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レディオ・アンカーの幻影 第25話「後戯」

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「さぁ、こっちよ。こっち・・」ほぼ無言も、間近に寄る事を促す由香利の仕草で、前嶋はこれから何をすべきかを理解した。「分かりますよ。嗽(うがい)で棄てちゃダメなんだ、じゃ、只今・・」 ベッドの縁に並んで座ると、由香利は上体を低く構えて顔を上げ、前嶋に上から唇を合わせる様促した。

「じゃあ、お指図通りって事で・・」 半開の、女の唇に合わせたそれを緩めると、男の口内にあった男精がゆっくりと女の口内へと流れ込む。「ごくッ・・」という微かな揺れと響きが、その上体を抱きかかえた彼の方にも伝わった。含んでいた男精は、ほぼその全てが由香利の体内へと消えた。

「ふふ・・」口移しでの飲精を果たすと、由香利は微笑んだ。「正解よ。大変良くできました!」 「有難うございます。咄嗟の想像だったけど、正解でホッとしましたわ」 返す前嶋は、内心本気で安堵していた。そして「もう少し、余韻を味わいたいわ」と反応した由香利と、今暫く並んで臥して過ごす事にした。日付が替わるまで後少しだ。

「ああ・・」少し乱れた 軽いウェーヴの長い黒髪を愛撫しながら、前嶋が呟いた。「こういう余韻も良いですね。ホント、貴女は素敵だ・・」 聞いた由香利「有難う。お世辞でも嬉しいわ・・」と返す。「いやいや、お世辞なんかじゃありません。本心ですよ・・」そう続けた前嶋は、一呼吸おいて 右側に臥す由香利に「もう一度、触ってもよろしいか?」と少し怖気づいた様に尋ねた。由香利「マッサージで気持ち良くしてくれるなら OKよ」と返した。

黒髪を愛でていた前嶋の右手が、首筋へと移りかけたその時、不意に由香利が言った。「のぞみさん・・」 「はい・・」前嶋が返すと 「本当に、裸にならなくて良いの?」 「ええ、これで OKです。改めて 俺、全裸より半脱ぎ状態の方が昂奮するんですよ」 「そうかぁ、ちと残念ね。私は、一度貴方と一糸纏わぬ全裸(スッポンポン)で遊んでみたいんだけどなぁ」 「ご免なさい。俺、貴女に全裸を見られるの ちと恥ずかしいんですよ。身体に自信がない訳じゃないけど・・」前嶋はそう言って哀願した。

「まぁ仕方がないわね。それじゃ・・」と由香利。「はい・・」前嶋が返すと 「今夜の終わりにさ、二人で一緒にシャワー浴びようよ。私の希望は、それで良しにしたげるわ」 「ご理解感謝!無理言って済いません!」そう返すと、前嶋は由香利の首筋から胸の双丘にかけ 手指を這わせて行った。

程好い後味の愛撫は、絶頂の後 半時程続いた。前嶋の趣向で、些か乱れたテニス・ウェア調のコス上下は着けたまま。乳房初め 上体の愛撫は、結局アッパー越しになったが、丁寧な愛撫は由香利に大きな不満を感じさせる事はなかった。一旦上体を起こし、足先から太腿にかけての愛撫に移ると、由香利は察した様に 両の脚を曲げ開いて摩り易くしてやるのだった。

「じゃあ、ちょっとお願いし難いけど・・」前嶋は、控え目に声をかけた。聞いた由香利は「ふふ、分かるわよ。残りはミニの中身しかないもんね。手を挿し入れて まさぐりたいんでしょ?まぁ良いわ」 「ご免なさい。仰る通りです!」前嶋はそう返すと、再び臥して 半分捲れたフレア・ミニの中に手指を滑り込ませて行った。

程好い濃さの下草を 軽く揉みほぐす様に摩り、勢い余ったふりをして その下の秘溝にも触れて行く。「もっと触れる様にしたげるわ・・」適当に脚を曲げてくれたので、前嶋はより容易に芳しからぬ意図を遂げる事ができた。「あぁ、好いわぁ・・」秘溝をマッサージされた由香利は、思わず艶やかな声を漏らした。

