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情事の時刻表 第56話「調和」

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夜も深まりつつある高層建物の 7Fにある 中条の居間(リヴィング)にて、彼と交際相手の初美は 長手ソファ上で上体を絡め合って口舌を求め合い、高まって行った。中条は様子をみて初美のバス・ローブの襟元から右手指を挿し入れ、直には見えぬ胸の双丘をまさぐり始めていた。それを、対面の単座ソファにそれぞれ陣取った 由香、由紀の木下姉妹がしげしげと見入っている所だった。

「なぁ、由紀・・」 前戯ともいえる抱擁を続ける二人に聞き取られぬ様 姉は妹に囁きかけた。「はい、お姉ちゃん・・何やろ?」危うく元気に返そうとするのを辛うじて抑え 由紀が応じると「これは一種の賭けかもやが、初美先生と中条の伯父様、暖機(ウォーム・アップ)が済んだとこでベッドへ行かはるか、このままソファでご乱行か・・微妙やな」 「ハハ、微妙か?・・んで、お姉ちゃんの見立てはどっちやねん?」

訊かれた由香は「そない言うなら、アンタの方が先言うてや。ほならあたしの見立てを聞かすからな」 「そうか、仕様(しゃあ)ないなぁ・・」姉にはっきり分かる様 舌打ちをした由紀は続けた。「それはやな、多分伯父様 じっくり先生を攻めたいはずやから、恐らくベッドに移られる・・てあたしは見とる」 由香「ほうか。ほなあたしは、このままベッドで昇り詰める方に一票や」この会話が区切られると、姉妹は顔を見合わせ 美しく笑った。ソファでの前戯が 20分程続いた後・・

中条「あぁ、好い感じだ。初ちゃん、この辺で気分を変えてぇ思うんだが・・」 初美「あぁ気分ね。どうやって変えるの?」 「まぁ、そう難しい話じゃねよ。ソファで高まったお熱い空気を持ったまま 寝室に移動って事だよ」 「あぁ寝室ね。やっぱりソファではこれ以上高まれないって事かしら?」 「それもある。特に今夜は 美人姉妹さんの見学付きと来たもんだ!」 「あぁ、嫌らしい!」それを聞いた初美は、一瞬そう呟いた。

「そもそも・・」彼女は想った。「新(しん)さんが彼女たちを易々と泊めるのが悪いのよ。それだけなら あたしも黙認しようと思ったけど、行為まで見られるってのはどうかしら?まぁ、今更中止もできないんだけどさ・・」 そして「新さん、もしかして・・?」と、それとなく中条に訊いた。「もしかして彼女たち、寝室へも・・?」 訊いた男は「寝室・・か。あっ、それはまぁ・・流れって言うか成り行き次第って事で・・」と返す語尾は 明らかに濁っていた。

「・・たく・・」初美は一瞬、表情を曇らせた。流石に 姉妹の眼前での「行為」までは想像の外だった。しかしそれも、もう後戻りできない状況になっていた。「仕様がないなぁ・・」とは思いながら 「分かった。じゃあ、続きは寝室で・・ね」 「了解!今お連れ致そうぞ!」中条はそう言って立ち上がると まだ座る初美の背後に右腕、膝下辺りに左腕を滑り込ませ 静かにゆっくりと持ち上げた。

「おお~、好いなぁ~!」見ていた姉妹が、どよめきの声を上げた。もう何度か目の当たりにした事だが、中条が行う「お姫様抱っこ」は 相手の女が誰だろうと様になっており、贔屓(ひいき)目に見れば「一幅の絵」といえなくもないレベルだった。「さぁ、行くかな・・」そう呟き、中条は初美を恭(うやうや)しく捧げ、ゆっくりと寝室へ。それを見た由紀が、目立たぬ様さっと先行し、まだ閉じていた寝室のドアを静かに開けた。

「流石(さすが)だな。有難とよ・・」そう呟き、中条は由紀に微笑んで返す。認めた彼女は「パチン!」と短い目配せ(ウィンク)で応じた。その胸中は「いや何、お易いご用でっせ。これから先生と伯父様の『組んずほぐれつ』をじっくり観察させて頂くんやからね・・」微笑んで返す眼光のどこに、何かねっとりとした嫌らしさが感じられ、初美は感づいている様子だった。彼女を抱いた中条の背後からは、姉の由香がぴったりと張り付く様に続いた。

寝室に落ち着いた一行。中条は 広めのダブル・ベッド上に、初美を仰向けに横たえる。「さぁ、来て。熱さが醒めない内に・・」彼女はそう呟き、中条に 上に重なる様促す。「よしゃ、今行くぞ・・」彼はそう返し、ベッド上に進むと そのまま初美の上に。上と下で口舌を交わし、二組の両の腕が絡み合う。続いて入った由香、由紀の姉妹は 枕元で顔を寄せ合い、行為の成り行きを見守った。

