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この雨は こんな風に聴こえる 第26話「挙動」

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十数分間は続いただろう、麗海(れいみ)と存(たつる)の、立ち鏡で 美しい愉悦の表情を確かめながらの後背位(バック)での高まりが曖昧に区切られたのは、日付が替わった直後だった。窓外は依然、やや強めの降雨。一定の防音構造とはいえ 雨音がはっきりと室内の耳元にも届き、行為による多少の喘ぎは 決して聴こえない風に思われた。

「ねぇ、存さん・・」背後から やや攻める様な腰の動きを止めた彼に、麗海は声をかけた。「はい、聞こえるよ・・」存が返すと「もう一度、お竿がしゃぶりたいな・・」 「ハハ、気に入ってくれたんだ。有難う。そうだね、今度は何時と言えないから、少し味わっとくと良い・・」そう言いながら、存は麗海との「性器の連結」を慎重に解き、ゆっくりとその背後を離れた。

「最後はさ・・」彼は言った。「多分貴女は、俺に上から攻める様に言うだろうから、ここは俺が下ね。今 寝てみるから、上から降りて来て・・」短くも、ホストの経験が生きるのだろう。ソフトに、しかし断り難い風情を伴って、存は麗海にそう指図した。「分かった。良いわ・・」この時の彼女には、存が何を意図しているのかも一定は分かっていた。つまり「俺の顔に下方を向けて降りる様に」という希望だという事だ。

「これで良いかしら?」浴衣の裾をはだけ、これも同様の存の顔面に、麗海が股間を擦りつけんばかりに近づけて跨る。俗に「逆さ椋鳥(むくどり)」とか呼ばれる 69(シックス・ナイン)の姿態だ。彼女の顔前には当然の様に、礼儀を知る存の竿がそそり立つ。「あぁ、素敵・・」本当に、直に見られないのが惜しまれる トロリとした美しい表情を以て、麗海は又 存の竿を咥え込みにかかる。

一方の 存の眼前には、これも当然ながら 露わになった麗海の朱に染まった秘溝が、下草の上に咲く。「よし、好いぞ好いぞ・・」竿の亀頭、幹からその下の陰嚢へと舌を走らせ、ソフトに昂らせる麗海と技を競う様に、存も彼女の「核心」を まずは手指でゆっくり、じっくりと攻め始めた。「ホント、湿った感じが宝石みたいで美しい。最高の手マンだな・・」 必須の嗜みとして、手指の爪は初めから切り、切っ先には念入りにヤスリをかけて粘膜などへのダメージを避けている。更に用心しながら、存は麗海の秘溝にゆっくりと手指を出し入れして高めて行った。

麗海「あ、はぁ・・!存さん、二回目のおイタもグーよ。続けて・・」 存「OK、 OK。日付変わったって 夜は長いからね。まだまだ、ゆっくりやるよ。もっと良くなるから期待してて・・」 「ふふ、できるだけ焦らすつもりね。意地が悪いんだ・・」 「まぁ、そういうとこもあるかな。仕方がない・・」 「でも良いわ。気持ち良く高まれるならね。あっ、あっ・・好い!」指先で麗海の秘溝に侵入し、掻き回していたのがさり気なく抜かれ、口舌の攻めに替わったのである。

「口舌で、麗海さんのアソコを味わえるのは 今夜はこれが最後。さぁ、じっくりやるぞ・・」そんな(変な)意気込みで、存は今度は 熱くも濃厚な口唇愛撫(クン二リングス)を仕掛けて行った。「あっ、ん、ん・・!」彼の竿も咥えられている。行為を進める麗海の喘ぎも、籠った様なそれに変わって行った。「適度に区切らないと、又 昇らされる。危ない、危ない・・」

再び咥えられ、昂らされて「発射」の瀬戸際まで追い込まれた存だったが、ここは何とかギリギリで踏み留まった。「やっぱり、最後の高まりは正常位・・かな。彼女もきっと、それを望んでるんじゃないか・・?」一方で、そうも思っていた。「それにしても・・」と改めて思わせる程、麗海の舌技は冴え渡っていた。油断すると、又も暴発しかねない所を、存は辛うじて抑えた。

「ふふ、存さん・・」陰嚢を捉えていた手指と、竿を咥え込んでいた口舌の動きを同時に止めて、麗海が言った。「随分熱いね。あたしのアソコもだけど。そろそろ『今夜最後の繋がり』にしよか・・?」 存「あぁ、好いね。どうですか?今夜の最後は、俺が上の方がよろしいの?」 「そうですよ。言わなくても分かるでしょ。貴方の腕の中で絶頂に昇れりゃ 最高に安心だもの・・」 「分かりやした。それじゃ・・」

会話を区切ると、麗海と存は そっくり姿態を入れ替えた。今度は麗海が泡向けに臥して 改めて浴衣の裾をはだけて両の脚を曲げ開き、その上に 存が重なる。下方共々 襟元も開かれて、ブラを下しかけた胸の双丘がよく拝める。損はまず 上からの接吻(キス)を経て、胸の双丘に顔を埋めて行く。それから口舌で、交互に好ましい乳房の愛撫に入る。「ん、ん、ふぅ・・」麗美は、低い喘ぎで反応した。

