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レディオ・アンカーの幻影 第28話「条件」

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「それじゃ・・」軽く姿勢を正した前嶋は、理乃に語っていた、前週あった由香利との一夜の事共に再び触れ始めた。「思わぬ『緊縛』に遭った次の場面・・だよね」 理乃「そうそう、そこからよ」 「分かった。では・・」こっくり頷くと、前嶋は又語り始めた。

「そう、ほぼ 10分か 15分位に間で、色んな体位を試したんだった。初めの正常位は、ちょっと長かったですか。それから俺の方がベッドに仰向けになって、上から彼女がミニの裾を持ち上げながら、降臨された訳ですわ」 「ふふ、それ、俗に言う『騎乗位』の事でしょ?」 「そういう事です」 返事を聞いた、理乃の眼鏡奥の眼光が、一瞬キラリと光った様に感じられた。

「騎乗位か・・良いわね。そうすると、貴方の視界に 彼女が M字みたいに大股拡げてさ、下草の上に剝き出しの『女の核心』が良く観察できるって寸法ね。嫌らしい魂胆だわ。どうせ貴方が要求したんでしょ?」 「いやそりゃ違う。あの夜、俺は彼女にそんな無理は一切言ってません。多分貴女は信じてくれんだろうけど」 「のぞみさん、それは違うわ」そう返した理乃の反応は、ちょっと意外だった。

彼女は続けた。「あの夜の事は、もう起きた事じゃない。貴方の要求じゃなくて、成り行きらしい事も分かった。だから事実をそのまま語ってくれりゃ良いの。それ以上でも以下でもないんだから、それ位であたしは怒らない。そこのとこは大丈夫よ」 前嶋「有難うです。それに・・」 「はい・・」 「貴女は、秘密の守れる女性のはずだから、それも信じてますよ」 「はい、有難う。よく覚えててくれたね」 「あぁ、忘れやせんですよ。では・・」と、前嶋は言葉を継いだ。

「では続けます。確かに、貴女の言う通りの絶景愛でながら、昇って行った訳。由香利さんのお股と俺の竿が繋がって、出入りするのを 10分とちょっと位鑑賞してたかな。それから彼女が前後に向きを変えて、後ろ向きで戻ってくれたんです。逆騎乗位って奴ね。そうすると、今度は短いアンダーの裾を捲って持ち上げると、優れた眺めが望めるって事で・・」

理乃「ハハ、やっぱり。のぞみさんは小学校に通ってた頃からスカート捲りの常習犯だったらしいけど、そうやって由香利さんのお尻眺めてる時って懐かし気分に浸ったりするんでしょ?」 前嶋「はい。まぁねぇ・・余り未成年の時分の事には踏み込んで欲しくない気もするんだけど、それも全部が間違いじゃないしねぇ。正直、ちと複雑な想いもするんですよ」と、少し小声で返した。本当に、あの頃の事は余り訊かないで欲しかったのだが。

理乃「ハハ、分かった。それは今回、もう訊かないでおくわ。でも貴方にとっては、とても好い眺めだったんでしょ?」 前嶋「まぁそんなとこですね。彼女、後ろ向きの時に一番腰を振ってくれたなぁ。あれも危ない程効きましたよ」 「あは、良かったじゃない。油断してるとホント 暴発レベルってとこかしら?」 「ええ、まぁね・・」前嶋の返事は、更に小声になった。

「で、のぞみさん」それに気づいた理乃も、少し声を落として訊いた。「騎乗位で迎えるのも中々好感だったらしいのは分かったわ。で、その後で貴方の要求が通ったって事?」 前嶋「まぁ近いですね。騎乗位の後 俺、どうしても後ろから攻めたかった訳でして・・」 「ふぅん、つまり最初の愛撫と同じ姿態(ポーズ)よね?」 「そう。ほぼ同じ・・かな」

理乃「なる程ね。正常位→騎乗位→逆騎乗位→後背位って流れか。やっぱりさ、繋がる感じが少しずつ違うから、男の側からすりゃ変化があってスリリングだよね。で、貴方はどれが良かったの?」 前嶋「そうですねぇ、彼女に限るかもだけど、やっぱり後ろからが良かったかな。ほれ、あの行為で昂ってる時は、別にああしろこうしろなんて言わなくても、成り行きでそうなって行く訳。そんな中で、どれかと言われりゃ やっぱり後ろからかな・・なんて思う訳ですよ」

