。

些(いささ)か曖昧なこのを受け、中条は「よしゃ!それでは・・」と半ば声にならぬ気合いを入れ、先程から両の手指をかけていた 極小ショーツ両サイドの 紐同然のストラップを静かに下方へとずらし始めた。まず 満月の様な臀丘が姿を現し、次いで肌より濃い色合いの、薄い下草を介した菊花(肛門)が、更にやや濃さを増した下草に囲われた、落ち着いた朱(あけ)を放つ秘溝か姿を現した。「あ、見られてる!」もう何度か目の事だが、脱がされる瞬間 初美はどうしても幾ばくかの緊張を感じた。

「よしよし、好いぞ好いぞ・・」にやけ気味に、中条が呟く。「嫌らしい!」初美も、そう囁き返す。「悪いな。どうしても慣れねぇか?」訊かれると「そう思いたいけど、ダメだわ。どうしても身構えちゃって・・」 「まあ気にせんでも良いよ。そんな場合は、男のリードの仕方の問題だ。俺が何とかする。決して悪くはせん。それは信じてくれんかな?」 「ええ、そう思いたいわ。でも・・」 「でも・・か。無理でなきゃ、後を続けてくれんかな?」 「うん。それはね、貴方も知ってるあの時の事よ・・」

初美の話は、かつて彼女が歌手志望だった頃所属した 首都圏にあった芸能プロの会合にて、間一髪で難を免れた 性暴力事件の事だった。他の女性候補若干が事件に遭遇した事が、今も記憶に焼き付いているのだろう。その事は中条も分かっていた。「よしよし、まあ考えん事だよ。ここは、任せとけ・・」 「分かってくれて有難う。信じるわ・・」

これを受け、中条はもう一しきり、初美の下方に口唇愛撫(クンニリングス)を見舞う。「あっ、はぁっ・・い好い!つ、続けてぇ・・」喘ぎの答えを確かめ、更に口舌で高めて行く。それ程の時を要する事なく、秘溝から滲む秘液で、中条の愛撫は「ジュルジュル・・」なる湿った音を伴うものに変わって行った。

「ああ、ああ・・とても好いわ、今夜のは。新さん、用意は良い?」 「有難とよ。俺はもう OKだ。所で初ちゃん、このソファて゜高まりてぇのかな?」 訊かれた初美は「ふふ・・」又も含み笑い。そして「面白そうね。ちょっと前だったかしら・・勢いとなりゆきで、昼間ここで事に及んだ覚えがあるけど、多分 夜は初めてよ」 「ああ、思い出したぞ」中条も応じた。「確か 去年の夏位ぇじゃなかったか?」

「そうだな、確か夜は初めてだと思う・・」そう呟いた中条は、初美に「慣れねぇだろうから、まずは俺が下になろうな。貴女は跨って 降りて来てくれ・・」 初美「分かった、有難う。・・で、お竿(さお)さんに元気になってもらわないといけないわね」 「ああ、それなら・・」中条は返事をしながら、礼儀を正した「竿」を指さした。「そのレベルじゃダメか?」

「いやぁ、十分よ!」 中条の予想に反し、初美の返事は力強い はっきりしたものだった。「よし、いいな・・」 一瞬、男の顔に ホッと安堵の表情が過(よき)った。「さあさあ、跨って 降りて来てくれよ。今夜はさ、繋がるとこを じっくり見てみてぇんだぁ・・」 「ハハ、嫌らしい。でも好いわよ。あたしの女陰が、貴方のお竿を呑み込むとこ、目をそらさずにしっかり見ててね!」 「了解!宜しくどぞ!」そう返した中条は、傍らの小卓(サイド・テーブル)に転がしてあった 小型のペン・ライトを手元に引き寄せる。初美の台詞(せりふ)「嫌らしい!」は、これを指しての事だ。

両脚を軽く曲げて右手で「竿」を支え、仰向けに臥す男の上に女が跨り、ゆっくりと腰を沈めにかかる。直立した亀頭に秘溝が取りつき、静かに 滑らかに呑み込みにかかる。竿の中程までが隠れると「あ、ふぅぅ・・」一声、女の喘ぎが漏れた。次いで、お互いの下草が繋がって見分けがつかなくなり、騎乗位での連結が果たされた。