「初ちゃん、次は 胸の見学な・・」中条はそう言うと、先刻もしていた 胸の双丘への攻勢を再開した。着たままのバス・ローブの襟元を緩めるとベージュ基調の違和感ないブラが現れた。それを下方にずらし、大きくはないが形の優れた Cカップ級の双丘が、乳首をきりっと直立させ 薄明りに映える。「うん、今夜も 好いなぁ・・」そう呟きながら 男は両の乳房に両の手指をじっくりと滑らせて行く。「あぁ、あたしも好いわぁ・・」初美も、軽い喘ぎで応える。次第に、傍らで見入る姉妹の視線は 意識から遠のいて行く様に思われた。

「新さん・・」 10分程だろうか、丁寧な胸の双丘への愛撫(ペッティング)に少し気を良くした初美は、中条に言った。「はい、何ぞ?」彼が返すと 「そろそろさ、貴方の『男の核心』をあたしの手で高めて欲しいでしょ?」の言葉に 「う~ん、無理にとは言わんぞ。今夜は一つ 歓びに身を任すってのも良いんじゃねぇのかなぁ・・」と曖昧に返す。その時、傍らに控える姉妹に、ある事を目で合図する事を忘れなかった。

「先生、伯父様・・ちょっと待って下さい!」それに応える様に、由香が少し語気を強めて返して来た。そして「そこんとこ、由紀とあたしに任せてくれはりまへんか?」と続けたのだ。期待通りとはいえ 中条は「由香ちゃんも由紀ちゃんも悪いなぁ。俺、そんなつもりやなかったんやが、その気持ちは嬉しいなぁ!」と 破顔一笑そのもので反応した。「嘘ばっかり!」下の初美はそう呟いた。「そんなの、初めから予定調和じゃないの!」

「いやぁ、悪い悪い!あくまで想定外だよ」苦笑しながら、中条はそう説明した。言い訳に取られるのは分かっていたが。「いやいや、今度こそ嫌われる・・かな。由香ちゃんと由紀ちゃんに Hの現場を見られて、しかも『おしゃぶり』まで任せたとあってはなぁ・・」ふとそう想うも、初美はそう深刻には捉えていない様にも見受けられた。

初美「あれもこれも、ホント仕様がない。でもさ、大体想像のついた事。まぁ良いわ、美人姉妹さんの『施し』を受けるが良いわよ。ただ、調子に乗っての射精だけはダメよ!」と念押し。聞いた中条「あぁ、分かった分かった。俺も大人だ。そこんとこは何としても制御(コントロール)したる。まぁ、見ててくれ・・」そう呟く様に返しながら、トレーナーの下方を下しにかかった。

「ちょいと、伯父様・・」又しても、後ろから由紀が寄り添って来た。そして「それ、あたしがやります・・」と続け、トレーナー下方にかかった中条の手を引き継ぎ、己の両の手で、慎重に下まで下ろした。その下の 濃色のトランクスが目に入った。すると・・「由紀!」姉の鋭い声が飛んだ。そして「それは、あたしがやる。位置替わって!」そう続け、中条の背後を妹と替わり、下のトランクスも下して剥ぎ取る。かくして下草の上に鎮座する男の竿(男根)と陰嚢が 女たちの眼前に晒された。

「・・たく!」こぼす様に由紀が言い 「好いとこを持って行きよる!」と続け、舌打ちした。「まぁ由紀・・」由香が宥(なだ)める様に言った。「まぁ最後まで話聞きぃや。確かに伯父様のパンツは剥いだけど、お竿(チンポ)をしゃぶるのは アンタやで。もう何や?さっきからしとぅてしとぅて堪らん風やんか?このド下品!ドスケベ!」

「ハハ、そりゃ何やろ?」居直った様に、由紀が訊き返して来た。「お姉ちゃん一流の心配りってヤツかい?そないな事なら有難と。礼を言わなあかんな。それにしてもどや?伯父様のお竿は 今夜も冴えとるなぁ。こっちが見習わなあかん位 礼儀正しいし、亀さんの先っぽからほれ・・真珠みたく 我慢汁が輝いとるわ。こりゃ期待できそうやで~!」そう言うや否や、膝立ちの中条の竿に、四つん這いで向き合う形で食らいついた。

「あっ、ふぅぅっ!ゆ・・由紀ちゃん好いぞ!し・・暫くそれで、ヨロで~す!うぅぅ!」竿の途中まで咥え込み 激しく仕掛ける由紀の攻勢に、中条は呻きで返した。「あっ、い・・いかん。こ・・こんな美人の攻めだって、何とか凌がんと・・。し・・射精はあくまで、初ちゃんの中だ。うぅぅ!」波の様に襲って来る射精の誘惑を、男は辛うじて凌ぐ。薄笑いを浮かべて見ていた初美と由香は、美しい顔を見合わせて言い合った。「さ、あたしたちも始めましょう」 その言葉を合図に初美が右から、由香が左から、硬直した中条の陰嚢にねっとりと舌を這わせ始める。「新さん、伯父様・・発射よ、発射・・」 「バカを言え。今直ぐはできんわ!」熱く激しい女たちの口舌による攻勢と、それと対峙する男の駆け引きが繰り広げられて行った。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 あいみ
今回の「音」リンク 「サンセット・グロウ(Sunset Glow)」 by野呂一生(下記タイトル)
Sunset Glow
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