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想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密 第33話「余韻」

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これまでで、一番熱い「夜の補習」の山場を越え、初美と徹、小町と健(たける)の「齢の差カップル」は、まだそれぞれのベッドに横たわっていた。
「徹・・」初美が言った。「あたしの上を離れないで」「OKです。俺も直ぐには離れませんよ。綺麗な肌・・」徹も返す。未だ、師の上体を抱きしめ、露わになった、胸の双丘に顔を埋めている。彼の腰には(やっぱり)師の美脚がガッシリと絡み付けられ、一度離した核心は繋がっていないが、勝手な動きはできない。

「一番熱い夜よ。少し位遅くなっても、こうしていたいわ」「俺もですよ。まだまだ学ばないといけない事もありますし」「朝まで、こうしていたい」「ハハ、それ、できたら好いですよね。所で、いつも感じるけど、凄い脚の力ですね」「ふふ。これはね、前にも話した『愛の力』よ」「なる程、『愛の力』・・上手い言葉だなあ。聞いた事ありますね」「・・でしょう。これは素敵な力よ」改めて、師の「寝技」に魅せられる徹であった。

初美、更に脚に力を込める。「ねえ、もう回復でしょう。もう一度、君の『自身』をあたしの『女』に返して」「うわ、又ですか?でも『愛の力』のお話しで、少し回復・・かな?」「だったら、戻って来て!」「はい、やってみます」徹が「自身」を見ると、礼儀を正していた。
「大丈夫そうです。返さないとね」「そうそう。それ、君の望みでしょ」初美、笑いながら言う。「了解です。宜しくお願いします」応じた徹の「自身」、三度初美の「女性」に返される。少しだけ、男の風情あり。「んん、ふぅぅん・・さあ、動いて」「はい、只今・・」喘ぎで繋がり、肉壁に包囲され、又も蟹挟みの姿態(ポーズ)となった二人、もう暫く一つになり、上と下で語り合った。

健のベッドでは、小町と彼が横向きに、抱き合って話をしていた。
小町「これは、もしもこの前、君と会えたら話そうと思ってたんだけど」こう切り出す。
健「はい、聞きましょう。もしかして、俺たちが、この林間学級に来る事になった経緯とかですか?」
小町、健に上に重なる様促し「まあ、そんなとこね。あたしを抱いて聞いてね。君と徹が、この学級に来る様になったのは、ある同級生の父兄が、理事長に、ちょっとした頼み事をしたのがきっかけなの。それでね、二人は、初めは学院の上位成績組向けの、強化学級に入るはずだったんだけど、理事長からの連絡で、別プログラムって事になったのよ。今は、それ以上の事は言えないけど」

「なる程、やっぱり理事長先生のご判断だったんですね」「そうそう。更に言えば、君たち二人は、初等科で飛び抜けて好い成績なんだよね。だから、そこに目をつけられて、この学級に来る事になった様ね」「有難うございます。今、分るのは、そこまでですね。おい、徹。お楽しみ中邪魔して悪いな。今の、聞こえたか?」
徹は、初美を抱いたまま動きを停め「あ、いや、大丈夫だよ。初美さんも分ってて下さるし、良く聞こえた。やっぱり、俺たちの成績順が絡んでるみたいね。それで、ある同級生の親御さんが、理事長先生に頼んでこうなりましたっと。ありそうな話で、怖いな」

健「まあ、そんなとこだ。明日は、香緒里さんも戻られるから、もう少し詳しい事が分るかもよ。小町さん、期待してもいいですか?」
小町「まあ、少しならね。もう分るだろうけど、香緒里は、初美やあたし程には、この事は良く知らないと思うわ」
健「有難うございます。今夜は良かった。徹とも少し話したんですが、この林間学級の事、ざっとでも分りましたんで」答礼す。
徹も「小町さん、有難うございます」と一礼。

小町「さあ、濃い事のできる、最後の夜かもよ。お互い、心行くまで触れ合って、好い夢見ようじゃないの。と言って、初美たちは、もう一つになってる・・か」と笑いながら呼びかけ、初美も、苦笑交じりに「そうよね。最高に熱い『夜の補習』らしい締め括りにしたいわ」「俺たちも賛成です。皆が心地良い夜になる様にしますね」二少年も応じる。
小町と健も、続く様に正常位で繋がり、その後暫く、濃厚な抱擁が続いた。三度目の絶頂は・・良くは分らないが。事後のシャワーは、まず二少年、次に、下方の手入れをしたい二女講師の順だった。就寝は遅く、日付の変わる直前だったか。

8月6日の木曜。午前曇り、午後晴れ。二少年は、草サッカー朝錬が終わったこの日も、午前6時頃起床し、まず洗濯。次に、屋内でラジオ体操、早めの生徒の寝室掃除などに当たる。その後朝食。小町がいる事もあり、粥が用意され、歓迎された。

午前は、初美の国語教科が一限。10時前の、早瀬管理人夫妻の出動を待って、学級最後の、木曽川への水浴だ。小町も同行、少しの遊泳などに興じる。
昼食後の二少年「どうかな?先生方のエロコス、乾いたかな?」干されたコスを点検、乾くまで後一息だった。「二人、今日はお昼寝はいいの?」小町が訊く。
「有難うございます。そうですね、今日は、寝なくても大丈夫そうです」健、こう返す。「僕も、大丈夫そうです」徹も応じる。
小町「じゃ、午後初めの一限は、あたしがもらうね。初美、大丈夫かしら?」訊くと、初美「ええ、大丈夫。午後の後ろは、香緒里の教科に充てなければだけど」こう返す。