「さあ、そいじゃ・・」数分間に亘り、胸の双丘への攻めを区切ると 存は言った。「いよいよだな。今夜最後の繋がりですよ。今度こそ、頂上へ行くからね・・」 麗海「やっと来たね。随分と、寄せちゃ返す波みたいに高まったり低まったりしたけど、今度はホントだよね?」 「そう、今度は本物。俺は裏切りませんよ。期待してて・・」そう返すと、麗海の上に重なった彼は、ゆっくりと慎重に 礼儀を正す己の下方を、麗海の下方に繋いで行った。

「あ、あぁ・・。この締まりとぬめり、二度目も好い・・なぁ」徐々に深まる繋がりに、己の竿に この肉壁と粘膜の感触を記憶でもさせようとする様に、存は酔い始めていた。連結を果たすと、もう一度 程好く長いブルネットを揺らしながら腕の中で蠢く麗海に 唇を合わせてやる。「ん、んん・・い、好い・・」籠った喘ぎが反って来る。再度とはいえ、存の昂りは初めと変わらない程高揚していた。それは、彼の腰に両の美脚を蛇の様に組付け、ガッシリと締め付けにかかった麗海の出方にもよるかも知れなかった。

「さぁ、これで・・」腰の動きを休まず続けながら、存は呟いた。「こ・・これで麗海(かのじょ)と、もう一度高みに昇れるな。俺は一度達してるから、ここからは彼女次第・・あ、うぅぅ・・」 「あっ、ふうっ・・た、存さん、二度目じゃない位 好い感じ。このまま動いて、高まって欲しい・・」 「勿論!任しといて。も・・もう少しで、頂上だぁ~ッ!」 二人ほぼ同時に頂に昇ったのは、正常位の姿態に戻して十数分後だった。

「あぁ、良かったぁ・・」 「有難と。今の貴女は、マジ美しい・・」 まだ息は荒くも、昇り切った充実感に見舞われた二人は、又 上と下で口舌を交わした。「ジュパッ、ジュルル・・」と、普通の接吻では聴かれない様な、少し耳障りかも知れぬ 濃い愛撫音が交わされた。暫く後・・

「そろそろ、離れていい?」存が訊くと、麗海「ゆっくりで良いわよ。まだ夜は長いし、何なら朝まで繋がってても良い位・・」と返す。「有難と。余程良かったんだな。でも俺も勉強になった。貴女にどうしたら良いか、何となく分ったよ」 「こちらこそ。存さんは、高まってる場面でも、何ちゃら喋りかけた方が良いみたいね」 「良いですよ。俺もね、途中で話しかけられる位が丁度良いのね」 「なる程。それってやっぱり、前にホストだったりしたせいかしら?」 「うん。それ、少しはあるかもね・・」そう返した時、二人は見つめ合って笑った。

少しおいて 存が麗海との連結を解き、濡れた竿を潤った秘溝から抜き離すと、初めの時とそう変わらぬ濃さの男精がゆっくり流れ下ってきた。「麗海さん・・」 「はい・・」 「まだ、綺麗になりたい?」 「勿論!ティッシュなんかで拭って捨てちゃダメ!それ、貴方の指で掬って・・後はこっちよ。こっち・・!」そう返した麗海は、存に向けて 己の美顔を指さした。

「おい来た!」それを見た存は、何とも嬉しそうに反応した。「このHENTAI!ホント、単純なんだから・・」と、これは麗海の本音だ。思っていても口にはしない。存はそれから、麗海の注文通り、その顔面に 発射した男精を丁寧に塗り付けてやった。その時彼女は、これまでに見せた事のない 至福の表情を見せた。「やれやれ、貴女も随分変わってるな・・」と存も思ったが、口外せずは勿論だ。

日付が替わってほぼ半時。やや大きな雨音に乗じて 二人一緒にシャワーを使い、軽い寝酒で杯を交わし床に就くと、傍らの存は 忽(たちま)ち深い眠りに落ちた。麗海もその隣で、浅い眠りに就いた様な・・ふと目覚めて 時計を見れば 3am。「よしっ、好い頃合だ・・」そう解した麗海は、静かに起き上がると、まだ夢中の存の様子を確かめて そっとクローゼット前へ。慎重に扉を開き、彼のポーチを改めると 札入れ(ウォレット)を発見。その中から、万札三枚を抜き取り、他の紙幣硬貨やカード類には手を出す事なく元に戻し。抜き取った札を己のポーチ内へと移し、手を洗った後 何食わぬ顔で再びベッドへ。窓外の雨音は、相変わらずだ。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 跡見しゅり
今回の「音」リンク 「空が鳴っている」 by東京事変 (下記タイトルです)
Sora ga Natteiru
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