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この雨は こんな風に聴こえる 第52話「整合」

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「又 試されてるな・・」 緩く羽織ったバス・ローブの下方に侵入を図る 麗海(れいみ)の白い手指の動きに何となく気を遣りながら、黒木は思った。さっきから、右と左の手指を交互に彼の下側・合わせ目に滑り込ませては、奥に潜む竿(男根)への接近を試みているのは分かっていた。この夜の麗海は、当たり障りのない淡いベージュ系のトレーナー上下。まぁ、そう深い所までは行かなさそうなのは、鈍い黒木にも感じられた。

「さぁ・・」 左手の方が事をし易いと睨んだ麗海は、今度は黒木のバス・ローブの合わせ目から直ぐには出て来ない。「今度ね・・」彼女は続けた。「恆(ひさし)お兄さんのお竿を 必ず連れ出すんだ。それまでに、ちゃんと礼儀正しくしててね」 「あぁ、礼儀・・ね。わ・・分かった。まぁ、そうなる様にしようか・・」 そうこうする内に、麗海の左手指は 黒木のボクサー・ブリーフに到達した。

「ねぇ、恆お兄さん・・」改めて訊いてくる麗海に、どう返事すべきかは想像がついた。「わ・・分かるよ。つまり、前開きから手を入れても良いか、それとも・・」 「何よ?はっきり言ったら。あたし、何でも聞いたげるよ」 「つまりね、アンダーを脱いだ方が良いかって事だよね?」 「そうそう・・」

黒木は、一瞬迷った。己にとって好都合は、勿論ボクサー・ブリーフを脱ぎ捨ててしまう事だった。もしもこれが週末だったら、そうしたかも知れない。その場合、勿論麗海にも脱衣を促す事だろう。だが今は月曜の夜だ。明日は休みではない。彼女にしてもそうだろう。とに角、この夜は 余りの深い行為は避けたかった。

「麗海さん・・」本当に、微かな声を以て 黒木は訊いた。TV画面は ONなので、放送音声で危うくかき消されそうな音量だ。「うん、聞いてるよ・・」返事を受け、続けた。「俺、今夜は脱ぎませんよ・・」 「ふふ、分かった。そういう事なら・・」微笑んでそう続けながら、麗海は 黒木の下方に滑り込ませた手指を 勃起し始めた竿に絡ませ、強引に連れ出した。

「うんうん、これよこれ・・」少しく満足げに呟きながら、礼儀を正し始めた浅黒い竿に左の手指を走らせ マッサージよろしく摩(さす)りを入れる麗海は、美しくも不気味な笑みを浮かべる。「恆お兄さん、今夜は深い事 したくないんだ?」 聞いた黒木は「あぁ、まぁね。これが金曜か土曜の夜なら 襲っちゃうかもだけど・・」 「ふふ、襲っちゃう・・か。少し残念だわ。お竿の性能は十分みたいなんだけどなぁ。ほら見て、亀さん型の先端から我慢汁がさ。何だかね、涙みたいに綺麗だよね・・」 「それは、まぁ・・」次第に HENTAI染みて行く 麗海の出方に、黒木は返す言葉に詰まる様になって行った。

「それでね、お兄さん・・」 「はい、何?」 「今夜位、普段中々してくれない、胸の周りを摩ってくれると嬉しいんだけど・・」 「それは何?トレーナーの上から、双丘(おっぱい)に触ってくれって事ですかね?」 「あっ、嫌ぁ~ね。ちょっと直接(ダイレクト)過ぎて下品だわ。もう少し、遠巻きに言って欲しかったのよ。でもそれ、正解よ」 「あぁ、ご免ご免。じゃあ訂正。上の方のふくよかなとこへマッサージって事かな?」 「はい、その通り!」元気良く返すと、麗海はトレーナーの上方(アッパー)を脱ぎ始めた。

「まぁまぁ、落ち着いて・・」そう言いながら、黒木は一旦立ち上がると、横向きに座る麗海の背後に回り トレーナーの脱衣を手伝ってやった。「どうする、これもかな?」次に姿を現した、淡色のブラも脱がすか、黒木は訊いた。麗海「・・と言うか、ブラを剥ぎ取るのが望みなんでしょ。貴方・・」随分直接(ダイレクト)に返してきた。「はい、あぁ。まぁね・・」曖昧にだが、黒木はそう返さざるを得なかった。

「良いよ・・」麗海、笑顔で応じた。「分かった。ならば・・」それ受け、黒木は後ろで止められたホックを外し、ストラップを緩めてブラを取り去る。その下は彼の期待通り、大きくはないが 形の好い双丘が姿を現した。乳輪の色も明る目で、抜群に彼好みではあった。「うん、好いなぁ・・」

