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情事の時刻表 第25話「不覚」

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確かに「不覚」だったかも知れない。女医・小町が、同行する予備校の教え子・豊の竿(=男根)だけを狙ったつもりが、自らの下方を高められる事になったのは。この日は当然入浴前、彼女の下方は、あの「匂い」もそれなりだったはずだ。しかし、豊は意に介さなかった。「先生、自分だけ気持ち良くさせて頂いてもいけません。是非 お返しさせて下さい!」その答えがこれだった。

洋式便器の上で 事実上「制圧」された女医は、前述通り 下方を露わにされた上、教え子の口舌で昂らされる事になった。「ホント、びっくりする位上手くなったわ!」彼の舌技は、初めて交わった二年前から大きく進歩、教える立場の女医を陶酔させる程のレベルになっていた。「本当は・・」仕掛けられ、高められながら 彼女は呟く。「このまま入り込み、繋がって欲しいわ・・」喘ぎながら、ぼんやりと想う所だった。

小町の喘ぎと 豊の呻きは、ディーゼル・エンジンの轟音を初めとする列車の走行音がかき消してくれた。意識の上の空だった小町には、途中停車の 三瀬ヶ谷に入る車掌・津田の放送による案内さえまともに聴こえなかった。制動(ブレーキ)を使い、ゴトリという軽い衝撃を伴い完全に停止、開扉の為のドア・エンジンのエアを使う音てけようやく「あ、停まった!」と気づく有様だった。

「シーッ!先生、お静かにね・・」股間に伏せる形の豊が 一瞬顔を上げ、声をかける。「うんうん、分かってる・・」頷いて返す。幸い 二人のいる最寄りのドアからの乗降はない様だ。「発車します、ご注意下さい」自動音声だろうか、そういう意の放送と共に、チャイム音を伴い閉扉。一呼吸して、エンジンの回転を上げ、又動き出す。

小町が「豊、分かってるね。次の駅よ」呟く妻に言うと、豊は「心得てます。後 10分で昇れる様にしますよ」笑顔で返す。「ふふ、楽しみだわ。あっ、ふぅぅっ!」再び、口舌が秘溝をうねり、高め始める。続ける事約 10分「あっ、ああっ、行くぅ~!」約束通り、豊は小町を頂に押し上げた。

「ああ、とても上手。良かったぁ~!」 「有難うございます!残り時間がないの、ちょっと惜しいですね」まだ熱さと高い湿度の残る秘溝から顔を上げると、二人は笑い合った。「さ、直ぐ処理しないと・・」 「うんうん、お願いね・・」備え付けのトイレット・ペーパーで手早く股間の湿度を拭い、まだ便器に臥したままの 女医のショーツを戻してやる。次いで手を貸して立ち上がらせ、タイト・スカートを戻すのだ。「密室の用事」が済んだのは、下車駅・北紀長島に着く 10分余り前だった。

車内にいる 他の乗客に訝られたりしない様 豊、そして小町の順で前後して席へ。戻って数分で「間もなく、北紀長島に到着します」との 津田の声による放送が入る。「豊、有難とね。そろそろだわ」 「いえ、こちらこそ。じゃ、病院でのご用が上手く行くと良いですね」 「うんうん。でね・・」そう言葉を区切り、女医は教え子に耳打ちした。「あの事が分ったら、直ぐ連絡するわ。携帯の方、宜しくね」 「了解しました!」 11:20am、列車は時刻表通り、北紀長島に着いた。

「有難うございました!」 「津田さんも、お世話様!」降り口まで見送ってくれた 津田車掌と挨拶を交わすと、小町と豊は 駅前で待機のタクシーに乗り換え。いつもなら 親や親族に迎えてもらう彼だったが、この日は小町から「お出迎え不要。実家の傍まで回ったげるからさ!」と言われ 「お言葉に甘える」事に。駅を出てから、豊の下車地点までは ものの数分である。「じゃあ先生、有難うございました。ひとまず失礼します!」 「豊もお疲れ様!又、後でね!」 帰郷の折には、看護師・美波と落ち合ういつもの三差路で、豊は車を降りた。後は、何食わぬ顔で親元へ向かうのみ。二人共、そろそろ昼時だ。

小町と豊が北紀町入りして間もなく、N市の JR中央駅から、今度は初美と中条が 前述二人の後を追って南下した。列車は「紀伊5号」。混雑する駅周辺の店舗を避け、中条が事前に入手した駅弁で車中昼食。メニューは、初美が「鰻のひつまぶし弁当」で 中条が「松坂牛めし」。勿論 ペット・ボトルの日本茶もお伴に。指定席を押えていたのも幸いだった。「やはり三連休初日ね。午後も、結構な混雑だわ」初美が言った。「ああ、まぁな。でも、朝方はウチの用事もしてぇだろ?」 「有難う。その通りよ・・」

