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情事の時刻表 第8話「夜顔」

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場面は、中条の寝室へと移る。愛用のダブル・ベッドに両の美脚を曲げ開き、仰向けに臥した初美の股間に向き合った彼は、再びの口唇愛撫(クンニリングス)を施して 昂らせている最中であった。浅くとも 群生がそれと分かる下草をかき分け、秘溝に舌先を挿し入れるなどして秘液の分泌を促し、それが叶うと 愛撫の音も「クチュクチュ・・」という微かなものから、「ジュルジュル・・」なる はっきり分かるものに変わって行った。その間「あ・・んんん、はあっ、ふっ、ふっ・・!」との、喘ぎの答礼が女から発せられたのは勿論だ。

「ああ、はぁん。新(しん)さん・・」喘ぎを区切った初美が言った。「うんうん、いいぞ。俺は聞いとる・・」中条の返事を得ると 「もう大丈夫よ。戻って来ても。さぁ、そろそろ貴方の『お竿』をあたしに返してぇ・・」 「ん、分かった。所でですな。貴女の『どこへ』お返しすりゃ良いのかな?」 「まあ、意地悪ね。分かってるでしょ。そんな事、あたしに言わせるの?」 「ハハ、悪いな。嫌ならいいよ。俺が言や良いんだからさ・・」

少し間を置いて、初美が言った。「まあいいわ。あくまであたしに言わせたいみたいだから、ちょっと叶えてあげようかな?」 中条「それは有難とよ。さて、何て言うんでしょうな?」 「そりゃつまり『女の核心』でしょ。・・そう、一言でいう『女性自身』よ」 「あは、待てよ。そりゃ週刊誌じゃねぇかよ。もそっと俗っぽい呼び名があるにゃあるんだが、やっぱり初ちゃんみてぇな 品性の良い女性には言わさん方がええ・・かな?」 「何よ、回りくどい。あたしも聞いた事あるわよ。・・なら、貴方が言う?」

訊かれた中条は、少し距離を取った 女の露わな股間をねっとりした視線で観察しながら返す。「そやな。そういう事なら、俺が言うか・・」 「宜しくね・・」 「分かった、それはね・・」 「はい・・」 「オ・マ・ン・コ・・」 「ふふ、やっぱり。それをあたしに言わせたかったんだ。嫌らしい!絶対嫌だわ!」 「・・だろうと思った。だから『嫌ならいいよ』て言ったのさ」 「新さん・・」 「うん、何よ?」 「男の側の呼び方はどうよ?」

秘液滲む股間の観察を一区切り、今度は臀丘の美肌に 両手指で摩(さす)りを入れ始めた中条 「それなぁ・・」と一声上げた後 「それも、気が進まにゃ言わんでええ。知ってるだろうがな、まあ『お竿』でいいよ」 初美「分かった、有難う。そうするわ。所で、用意はいい?」 「用意なぁ。それって『連結用意』かな?」 初美は笑いながら「又 とぼけて・・。それしかないじゃないの。さあ、どうかしら?」 聞いた中条は 一呼吸置き「準備完了でございます」と丁寧に言い 少し上体を起こすと、両の腕で初美の両脚を抱えて 彼女の上にのしかかり始めた。

「ふふ、期待の恰好ね・・」下肢の自由を奪われ、組み敷かれた女は 微笑みながら呟く。「まあ安心おしよ。無理はせん。まだ夜は長いから、静かな波みてぇにゆっくり進みてぇんだ。さあ、次は上の方な・・」男はそう返し、一旦 両の脚を抱えた力を緩めると、次は 彼女の上体の下に腕を滑り込ませ、抱きにかかる。まずは右手、左手は 己の竿を女の秘溝に繋ぐ為に空けてある。もう幾度目かの抱擁。凝視をしなくても、交合に及ぶ事ができる様になっていた。

「よしゃ。繋ぐぜ・・」静かに中条が言うと、初美も「ええ・・」と頷いて応じ。これを確かめ、彼は 秘溝に当てた 堅く礼儀正しい亀頭を沈めにかかる。湿り充分の粘膜に導かれ、ゆっくり確実に 亀頭、そして「竿の軸」の順で 迎撃する肉壁の奥へと返して行く。少し進めると、亀頭の先端が秘溝の深奥に当たり「ああっ、はぁぁ~ん!」と、先程より大きな喘ぎを聴く。子宮口に直結して得られる「ポルチオ性感」がもたらされた証(あかし)だろう。

「よしっ」連結を確かめ、中条が言い、そして続けた。「今夜も 徐行で発進だ。徐々に焦らして高めて行こうって事で・・」 呟きは、勿論 下の初美にも伝わる。「ああっ、又ぁ・・ 又スローな昂りかしら?意地悪ね、焦らして。ん、ん・・」 「意地悪は分かってるよ。でもさ・・」 「はい・・」 「その一方で、やっぱり快感の持続した方が良いだろが。若けりゃ直ぐ昇る『瞬間湯沸かし器』もありだが・・」 「それも嫌!男ばっかり先に昇って、女は置いてけぼり。絶頂で愉悦を味わえる頃には、もう何もなかったみたいな風(ふう)なんだもん。これ、勿論、貴方の事じゃないわよ」 「ああ、分かるよ。言いてぇ事言や良いんだよ。俺は聞いてるぜ」