「有難う。もらいます」小町は、初美の返事を受け、二少年向けの臨時教科を行う。理数科の必要箇所と、空き時間は相談事に充てた。まあその時間は、概ね雑談で終わったが。
その教科の終わりに「そろそろ洗濯物、見ておいた方が好いわね。香緒里、戻って来るよ」小町にこう促された二少年「有難うございます。見て来ますね」洗濯物の乾きを確かめて、収納にかかる。幸い、この時点で全て乾いており、取り込む事ができた。まずは黒コス 二セットを隠し、続いて、他の物の整理中に、香緒里が戻った。

「お疲れ様です!」居合わせた、六人全員で迎える。最終前日でもあり、車から降ろす荷物は多くはない。着後直ぐ、三女講師は打ち合わせ。二少年は、その間だけ、短い午睡を。
打ち合わせが終わると、直ぐ香緒里の教科。これが、この林間学級最後の授業となる。内容が圧した場合に備え、翌7日の朝方にも時間が取られていたが、どうやらこの夕方で、全教科が消化できそうであった。少年たちも、早めの進行に協力、真摯に授業に臨んだ。そして夕方・・。
「二人、全教科終了よ。お疲れさんね!」三女講師からこう告げられ「有難うございます!良かったなあ、これで明日は、余裕で帰れるぞ!」二少年も、素直に喜んだ。

早瀬管理人夫妻と、初美、小町の両講師が手分けして、入浴、夕食の両準備が進行。健、徹の二少年は、先の入浴を促される。「管理人さん、今日も有難うございました!」諸々の準備を終え、帰宅の途に就く早瀬夫妻を見送って、健が言う。
「ふと思ったけど、俺たちが先に風呂入る時って、何かある様な気がしてならんのだけどな」「確かにな。『夜の補習』は昨日で終わりっぽいけど、今夜は何があるんだろう?」徹が応じる。「まあいいや。とに角、一風呂浴びるか」こう言いながら浴室へ。
ボディ洗いと洗髪の後、浴槽入り。その時、不意に外から「二人、一緒に入っていい?」の声かかる。

健「今の声、誰だ?」流石に、少し慌てている。 徹「初美先生・・でもなければ、小町先生でもない。・・て事は?」
健「香緒里先生じゃね?」 徹「わっ!でも、返事せんと・・」急ぎ浴槽を出、健と共に整頓しながら「OKです。どうぞ」
彼たちの返事の前に浴室が開扉され、一際目立つ、魅惑の裸像が現れる。今まで見た事のない、香緒里の麗姿。三女講師中、最も身長が高い事もあって、よく映える。「うわっ、素敵!」「とても好いですねぇ~!」少年たちからも歓声。
「初美も言ってたけど、この学級には変更が多いのよ。これが君たちとの、最初で最後のお風呂だし。それと、大人三人じゃ狭いしね」

香緒里の言葉は続く。「小町さんや初美とも、一緒に入ったんでしょう。本当の事を教えて。いやらしく触ったりしたの?」
「う~ん。多少はありますね。後、お二人共、垢すりとかのサービスはしましたね。なあ徹、そうだったな」健、苦笑しながら応じ。
「・・ですね。垢すりの仕方とかを教えて頂き、交代でやってましたね。ほんの少し、お触りもありましたが『夜の補習』もありますし、余り深くはしませんでした」徹も答える。
香緒里「そうかあ。私もやってもらおうかな。二人交代で、お願いね」こう望むと「OKです。じゃ、僕から」健、腹這いになった香緒里の上体から、垢すり開始。それを浴槽から、徹が見守る。下方は、彼の役目だ。

暫く後、交代。徹がウェスト辺りから下の垢すりを進め、健が浴槽へ。仕上げの頃、「ここだけの話。私の『女の核心』見てみたい?」香緒里、こう声をかける。
「マジですか?僕たちも『男』にして頂いた後なので、どう変わるか自信が持てませんが」健が返す。「僕も、落ち着いてられるか、ちと不安ですね」徹も応じる。

香緒里「でも君たち、紳士でいる事も、少しは学んだんでしょ。私は信じるわ」こう言うと「了解しました。どうなっても、落ち着いてる様にしますよ」二少年はこう返した。
彼女は、腹這いから下方を持ち上げ、臀丘の所を曲げて、「女性」が見易い風に姿勢を変えてやった。薄い下草の上に咲く、ローズ・ピンクと菊花が、二少年の眼前に現れる。「お~美しい!」「これも素晴らしい!」覗き込み、下方の礼儀を正す彼たちに、新しい感動が訪れた様だった。

「有難うございます。素敵な光景でした」二少年、香緒里の「勇気ある麗姿」に一礼。
「よくできました!とても、落ち着いてるわ」彼女も、「一応紳士」の、彼たちの反応を称える。ここは、それ以上の進展はなし。少年たちは、これからも師弟として接する必要ある以上、深入りは拙いとの想いがあるのは事実。その心中を察した「小町さんと初美には内緒よ。この事は」の師の言葉が、その証しだ。もう一つはそう、二少年なりの、初美への愛の証しの誠からだった。

香緒里がボディ洗いや洗髪を勧める間、二少年は、昼間の授業や木曽川での水浴、自然観察や天体見物の様子を、できるだけ詳しく話した。そうした事共に、香緒里は良き話し相手だった。月や太陽、星などの事は、初美より詳しいし、自然や動植物の事共も、話が合った。何よりも「女性」を拝ませてもらったから、少しは話を合せないと、との想いも強くあったのだ。
(つづく 本稿はフィクションであります 2016=H28,8,23記)

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渡辺貞夫さんの今回楽曲「つま恋」下記タイトルです。
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