FC2ブログ

記事一覧

この雨は こんな風に聴こえる 第22話「攻防」

b5b6558c.jpg
「わ、分かった。ゆ、宥海さん。でも・・あぁ、効くなぁ・・」前回と違って、ゴムを介す事のない直の繋がりを 黒木はこの夜、心底じっくりと味わいたかった。双方が、彼の好む下方が露わの半脱ぎ状態。多くの男女が全裸の所謂「スッポンポン」で行為を進めると聞くが、この所は彼は、一般と少し違うかも知れなかった。

それにしても、黒木の腰を下から捉えた宥海の脚力は 想像を超えて強かった。まるで蛇の様に腰を取り囲む様に組み付き、ガッシリと強く締めてくる。堅く礼儀を正す竿を捉えて締め付ける膣圧も相当なものだったが、両の脚はそれを超える力がある様に感じられた。「よく効く。そうだよな・・」上から宥海の背後に両の腕を滑り込ませて胸の双丘に顔を埋め、慎重に腰を起動させながら、彼は呟いた。「毎日のランニングは伊達じゃない。嫌らしい想像は分かってるが、こういう所に現れる訳だ・・」

照度を落とした 薄暗い寝室で、低い喘ぎと息遣いを交えながら、慎重な迪送行為が小半時程進められた。初めは驚かされた脚力も、少し慣れると程好い拘束感に魅了される黒木であった。それと共に「普段、画面でしかお目にかかれぬ魅惑のキャラが、今宵は腕の中にいる」愉悦も同時に頭をもたげてくるのだった。

「昇りたい!でも少しでも長く繋がっていたい・・」相反する二つの想いを、何とか上手く制御(コントロール)する必要に迫られてきた。腰の動きを休めず、その合間に 下にいる宥海の様子を窺う。小刻みな喘ぎと吐息を交互に交え、それでも黒木の昂りに 確(しか)とついてきている様子が 彼を一安心させた。

「あぁ、好い感じだ・・」一旦 腰の動きを停めて呟くと、緊張していた宥海の顔にも笑みが戻った。そして「恆(ひさし)さん・・」と呼びかけ。「はい、貴女も好い感じ・・かな?」 身体を攻め 貪っている手前、黒木は慎重に訊いた。宥海「うんうん、かなり。それでね・・」 「はい。聞いてます」 「今夜の貴方の出方って、この前よりずっと あたしと一つになろうって努力してるね」 

黒木「そいつは感謝です。そうだね、俺も少しは気をつけてってとこかな」 宥海「それそれ。今ね、お竿があたしの『女』の中で、肉壁や粘膜がどんな風かって、探ってる様に感じるの。それって素敵な出方よ。あ、だからと言って、止まっちゃダメ。動いて・・」これは、動き続けると射精しかねない為、黒木が用心して停めたのだ。

黒木「そうですか。そう感じてくれると、俺も嬉しいな。そいじゃもう少し、この体位で動いて良いかな?」 「ええ、宜しくね・・」会話を区切ると、更に数分間程 正常位の交合が続いた。その後で・・「宥海さん。下ばかりじゃ疲れるでしょ。上と下、替わろうか?」 「それ嬉しいけど、本当は違うでしょ?」 「何が?」 「だって、さっき貴方はあたしの上で動いてる時、ずっと『効く、効くぅ~っ!』て叫んでたじゃないの。あれはあたしが、貴方の腰を両脚できつく締めたからでしょ。つまりそれから逃れたいって・・」

「ご免ご免・・」苦笑を交え、黒木が応じた。「確かにそれもあるかもね。でも俺、あの締め方は気に入ったんだ。何なら一晩中上でも良い位。でもそれじゃ、貴女が疲れるんじゃないかって・・?」 「あたしは良いわ。何なら朝まで下だって・・」 「うーん、そう出られると大きな事言えないけど、一晩中同じでもねぇ・・」 「ふぅん、つまり変化が欲しいんだ」 「それもある。貴女もその方が良いでしょ」

とりあえず、二人は正常位から体位を替える事にした。まずは上下入れ替え。黒木が仰向けに臥し、堅さを守る竿に 上から宥海の女芯が降臨、騎乗位で再び繋がる寸法だ。「俺が下から動くから、暫くじっとしてて良いよ」一応思いやる様な 黒木の囁きに宥海は「ふふ、そうは行かないわよ。気持ち良くなりゃ動くって・・」再び互いの「核心」を繋ぎ直すと、やはり宥海の言葉通り 動かない訳には行かなくなった。

「あっ、ああっ・・こ、これも い、好いっ・・!」黒木が下から動いて振動を加えると、それが分った宥海も、己の腰を揺すって同調してきた。「わっ、これも効くなぁ。余り強くすると、暴発しそう。まだまだ、昇る訳には行かんのだぁ・・」 騎乗位での繋がりも十数分間程。この夜何度目かの昂りを、ここも黒木は 辛うじて抑え切った。

「ふうっ、危ない危ない。二回昇りゃ良いってのはその通りだが、俺は是非 宥海さんの中にドップリと発射したい。安全日だって言うし、こんな機会(チャンス)はそうそうはないのだからな・・」そう呟いた黒木は、もう一度体位を替えて 何とか昂りを遅らせようと務めた。

「宥海さん、今度はね・・」腰の動きを停め、下から見上げると、黒木が言った。「嫌じゃなければ、もう一度体位を替えようかなって思うんだけど・・」 聞いた宥海「まぁホントに・・何か、絶頂に昇るの遅らせようとしてるんじゃない?好い感じだから、長く味わいたいってのは分かるんだけどさ・・」 「悪いですね。余り長く引っ張るのは NG・・かな?」 「夢を長く見ていたいってお気持ちは分りますよ。でも・・」 「はい・・」 「昇るのには頃合いってのがあるわよ!」 「まぁ、そうだよね。でも、もうちょっとだけ後。それはダメ・・かな?」