初美が、中条の「男」に嵌った最大の理由がこれだった。過去に交わった最初の男は、確かに年も近く、美貌度も 中条よりずっと上だったが、肝心な「男女関係の面」は品性(デリカシー)に欠けるアバウトなもので、少なからず失望させられたのだ。勿論 交際は短い間だった。その次は、首都圏での歌手志望時代、芸能プロ会合での「危ない暴力未遂事件」から彼女を救った 現総合予備校「佐分利学院」理事長との交わり。最初より遥かに大人の対応、そして反応は初美を魅了したが、何せ立場が大きく違った。それに 学院の講師に就く以上、一応でも清算すべき間柄だった。「まだつき合っていたい」想いも彼女にありはしたが、そこは「卒業」して、上下関係に移行したのだ。

今の交際相手 中条の出方は、この学院理事長の魅力をそっくり受け継いだ感があった。年恰好も背格好も似ているし、雰囲気が僅かに垢抜けないだけで、特に男女面は 往来を深めると初美を魅了して行った。焦らない行為への姿勢は、時に「物足りなさ」も感じはするが、意外に粗雑な不愉快さのない 一定は品性を感じさせるもので、少し会えない日が続くと 次のその日を心待ちにさえするレベルになっていた。

「さあ、新さん・・」組み敷かれながら、初美が呟き「今から、もっと一つになれる様にしたげるわ」と続けた。上に被る中条「ああ、あれか・・」心当たりがあった。「よし、行ってくれ・・」静かに返すと、彼女は男の腰に両の脚を組付け、ガッシリと力を込めて来た。所謂(いわゆる)「蟹挟み」。これも、信じ難いレベルで「さあ、動いて・・」と腰を叱咤する。「ああ、効くわ これ・・」中条は、しみじみと呟く。

中条「OK。まだ夜は長い。いつも通りかもだが、ゆっくり進もや。波みてぇなスロー・ピントンを見舞うとするかな・・」呟く様に言うと、初美「ふふ、嫌らしい腰の動きよね。優しいのは嬉しいけど、何かしら・・『NO!』とは言えない感じがするの。今、貴方のお竿がゆっくり、それでいて力強く あたしの中で蠢(うごめ)いてるけど、何か意思を持って動いてる様に感じるのね。そう、恰(あたか)も 膣の中に魚みたいな水生の動物が 好い感じで入り込んで、ねっとりと動き回ってる風な。あ、ああ・・好いわ」 「そうか。有難と。そう感じてくれると嬉しいな・・」ほぼ拘束された腰を、許された少ない範囲でゆっくりと上下動させながら、中条はそう初美に返した。

「ああ、おっと・・ダメダメ。まだ昇っちゃいけねぇ。うぅぅ・・」スロー・ピストンによる、正常位の行為が 10分余り続いた。中条は途中、二度三度絶頂にかかり 射精しそうになるも、ギリギリの意思力を働かせた所謂(いわゆる)「寸止め」で辛うじて凌いだ。秘溝に繋いだ 竿の勃起を維持しながら、彼は声をかけた。「初ちゃん・・」 

「はい・・」初美の返事を得て、彼は続けた。「どうだろ?ベッドじゃこのまま 貴女が下のまま昇りてぇのか?」 「うふん・・」聞いた初美は、鼻を鳴らす様に返事をした。そして「今夜はね、貴方の腕の中が 何かしら気持ちが好いの。だからお言葉通り、貴方が上から あたしが昇るのを見守って欲しいわ・・」 「よしゃ、良いだろう・・」 中条はそう返すと「もそっとしたら、ちょいと動きを強めようかな・・」と続けた。

数分経って 腰の動きを再開すると、中条は少し動きを強め、速めた。初美の両脚は、依然として彼の腰を捉えている。竿は当然、迎え撃つ秘溝から逃れられずにいる。一時 動きの停まる合間には「ふふ、新さん・・」 「はい、何ぞ?」 「そろそろ、昇り時じゃないかしら?」 「そうしてぇかな?」 「だって、絶頂まで行かないと、眠れないじゃないの?」 「ま、それもそうだな・・」会話を区切って後の動きが、この夜最後の高め合いとなった。幾度かの濃い接吻(キス)を交え、最初よりずっと強く速い腰の動きと、音程を増した喘ぎ、そして荒さの加わった呻きが交錯した。

「あ、ああっ、い、好い!い、イケるぅ~っ!」 「う、ううっ!お、俺も、の・・昇るぅ~っ!」 ベッドに移って半時程後、初美と中条は、ほぼ同時に頂に立った。「良かったよ。初ちゃんは如何?」更に一度の接吻を経て、中条は 初美の背後に腕を回し直して訊く。「うんうん、あたしもよ。今、とても好い余韻だわ」 「そうか、良かった。もう暫くこのままにしとこうな・・」 「ええ、有難う・・」 最後(フィニッシュ)の体位は、男が 腰に絡んだ女の両脚を一旦解き、更に身体の屈曲を大きくして両の脚を抱え込み、再び上から被さって交わる かなり熱め(ホット)な正常位。初美には少しだけ難儀だが、連結の感触が深めなので 中条は好んでいたのだ。下から初美が、ニヤリと笑って訊いた。「ねぇ、射精してくれた?」 それは、一輪の美しい夜顔の花を思わせた。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 吐夢あいる
今回の「音」リンク 「ラヴ・ウィル・メイク・イット・ライト(Love will make It Right)」 by渡辺貞夫(下記タイトル)
Love will make It Right
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