理乃「ホント、のぞみさんって後ろから攻めるの好きだよね。で、ベッドに上ってしたの?それとも立ちバック?」 前嶋「立った姿勢だったですね。彼女はほら。俺より背が高い位だし、立った姿態で攻める方が昂れたんです。勿論、ベッドでのそれも試したけど、それは貴女とする時の為に、大事にしとこうかと思ったりしてね・・」 「そんなとこに気を遣ってくれなくても良いわよ。で、立ちバックの姿態で昇ったの?」

前嶋「いやそりゃ違います。着衣のままで後ろから攻めた後、もう一度正常位に戻ったの。でも、初めよりちょっとハード目な姿態だったかな。俺はほら、彼女から『蟹挟み』の技をかけられて、大袈裟は分かってるんだけど 腰骨を折られるんじゃないかって不安になったから、今度はそれができない様に、彼女の両脚を抱え込んで身体の曲がりを大きくして、上からのしかかった訳」

理乃「ふふ、確かに激しい正常位ね。で、繋がりは上手く行ったの?」 前嶋「うん、思ったより好い感じだったし、彼女も悪い気まではしなかったみたい。これから、絶頂に昇る時はこれかな・・なんて思ったりして」 「ハハ、好い発見ができたって事?そんなに良けりゃ、又近く試してみたい気もするわね」 「だけどちょっと待って欲しい。試すは良いけど、俺の方だけ気持ち良くなるじゃ困るでしょ?」 「それもそうだね。だって、その体位でどちらも昇れたってのは、由香利さんの場合の事だろうしね」 「まぁ、そうかも・・」

店内での二人の会話は 1H以上続いた。この日、前嶋は理乃を居所に招かず、話が区切られ次第返すつもりでいた。解散後は馴染みのネット・カフェで過ごすか、居所でネット報道などのチェックでもと思ったのだ。実際にはもう少し延び、金盛副都心近くの映画館も入る施設シネコンに流れ、夕食までを共にして解散となったのだが、別れ際に理乃が 以下の要求をして来た。

「のぞみさんが、由香利さんと会って『事に及んだ』のをさ、あたしは恨んだりはしてない。但し、一つ条件を呑んでくれればね」 「分かりやした。で、その条件を聞きましょう」 「はい、それは・・」 前嶋が頷いて耳を傾けると、彼女は続けた。「次に貴方が彼女と会う時、事(セックス)に及ぶ現場を あたしに見せて欲しいのよ」 「あぁ、そうか・・」聞いた男は、思わず呟いた。「道理で余り怒ってなかったんだ。つまり何?貴女の眼前で由香利さんと俺が絡むのを見せてくれって事?」 「はい、その通り!約束よ」理乃は 優れた笑顔を見せて言った。

「分かりやした。難しいかもだけど、機会を作らんといけませんな」前嶋は、そう返すしかなかった。次に由香利と必ず会える確証はなく、まだ何時の事とは言えないが、もしも応じなければ根に持たれるばかりでなく、勤務先に由香利との関係が流出(リーク)する恐れもあり、そうなれば彼の進退にも大きく影響するだろう。そういう事態だけは、何としても避けたかった。

「良いでしょう・・」市営地下鉄の改札まで見送った前嶋は、理乃にそう返した。「直ぐでない方が良いけど、又会いたい希望は伝えときます。上手くすればだが、日時が決まったら 又話しますよ」 「了解。宜しくね。上手く行く事を祈るわ!」 「はい、はい・・」余り気が進まぬも生返事の前嶋。

そこへ理乃が「あぁ良かった!思い出した。のぞみさん、由香利さんの陰核(クリトリス)にご挨拶はしたの?」 「あぁ、それか。余り深くはしなかったですね。竿の先を擦りつけたりはしたけど・・」 「ダメねぇ!それを指やお口でしてあげないと。彼女、ちょっと心残りでいられるかもよ」 「そりゃご免なさい。今度会ったら、ちゃんとしないとね・・」 重い条件を背負わされ、この日は夜早く解散となった。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 秋元 翼
日野皓正さんの今回楽曲「藍色(Deep Blue)」下記タイトルです。
Deep Blue
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