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情事の時刻表 第21話「輪郭」

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雨音が、はっきり聞こえた。余り行為をする事のない 居間(リヴィング)の補助椅子を足し延長したソファの上で、初美と中条は 正常位で半裸の身体を重ね、昂っている途上であった。やや下肢の曲がりが大きい体位。男の腰には、長い女の両脚が 堅く組付けられてられていた。所謂「蟹挟み」の姿態(ポーズ)である。

「ふっふっ、はっ・・!し、新(しん)さん・・」上と下で 舌技を絡めての接吻(キス)を経て、初美が声をかけた。聞いた中条「うんうん、聞いとるぞ。言いてぇ事言えよ」 初美「分かった。それでね・・」と続けたのを途絶して「あ・・ああっ、い・・好いわ。今夜の貴方の腰の出方、特に好いのよ。し・・暫く続けて。あぁぁ・・」 「分かった。無理に言わんでええ。そいじゃ、暫く続けるって事で・・」そう返した男は、女に繋いだ下方の上下動を続けてやる。暫く後・・

初美「ああ、好いわ。でも、何か、話せる余裕ができたわ・・」 中条「一旦 止めるか?」 「ええ。でも・・」 「うん、何かな?」 「離れちゃ嫌。お竿(=男根)の礼儀を守って、繋いだままでいてね」 「勿論!」そう返した男は、女の膣内にセットされた堅い竿を、もう一度グッと奥へ進めた。「あはぁっ、そ・・そのままよ!」 「よしよし、この格好で、さっきの続きな・・」

中条は続けた。「11/3 祝日の事だが・・」 初美「はい・・」下から応じ。「南隣の M県へ向かう列車、JRの特急なんだが、午前に二便、午後と夜に各一便出るのは、貴女も知ってるよな?」 「ええ・・」 「それでだ。午前の二便は、どうせ混み合うと思うんだ。かと言って、夜からじゃ遅過ぎる。で。午後の便だったら、明日手当すりゃ何とか・・て思うんだが」 「うんうん、あたしもそう思うわ。でも、普通車の指定が一杯だったら、立つの覚悟で自由席か、随分追加でグリーン車って線もありそうね」 「その事だが、M県の外海近くまでは、フリー切符があるそうだ」 「ああ、聞いた事あるわ。熊野古道に関連した商品じゃないかしら?」

中条、更に続けた。「そう、それだ。この春、貴女の教え子だった阿久比 周(あぐい・あまね)君から聞いたよ。彼が、大学の進学記念に招かれた 豊野 豊君の実家を訪ねた時に使ったとか言ってたな。明日、出かけた折に押さえようと思ってる。普通指定券も同時に押えられるから好都合だしな。まあネットでも確保はできるが・・」 初美「そういう事なら、任せるわ。初日は、朝から出かけられる様にした方がいいかしら?」

中条「まあ状況次第だな。朝から出られる様にしてくれりゃ有難い。実はな・・」 初美「はい・・」 「あの日取りは、知っての通り世間の『三連休』なんで 11/3 祝日の午前に限って、臨時特急が出るんだ。俺が狙ってる、午後発の便がダメなら それに乗るって線も有りだな・・」 「分かった。・・で、宿の方はどうなの?」 「その事ぞ。あの辺は、余り著名な旅館とかはない土地だってのは分かるな?」 「ええ・・」 「それでだ・・」そう言葉を区切った男は、一度上体を起こしかけた為、繋いだ竿が 湿った秘溝から外れそうになった。

「ああ、イヤイヤ、絶対イヤ!離れちゃダメ、絶対!」ただをこねる子供の様に 初美が叫び、中条の腰に組付けた両脚に、再びガッシリと力を込めた。「ああ、分かった分かった・・」そう返した彼は、再び女の上に上体を返す。「そうそう、それて良いのよ・・」笑顔が戻ったのを確かめ、中条は又 言葉を継いだ。「それでさ、漁家が副業でやってる様な民宿とかが結構あるらしい。豊(ゆたか)君の実家もある事だし、一度彼に照会しようと思うんだ」 「なる程、それも好いかもね。今から連絡するの?」

中条「ああ、まあな。でも今は、初ちゃんと高みを目指すのが先だろ。落ち着いたら、彼と連絡を取るつもりだ。宿はさ、交通(あし)と違って まだ楽観してて良い・・と俺は思うんだが」 初美「あたし、あの辺りの事は良く分からないから、貴方に任すしかなさそうだわ」 「ああ、安心してて良い。俺が言い出した以上、何とかする」 「宜しくお願いね。それじゃ・・」 「うん、昂りの続き・・だろ」

会話が区切られて少しの間、正常位で重なる二人に沈黙があった、それを経て、中条が言った。「初ちゃん、下ばっかで疲れたろう。ちょっとの間 上下入れ替わろうじゃんか」 聞いた初美は「それって、思いやりのつもりで、実は貴方が下から攻めたいって事でしょ?嫌らしいわね!」 「ああ、ご免な。嫌らしいで!とに角さ、入れ替わるのは反対じゃねぇだろ?」 「まぁね、仕様がないわ。じゃ、そうしようか・・」一旦「連結」を解き、中条は、初美の上を離れる。その折、上体を起こした彼女に 右手を貸したのは勿論だ。