「ふふ、これで決まりね。今夜は・・」依然として左手指で 露わになった堅い竿を捉えながら、麗海が呟いた。「貴方は、あたしの『胸の双丘』を じっくりとマッサージしてくれれば良いの。その間にあたしは、貴方のお竿をじっくりと感じさせてもらうわ。本当の合体は、お望み通り 今週末の楽しみよ。今夜はね、手コキで必ず昇ってもらうからね。場合によっちゃ、尺るかもだけど・・」

「尺るか、そうか・・」 黒木はそろそろ悟り始めた様だった。今の所は左手指でソフトに竿を攻めている麗海だが、様子をみて口唇愛撫(フェラチオ)に変えるつもりかも知れなかった。だがこの夜の黒木は、あくまで深い行為には踏み込まないつもりだった。下方は攻めるな。今回はあくまで胸周りを攻めるだけだ。

「あっ、うぅぅっ!こ・・今夜も、上手いな。あうっ・・!」 口唇だけでなく、手指の性技も巧妙の度を加えた感じの麗海の出方。「い・・いかん。このままでは、ホントにイカされる・・」 極上ともいえる 胸の双丘の感触を直に味わいながら、それでも黒木は昇るまいとして踏み留まっていた。「恆お兄さん、何?これって寸止め?我慢なんかしないで、さっさと昇っちゃえば良いのに・・」

「いやホント、素晴らしい。でも・・」 「はい、聞こえるよ」まだ尺ってはいないので、麗海も自由に言葉を発せる。「まださ、そう簡単に昇る訳には行かないって気になってきた。まぁ、日付が替わってからなんて事は言わんけどね・・」 「日付が替わってから・・か。あたしは良いよ。なるべくさ、性欲を溜め込んでから爆発させた方が良いって事かな?」 「はい。まぁ、叶えばだけどね・・」

麗海「でも、なるべく後で・・なんて言われるとさ、あたしは反って意地悪く 早くイカセようか・・なんて思う訳よ」 黒木「ハハ、貴女と俺の考える方向が正反対って事かい?面白くはあるな。でも・・」 「はい、何?」 「明日があるから、何とか早く 折り合えるとこを探さないとな・・」 「折り合えると・・かぁ。ちょっと難しいけど、やってみる価値はありそうね」 「・・でしょ。お互い手でコイてさ、同時に昇れりゃ、それはそれで良いんじゃない?」 「あぁ、好いね。じゃ、それで行くか?」聞いた麗海は、無言でコックリ頷いた。

「そうだな・・」再びソファに収まり、左隣の麗海の 露わな胸周りに両の手指を走らせながら、黒木は呟いた。「今夜はさ、何とか彼女の下方に手を回したくない訳よ。こんな感じで、乳房(おっぱい)の辺りを摩って感じて 叶えばイってくれりゃ、こんな好都合な事ぁない。何せ俺は、下の方の用事は今週末の方が良いんだ。今は狙わん。それにしても、あっ、うっ・・ホント、手コキが上手くなったわ。うぅぅ・・!」黒木は又、不用意に昇らされそうになった。

ソファ上での攻防が、半時ちょっとは続いただろうか。「あっあっ、ダ・・ダメッ。イクッ!」短い呻きと共に、黒木は遂に押し上げられた。我慢汁で濡れそぼっていた亀頭の先から、熱さを増した男精が勢い良く迸(ほとばし)り、天井近くまで飛んで落ちて来た。それを麗海は、又も美顔で巧妙に受け止める。「ふふ、又上手く行ったわ」 オパール・ホワイトの男精ほぼ全てを「捕捉」し、満足げにこう言った。「お兄さん、これ、あたしの顔全体に延ばしてくれる?」

「やれやれ、又かぁ・・」些か呆れた様に 黒木が返すと、麗海は「だってこれ、美容に良いんだもの。暫くつけっ放しにしてから、顔洗うからね」 「ああ、分かった分かった。その辺は任せるよ・・」言葉を区切ると、黒木は 麗海の要求通り、顔面に放たれた己の男精を、その全体に塗り延ばしてやるのだった。暫くおいて・・

「さぁさぁ・・」笑顔の麗海は、心底リラックスしている様にも見えた。そして「そろそろ、お顔洗ってくるね。恆お兄さんの発射したもので、あたし 一段と綺麗になれそうだわ。名残り惜しいけど、匂いの問題もあるし 一旦洗い落とすね」 「あぁも是非そうすべき。匂い付きのままで色んな方達に会ったら、洒落にもならんだろ・・」 自身でも自覚できる程、黒木は呆れていた。しかしそれでも、事後で冷茶を嗜み 一服した所で、今度の週末の件をざっと打ち合わせる位の余裕はあった。何とか日付が替わる前に 麗海を自室に返す事ができそうだ。「じゃ、お休み!」上りの EV に乗ったのを確かめて別れると、改めて「宥海さんか麗海さんか、俺の整合がとれるのは、どっちなんだ?」と ちょっとした疑念が湧いてもきた。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 春菜はな
今回の「音」リンク 「ノー・モァ・レイン (No more Rain)」 by Aigie Stone (下記タイトルです)
No more Rain
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