「私からも、お返しよ・・」 返事と共に、今度は由香利の左手が 前嶋の竿を捉えた。「その位置で大丈夫ですか?由香利さんも右利きじゃ?」と訊くと 「良いのよ。多少上手く行かない位がね、このマッサージは具合が良いの」 「具合が良い・・ですか。何となく分かります。あぁぁ・・」再び勃起を促される様な摩り。もしこれが右手だったら、彼は再び絶頂へと押し上げられたかも知れない。

「由香利さん、感謝です。こうして丁寧に愛撫してると、昇った後の高め合いも気持ち良く感じますね」前嶋は、素直に感想を述べた。聞いた由香利は「そうよ。頂きに昇るまでは丁寧な男も多いらしいけど、昇った後が醒め易いのよね。そういうのは興醒めだわ。のぞみさんには、そうはなって欲しくない・・」 「興醒めですか。分かります。俺はそうはなりません。約束しますよ」 「きっとよ・・」 「ええ・・」

0amを回り、日付は変わった。新しい日も、天気はまぁ良さそうだ。「さぁ、それじゃ・・」どちらからともなく声をかけ合ってシャワー室へ。見せ合いながらの脱衣。「おお、素晴らしい!」己より数cmは上背のある由香利の、見事な姿態(プロポーション)が前嶋の眼前に現れた。「ならば・・」と彼も、由香利に全裸を披露する。彼の方がやや背が低いも、筋骨には自信があった。体重も、実感彼の方が重いだろう。

「のぞみさんは、風俗のお店とか行った事はあるの?」互いにソープを遣い合ったりシャワーの流したりの合間に、由香利はそんな事を訊いてきた。「ええ、しょっちゅうじゃないけど、一度や二度は覗いた事ありますね・・」と前嶋は曖昧に返した。「そう、マットで寝かせて洗うとかは聞いた事あるの。私が再現したげようかなって思うんだけど・・」 「マジですか?そりゃ有難いなぁ!」

薄手のマットを介して前嶋がうつ伏せになった上から、由香利が技を仕掛ける。風俗店で行われるとされる「マット・プレイ」に近い技は些かぎこちなくも、彼を魅了した。「由香利さんはプロじゃない。このレベルでも素晴らしい!第一 真性の素人だし・・」今度は露わになった胸の双丘の、程好い背中への当たり。「あぁ、好いなぁ。こんな技だったら、朝まで仕掛けて欲しい・・」本気でそう思っていた。

「素晴らしい技ですね。大感謝です!」浴室を出ると、前嶋は本気で由香利に一礼した。「いえいえ、お粗末様って言いたいわ。私もね、聞いた話から見よう見真似でやってみただけだから・・」 「その『見よう見真似』が素晴らしいんですよ!」 「そうかぁ。そういう事なら、こっちがお礼を言いたいわね」笑い合いながら、前嶋は元のバス・ローブ、それを見た由香利も、元のテニス・ウェア調ミニコス上下を再び着けた。

「やっぱり のぞみさんは、私がこの格好で寝るのを期待してたでしょ?」 「ええ、本音じゃね。無理なら良いかなって思ったんですが・・」 「大丈夫よ。そのエッチな夢、叶えてあげる」 「有難うございます!」 寝酒は、前嶋がリュックに忍ばせていた、ティーチャーズをロックで。勿論二杯用意した。「じゃ、良い夢が見られる事を祈って、乾杯!」 この夜の「ラジオ深夜館」に途中から耳を傾けながら、グラスを空けると就寝。前嶋はボクサー・ブリーフ、由香利は「T」を再び着けたのは言うまでもない。
(つづく 本稿はフィクションであります。次回は 2月初旬以降に掲載予定です)

今回の人物壁紙 AIKA
日野皓正さんの今回楽曲「ステイ・イン・マイ・ウェイキングハート(Stay in My Waking heart)」下記タイトルです。
Stay in My Waking heart
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