「さあ、仕切り直そう」ソファに、仰向けに臥した男に、女が跨り、静かに腰を落とす。 又 臀丘と秘溝がゆっくりと降りて来る。それを、礼儀を守る「竿」が迎え、亀頭から幹・・と ゆっくり呑み込まれて行く。「あっ、ああっ・・」 「うぅぅ・・」女の喘ぎと、男の呻きが入り混じり、又一つに帰って行った。「よしよし、好いぞ。初ちゃん、下から煽ってやるわ。貴女は果たして、持ち応えられる・・かな?」 「フン!何言ってるの?そりゃ、あたしの言う台詞(せりふ)よ。貴方こそ、何分もつかしらね?」そう返した女は、自らガウンを纏ったまま 腰の上下動を開始する。「う・・うん。こりゃ、利くわ・・」仕掛けられる男は、達しそうになるも、何とか凌がんと努める。「バ・・バカッ!こ・・ここでイッちゃダメじゃんか~!」

騎乗位「百閉」を経て、女が背を向ける座位「絞り芙蓉」を試す。この体位は、着衣のままでも背後から 胸の双丘や下方の臀丘に自由に手を回せるので、中条の好みだったのだ。「もう・・これが狙いだったのね。仕様もない・・」そう思いながらも、初美は 彼の希望を叶えてやる事が多かった。「あのね、お触りばっかりじゃなくて、ちゃんと腰を動かさなきゃダメよ!」 「あれ~、分かったよ~・・!」そう言い合いながらも、他方では 二人は結構楽しんでいる風情だ。来月初めの 多分行く事となろう旅の「輪郭」の様なものも、何となく見えてきた気がしたものだ。

「上下入れ替わった」体位が一区切りついた小半時程後、初美が言った。「やっぱりさ・・」 「うんうん・・」中条が返すと 「最後の高みは、あたしが下の方が良いわ」 「そうか、それじゃ・・」そう返すと、男は 一旦立ち上がった女を抱き上げて、ソファ上に仰向けに返そうとして、両腕を止めた。「さて二択だ。こことベッドと、どっちが良いか?」 「決まってるでしょ。今夜は・・ここよ」 「OK。じゃあ、決まりだ。一つだけ、聞いてくれるか?」 「はい、何?」 「それはね・・」

そう言葉を区切ると、中条は素早く初美の両脚を曲げ開いて その間に押し入った。今度は、両脚で彼の腰を捉えられぬ様 膝の裏で抱え込み、曲がりの大きい正常位で、礼儀と怒張を守る「竿」を 鮮やかさ保つ秘溝に ゆっくりと返して行く。「あ、ああっ・・つ、つまり こういう事だったのね。嫌だ、悔しい!」 「そりゃ分かる。だけどよ、一度位ぇは、俺の望みも通してくれたって良いじゃねぇか?」こう出られると、さしもの初美も 二の句が継げなかった。

絶頂までの十数分、彼女は「されるがまま」の状態になった。屈曲大きい 激しい正常位で組み敷かれ、堅さを保つ「竿」に、じっくりと しかし熱く 女の中を抉られる様な刺激を賜った。数回に一度、子宮口をノックする様な 亀頭の動き。その刺激に、女は完全に制御(コントロール)されていた。初めの内と違い、モデル張りの美しい両脚は ガッツリと男に抱え込まれ 自由を失っている。

「さぁ、それじゃ・・」組み敷いた初美を制圧した中条は、ニヤリとして言った。「これから、貴女を絶頂にお連れするとすっかな・・」 すると、下の彼女にも 微笑が戻った。「お願いするわ・・」頷いた男は、それまでの昂りを仕上げる様に、腰の動きを強めていく。エンジンのピストンよろしく 秘溝に出入りする竿の動きがせわしさを増し、それを包み込む秘液も量を増す。つきものの喘ぎと呻きを交え、10分足らずで「昇るぅ~っ!」ほぼ同時に頂(いただき)へ。

「ああ、今夜も良かった・・」どちらからともない呟き。一呼吸おき「ホント、新さんにゃ感心するわ・・」下から、初美の声が聴こえた。「有難とよ。何であれ、褒められるのは良いな。で、何だっけ?」まだ上にのしかかる中条が訊くと 「タイミングよ。いつも、大体同じでしょ。ホント、上手く合わせられるなあって・・」 「ああ、それね。慣れ半分、思いやり半分・・かな。まあさ、手前(てめぇ)だけ気持ち良くなっちゃダメだってとこは、いつも意識してるよ」 「有難う。それ、大事よ・・」言葉が区切られると、上下で唇が交わされた。

「連結」が解かれ、男が女の上を離れると、秘溝から現れた男精を口で受けてのザーメン・キス、繋いでいた 互いの核心を清めた後のシャワーなどはいつも通り。それを経て、初美が喜ぶ「お姫様抱っこ」を以て寝室へ移り、並んでベッドに臥すと、中条は 豊宛て LINEを送った。

「遅くに失礼。この前ちょっと話した 来月初の宿の件、悪いがやはり ちょっと動いて欲しい。実行は 今日の日中で OKだ。貴返事を待つ」 程なく、豊から返信。「今晩は。お待ちしてました。詳しいお返事は朝以降になりますが、宿自体は OKでしょう。後程、詳しい所をご案内に上がります。では、お休みなさい・・」 これを見た中条は、初美に「宿はイケそうだ。後は交通(あし)だな」と伝え、頷きの返事を得る。その頃には、既に日付が替わっていた。窓外の雨は、まだ続く。
(つづく 本稿はフィクションであります。次回は 1/20日曜以降に掲載予定です)

今回の人物壁紙 桜もこ
今回の「音」リンク 「フューチュア・ドリーム(Future Dream)」 by野呂一生 (下記タイトル)
Future Dream
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