「あぁ、仕様もないわね。でも、そういう事なら 少しは理解したげようかな・・」宥海はそう言い、後一回の体位替えに応じる事に。そして「どうせ貴方は、今夜はまだしてない 後ろ(バック)からの攻めを試したいんでしょ。それなら、短いアンダーからお尻が半見えで大興奮!って寸法なんだ。何となく分かるわ」 「あ~あ、又読まれた。ほぼ『まんま』その通りやよ~・・」 「大丈夫よ。男の考えてる事なんて、大抵ちょっと見てりゃ分かるんだから・・」 黒木はもう、返答もできなかった。

「そういう事なら、さぁ 始めるわよ」宥海は、寝室に備えてある大きな立ち鏡が使われる事を分かっていた。つまり後背位(バック)での行為が鏡で見られる妻に意図していたのだ。これにも黒木は頷くだけの反応。そして宥海に やはり脱衣を求める事はしなかった。「ほら、やっぱり・・」

「悪いですね。分かってくれて、有難う・・」呟いて返した黒木は、ベッドに両腕を突いた なるべく楽な姿勢で宥海の背後を攻めるつもりでいた。傍らに立ち鏡を 方向を加減して、後背位での繋がりができるだけ観察できるセットしたのだ。「恆さん、狡い・・」それを見て、宥海が呟いた。「そのままだと、貴方からしか『核心』が見られないじゃないの?」

「それも悪い。後で角度を変えるから、ここはこんな感じで始めたい訳でして・・」そう返すと、ベッドに曲げた両腕を置き、スラリと両の脚を伸ばし を突き上げた臀丘に両の手を添え、黒木は再び繋がる態勢に。「早く!」叫ぶ様な、宥海の声。そして「早く、お竿を返して!」前屈みの姿勢。短いフレアのアンダーの裾からは、あらかた臀丘が覗き、捲らなくても繋がる事ができる位。これも勿論、黒木の好みだ。

「じゃあ、お言葉に甘えて・・」立ち鏡の前で、黒木は宥海の背後に擦り寄ると、露わな秘溝から更なる秘液が滲む様を確かめた。「よく濡れてるな、今夜は・・」そしてゆっくり、竿の先で秘溝の陰唇を割り、静かに中へと進めて行く。微かな突き当りを感じた時「あ、はぁ~ん!」先程より濃くなった、宥海の喘いでの反応が聞こえた。LEDのペンライトでその部分だけをライト・アップした結合部が、くっきりと立ち鏡の中に認められた。「じゃあ、再開ね・・」横目でそれを確かめながら、黒木は又 腰を今度は前後に動かし始めた。

同じ頃、同じ金盛副都心の 黒木の居所から遠くない某所で、宥海の妹・麗海(れいみ)と 黒木の弟・存(たつる)の行為も始められていた。酒食とシャワーを経て、まずは小部屋のソファ上で、挨拶代わりの接吻。存が舌技を使ってやると、麗海はまず ニッコリと満足そうな笑みを浮かべた。「そうそう、初めから少し大胆に出てくれる方が、あたし楽しいの・・」 「そうですか。多分・・だろうと思った。少し大きく出て良かったよ」 「それって、ホストの時に勉強したの?」 「まぁ、そんなとこですね・・」こちらも会話から 深まって行った。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 彩乃なな
今回の「音」リンク 「雨音」 by 久保田利伸 (下記タイトルです)
Amaoto
スポンサーサイト
[PR]

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hakase32

Author:hakase32
愛知県在住の後半生男です。恐れながら、主に18歳以上限定内容を記して参ります。

お手数ですが、拙各稿を初めからお読み下さる場合は、下方にあります月間アーカイブ他のご利用をお願い致します。
他ブログを含め、拙記事の無断転用及び引用は ご遠慮下さい。

下記ランキングに参加しております。
クリックをお願いできれば幸いです。

官能小説ランキング

アクセスカウンター

愛と官能の美学

Shyrockさんの R18読み物集。他の作者各位も多数リンクされています。入口は、下記タイトルです。

赤星直也のエロ小説

赤星直也さんの R18読み物集。入口は、下記タイトルです。

未知の星

赤星直也さんの R18読み物集もう一つ。他の各位の作品も収録されます。

Mikiko's Room

Mikikoさんの、カテゴリー豊富な R18読み物集。独自視点の旅日記も好感です。

Adult Novels Search

R18 読み物の検索サイトです。

ブロとも一覧

拙バナーです

知人様より、優れたバナーを賜りました。必要時はご利用を Produced by Shyrock

もう一つの 拙バナーです

知人様ご厚意により、拙バナー追加編も賜りました。必要時はご利用を。 Produced by Shyrock

清き一票を(笑)

下記ランキングに参加しております。

日本ブログ村バナー


にほんブログ村 →できますれば、こちらも応援を・・

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

月別アーカイブ

これまでの拙連載「想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密(2016=H28,9~10)」と「轍(わだち)~それから(2016=H28,11~2017=H29,2)」  「母娘(ははこ)御膳(2017=H29,3~6)」  「南へ・・(2017=H29,6~8)」 「交感旅情(2017=H29,9~12)」 「パノラマカーと変な犬(2018=H30,1~5)」  「ちょっと入淫(2018=H30,6~10)」 「情事の時刻表(2018=H30,11~2019=R1,6)」 「レディオ・アンカーの幻影(2019=R1,11~2020=R2,5)」も お読み頂けます。