「初めての M県の外海、楽しみだわ」 「まぁ、海鮮の質は間違いねぇだろうな・・」箸を進めながら談笑する内、1pm前の出発時刻に。想えば 特急「紀伊5号」は、豊の帰郷時愛用の列車だ。この日の彼は、午前中に小町と共に発っていたのだが。JR中央駅を出た列車は、一気に加速して、まずは N市の西郊を目指す。並行する近畿参宮電鉄・名勢線には、ほぼ同時刻に発った 大坂なんば行特急が、暫し並走し、速度を競うかの様な走りを見せる。

「ふふ、新(しん)さん・・」窓側の初美は、並走する近参特急を指さして笑う。「あちらに乗れば、ほぼ一本で 由香ちゃんたちの所行ける訳よね」 中条もそれを見て「あぁ、まぁな。厳密には終点手前の『鶴橋』てとこで乗り換えになるんだが、貴女の言葉通りでな。ほぼ一本で行けるのは間違いなしって事よ」 「ああ『鶴橋』ね。貴方 あそこ大好きでしょう。何しろ『焼肉の聖地』とか言われてるらしいじゃないの」 「あぁ『焼肉の聖地』な。そうそう、その通りやよ。又近く、初ちゃんと味見に行きてぇって思う訳よ。ちと煙ってぇのが気にならなければだが・・」 話を進めながら、彼は 大坂にいる木下由香・由紀の女子大生姉妹の事に、ふと想いを巡らせたりもした。

N市中央駅を発って小半時、並走していた近畿参宮電鉄の特急が 家並みの向こうへと消えると「紀伊5号」は更に加速、広い木曽三川を渡り終えると M県へ。工業都市 Y市を経て第三セクター路線となった I鉄道線をハイ・ペースで南下。M県都の T市を経て約一時間強で勢和多気へ。ここからは、小町と豊が辿ったのと同様の山間の途となる。

「この辺が、行程の中間辺りかしら?」初美が訊いた。中条「まぁ、そんなとこだな。起点から勢和多気までは、何たって平地だから、近参線と違って単線が多いのが不利なんだが、それなりに飛ばせた訳。ここからは、そうは行かん。山間だから、登り坂やカーヴも多いしな。まあ、今のディーゼル気動車は 昔のと違って足腰もそれなりに向上してるから、そんなにスピードは落ちんだろう」

勢和多気を 2pm過ぎに発って 暫く進むと、次第に街並みがまばらになり、徐々にだが山間の風情が深まって行く。中条たちの住む A県やここ M県も、標高の高い所は そろそろ紅葉の見頃だろうが、まだこの辺りは緑が深い。それでも「普段、コンクリの建物やアスファルトの道路に囲まれてばかりだから、この山河は目の保養になるわね」とは初美の弁。中条は笑いながら聞く。

「確かに、目の保養は事実だな。それとさ・・」 「はい、何?」 「貴女モナ~!」時折唸りを増すディーゼル・エンジンのせいもあって、静かな口調だと会話が聞き取れない事もままある。それで彼は、わざと大き目の声を上げた。「有難う。それでね・・」 「うん、何かな?」 「貴方は、この風景見て 不良な想像してるんでしょ?」 「ご免!分かるかな?」 「勿論よ。さっきから、この辺の緑と、あたしの下草はどっちが深いか?なーんて!」 「悪いなぁ。それ、当たらずと言えども遠からじだったりして!」そう返し、思いきり突かれる中条であった。

勢和多気から北紀長島までの 一時間弱の行程中ほぼ中間が三瀬ヶ谷だ。ここから一段と線路のラインは険しくなり、渓谷も深まって行く。「もう一つ、聞いたんだが・・」中条が切り出した。「何かしら?」深まる谷を目で追う初美が返すと 「豊野 豊君の実家が北紀の外海沿いってのは知ってるよな」 「ええ、聞いてるわ」 「うん。で、彼も帰郷の折 この列車に乗るらしいんだが、一度その道中 列車のトイレで好い事があったらしいんだ。その相手が・・」 時折出入りするトンネルのせいで走行音が大きく増幅され、ちと聞き難かったが・・

初美「あは、それ何か AVにありそうな展開よね」 中条「そうそう。上手いとこを突いたな。その時の彼の相手は、小町先生か 中坊の頃の病気で世話んなった 瀬野美波(せの・みなみ)っていう看護師の方らしいわ。いや~ 中々やるなって感心した訳よ」 「ふん!それって、変な感心よね。そういう話になると、貴方は身を乗り出して聞いたりするんだからさ」 「いやご免、そんな事ぁねぇよ」 「でもそれ、貴方の自己申告だから、どれ位あてにして良いんだか・・?」 「分かった分かった!その辺は、貴女に任す」

そうこうする内に、列車は登り坂の頂上(サミット)たる荷坂越を過ぎ、排気ブレーキを使いながら 慎重に下って行く。勾配を緩くする為 わざと迂回するオメガ・ループと呼ばれる大きなカーヴをクリアして少し進むと、いよいよ外海が姿を現す。「あぁ、久しぶりの海だわ」初美が感嘆して言う。中条も「そうだな、暫くご無沙汰だったわ。今日は、このまま宿に落ち着くかな」と返した直後、彼の携帯が LINE受信した。小町からだ。「ん?小町さん、一体何なの?」 北紀長島まで、後 10分程だ。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 小川桃果
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