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この雨は こんな風に聴こえる 第19話「習性」

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「分かっちゃいるんだが・・」本当は芳しくないとは思いながら、又も黒木は、宥海の脱ぎ去った下着に手を伸ばし始めていた。これで二度目だが、それは確実に彼の習性となりつつある趣だった。「いやー、堪(たま)らん。この蒸れた感じの芳香さ。前より又小さめの 黒で揃えたブラとショーツで、感じ方が微妙に違うのも、又好いわぁ・・」

良からぬ復習にはなるのだが、黒木のとっての「上と下」つまり宥海のブラとショーツからは、微妙に異なる芳香が感じられ、又その事が彼を この様な「細やかな愚行」に駆り立てていたのも事実だった。ブラからは微かな汗と乳の様な香り、ショーツからは汗と聖水の微妙なブレンドが感じられ、そこはかとなく 彼の「男の欲求」を煽って行くのだった。この夜は、ついでにパンストをチェックしてみた。黒木が好感の サスペンダー型のこれも黒で、少しだけ柄も入る。「うん、これも好い。その内一度、ガーター・ベルト着けをお願いするかな・・」妄想は留まる事なく広まるのだった。

「まぁ待て。それにしても・・」引き続いて聴こえる、シャワーの音を確かめながら黒木は思った。「余り嵌って、この後が興醒めになってもいかん。彼女、今夜は確か安全日とか言ってたから、間違っても『暴発』はない様にせんとな・・』程々に芳香を愛でると、黒木は宥海の妖艶な黒下着を 悟られぬ様元に戻し、常備のバス・ローブを置くと、静かに 何喰わぬ顔で居間へと戻った。そろそろいつも視る TV番組が始まる頃だ。

ソファに収まってスコッチの水割りをゆっくり嗜みながら TV画面に目を遣っていると、程なくバス・ローブを纏った宥海が戻った。今度は声を出さず、目で黙礼している。「OK。じゃ、俺が・・」入れ違いで浴室へ立とうとしたその時、宥海に右腕を掴まれた。「恆(ひさし)さん、又、あたしの下着に手を出したでしょ?」

「ん?何の事ですか?」と とぼけてはみたものの、余り効き目はない様だ。「分かってるわよ。又 匂い嗅いでたんでしょ?」 「う~ん、どうかな。俺は、そこまで HENTAIではありませんが・・」 宥海「ハハ、とぼけてるね。分かるわよ。だってブラとパンストの位置、微妙にズレてたもん・・」

黒木「そうですかぁ。俺、シャワー中に貴女の下着にゃ指一本触れてないんだが・・」 宥海「いやいや、違うわよ。あたしが最初に脱いで置いてったとこから 10cm以上はズレてたわ。灯(あかり)が暗かったから、貴方が匂いを嗅いで 暗いとこで基に戻したつもりになってるだけじゃないかしら?」

「いやご免。そういう風なら・・」黒木、ようやく折れた。「そうです。私が『匂いを嗅いだ』変な男です!」又も 志村けんの台詞を真似た居直りを交えた詫びを入れる。「仕様がない。分かれば良いのよ」聞いた宥海も、半ば諦めている風情だ。「もう何かしら・・貴方の習性になってるよね。所で、あたしの匂いって、そんなに好いの?」

「断らなかったのは悪いけど・・」黒木が返した。そして「そうです。俺にとっては、至高の、そして至福の匂いなので~す!」と続けた。それを呆れ顔で聞く宥海だったが、彼の言葉が区切られると、こう言った。「分かった分かった。この後じっくり楽しませたげるから、まぁシャワー行っといでよ」 「有難と。余り貴女が怒ってない様で、ホットしたよ」笑ってそう返すと、宥海も微笑み返した。

前回もだったが、彼女も大口は利けない。黒木の入浴中、又もそのアンダーの匂いをチェックしていたのだ。「何かねぇ・・」そう呟きながら「小水と男精の匂いが交錯してる様な感じなのよ。まさか彼、独りの時に自慰(オナニー)とかしてるんじゃないかしら?今夜はそうはさせないけどね。何しろあたしは、安全日・・」ひとしきりボクサー・パンツとアンダー・シャツの汗メインの芳香をチェックすると、宥海はそれらを元の位置に返すも、わざと悟られ易い様に 少し雑に置いてみた。