「ああ、このソファでするのも中々だわ・・」喘ぎ呟きながら、初美は そうするのが当然であるが如く、腰の上下動を開始する。一度は繋がった男女の下草が一瞬離れ、呑み込まれ、程好く締め上げられた男の「竿」の幹が 秘液を(纏まと)って光りながら見え隠れする。「好いぞ、初ちゃん。優れた腰遣い、たまらんわ。称賛ものだなぁ・・」昂らされるのを何とか抑えながら、中条はそう呟く。本当に、波の様に押し寄せる 射精の衝動を抑え込むのは少しばかり難儀であった。

「確か、安全日だったよな。毎度かもだが、今夜も『なりゆき』で繋がっちまったが・・」男の想像は続く。「しか~し!」 「初ちゃんの情報は確かだて。危なきゃ、はっきりそう言うはずだし・・」 十分間位だろうか。「女性上位」の騎乗位での交歓が続いた。頃合を見て、初美が言った。「新さん、ご苦労サマー。そろそろ体位替えたいでしょ?」 

聞いた中条「ああ、いや何・・俺は良いよ。たまにゃ上で跨るのも気分が変わって良いだろが。まあゆっくり、腰を振っててくれよ。俺はその間、貴女の優れた尻肌を味わわせてもらうからさ・・」 初美「まあ!それが目的だったの?狡い嫌らしさね。そろそろ区切ろうかしら?」 「ああ悪い。初めから狙った訳じゃねぇけどさ・・」 「う~ん、どうも怪しい。初めからそれ狙いっぽい感じねぇ。そろそろ離れるわよ」 「まぁまぁ、ゆっくりで良いよ」 そんな会話を交えながらの騎乗位の高め合いが 暫く続く。

「さてさて、新さん・・」少し間を置いて、初美が言った。「はい、何ぞ?」中条が返すと 「今度こそ、体位を替えるわよ。さっきから見てると、貴方は『後ろから してみたい』だって!顔に書いてあるわよ」 「おー、そかそか。そりゃ、嘘はつけませんな。確かによ、頭の片隅には それあったな。そいじゃどうする?立ってする方が良いか?それとも・・」 「はい・・」 「ソファの上で組んでみるかい?」 聞いた初美は「立ちバックは何度かしたから、今夜はソファの上でしようかしら・・」

「よしっ、良いでしょう・・」男はそう返すと、腰を浮かせて「竿」を解放した女の股下からスルリと抜け出し、上体を起こして 後ろ向きになる様促す。察した女が「回れ右」をし、男に尻を向けて四つん這いになると、纏うミニ・アンダーの裾から 優れた臀丘が半見えになった。「おー、これこれ。何度見ても好いなぁ。燃えるぜ~!」 何とか絶頂をかわし、射精を免れて一服していた「竿」が、再び元気と堅さを回復するのが分かった。

「さあ新さん・・」促す様に、初美が言った。「はい・・」中条の返事を得ると、一言「来て・・」短く、きっぱりと続けた。「よしっ、今な・・」程良く加湿した秘溝を一摩りすると、少し開かれた女の脚の間に進んだ中条は、後ろから 礼儀を知る「竿」を、秘溝に返してやった。四十八手にある「鵯越え(ひよどりごえ)」の体裁である。

「あはぁっ!ふっ、ふっ、これも好いわぁ・・」後ろからの突き上げる様な高めに、酔っている様子が分かった。腰を揺らしながら、中条は思い返していた。「この体位、このソファでこの夏 由香ちゃんと絡んだ時と同じだな。初ちゃん、それを嗅ぎ取ったのかな?香水の匂いで分かるみてぇな事言ってたが。まさか、感づいてるなんて事は・・」 その時だった。低い喘ぎを発する初美から、こんな問いかけが発せられたのは。「ふぅぅ・・新さん、ちょっと訊きたいんだけど・・」
(つづく 本稿はフィクションであります。次回は 12/2日曜以降に掲載予定です)

今回の人物壁紙 NAOMI
今回の「音」リンク 「ジェット・ストリーム~アイ・ウィシュ(Jet Stream~I Wish)」 by中村由利子 (下記タイトル)
Jet Stream~I Wish
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