「さて・・」居間に戻る前に、宥海は一旦寝室に入り 黒木に借りたバス・ローブから更に着替えにかかる。夜着(ナイト・ウェア)にもなる、濃色ノー・スリーブのフレア・ミニウェアの上下にチェンジするのだ。アンダーは勿論、日中から着る黒基調のもの。サスペンダー型のパンストも再び着け、る。前に一夜を共にした時、彼が「是非、着ている所を!」と興奮気味に語っていたのを良く覚えていたのだ。「ふふ・・」身仕舞いが整い、暗めの灯をバックに立ち鏡でチェックすると、宥海は微笑んだ。「我慢できずに、暴発しなきゃ良いけど・・」

宥海がシャワーを終えてから小半時程して、黒木も浴室から戻る。「出たよ」 「了解。ちょっと寝室を借りてるわ」 「OK。ゆっくりどうぞ・・」宥海が、彼の入浴中に下着の匂いを愛でた事さえ、彼は大して気にもしていない様だ。引き続きの水割りと宥海の飲み物を用意し、両の目は TV画面に吸い寄せられている風情だ。「そろそろ、ちょっとだけ驚かせてやろうかしら・・」居間との仕切り扉を僅かに開け、ニヤケ顔で寛ぐ無防備な黒木の有様を、宥海は確かめるのだった。

「お待たせ。さぁ、戻るわね・・」 「よしゃ。迎えたげるよ。おー、こりゃ好い!」軽いノックに反応し、居間と寝室の仕切り扉の傍まで迎え出た黒木の眼前に、絶景が飛び込んだ。黒いフレアのミニ・ドレス上下姿の宥海がモデルの様に凛とした様子で立つ。「これだこれ!俺の考える、理想のエロコスだ。宥海さん、よくぞ分かってくれた!一礼ですぜ!」

答礼した黒木は、そのまま宥海の背後に右腕を回し、左腕を太腿から膝の辺りに配すと「さぁ、力を抜いて良いよ。全て、俺に任せて・・」との一声を以て、ゆっくり慎重に抱き上げる。所謂「お姫様抱っこ」を実行した。「ふふ、いきなりね。でも嬉しい・・」唐突な感じはしもするも、リフトされた宥海も悪い気はしない様だ。「これ一度、やってみたかったんだよね。今夜の貴女が特に素敵だから、つい・・」 「良いのよ。有難と・・」長手ソファ、黒木の隣席にフワリという感じで着けてやる。「ソファの座面が、尻によく馴染む様に・・」そんな願望が、黒木の脳裏をかすめた。

ソファの座面は、合成レザーだ。宥海のショーツはただ小さいだけではなく、所謂「T」と呼ばれる臀丘の露出と陰裂への食い込みが激しい、見る者には楽しみなタイプだ。「そうそう・・」合成レザーに直では快くない事が分っている黒木は、座面にフェイス・タオルを敷いてその上に着座させる事を考えた。これで宥海は、少しは不快にならないはずだ。「うふ、これも好いね。有難と・・」 「いえいえ、これ位は幾ら俺でも気がつく訳で・・」 とはいえ、露出極大の 女尻をじっくり愛でたいとの男の本音が露骨に感じられたのは事実だった。

「そいじゃ、改めて・・」落ち着いた二人、寝酒の杯を合わせる。この夜、宥海に振舞われたのはカンパリ・ソーダ。先刻から代えた、黒木のスコッチの水割りと乾杯してもう暫く、居間で過ごそうという事に。勿論黒木の手指を使った「悪さ」は徐々に開始されていた。薄いミニコスから覗く美脚に、彼の心理は動揺し始めていたし、下方の「竿」の感度も跳ね上がってきていた。当たり障りのない肩越しに、まずは右手を伸ばして行く。

「ふふ・・」窓外の雨音に乗って、宥海の含み笑いが静かに聞こえる。そして「これって前戯なの?」の問いが続いた。「そう・・ご想像に任せます」黒木、曖昧に返した。そして「そういう事なら、そろそろ胸辺りから迫ろう・・かな」と続け、右肩に回した手指を、右胸の「峰」に滑らせた。「中々、好い感じ・・」 「あら、乳房(おっぱい)」褒めてくれるのって初めてじゃない?」 「まぁね。毎回同じじゃ、能がないでしょ」 「あは、・・まぁ、それもそうね」全く嫌そうでない反応を確かめた黒木は、もう暫く「胸の双丘」の感触を得るべく、アッパーからブラの中へと指を侵入させるも、下方の「絶対領域」が気になって仕方がないのも事実だった。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の壁紙 JR名古屋駅南方の新都心「ささしまライブ」付近の 梅雨の晴れ間 2019= R 1,6 撮影、筆者
今回の「音」リンク 「ディープ・ウォーターズ (Deep Waters)」 by Incognito (下記タイトルです)
Deep Waters
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