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この雨は こんな風に聴こえる 第56話「主導」

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「あ、あぁ・・い、好いわ・・」 照明を落とし 暗めになった居間(リヴィング)、長手ソファの真ん中に収まり 両の脇を黒木兄弟に挟まれる格好になった宥海(ゆうみ)は、左右の胸の双丘に それぞれ微妙に味わいの異なる愛撫を受け、少しずつだが昂ぶりの途に就いていた。黒木が右手、存(たつる)が左手で バス・ローブの上方をはだかれ露わになった宥海の乳房に摩(さす)りを入れるは、やはり弟の方に経験面で「一日の長」があるせいか。

「うんうん、素晴らしいぞ。この肌・・」右のカーヴを手指で愛でながら、黒木はそっと 口唇を乳頭に重ねようと図る。「ふふ・・」ほぼ同時に、宥海の微笑みが耳に。「恆(ひさし)さん、吸いたいの?」 「あぁご免。まぁ、そういう事です・・」と黒木も笑って返す。微笑み・・と言うよりは薄笑いに近かったが。

「ほぅ兄者。今夜は積極策かよ?」左のカーヴを愛でていた存が訊いてきた。黒木「あぁ、まぁそんな・・かな。もう少し引っ張ってからしようかな、とも思ったんだが、成り行きで宥海さんの乳頭(おっぱい)に接吻(キス)しちゃったよ」又も、薄笑いの様な笑みで返した。「そうか、そういう事なら、一丁二人で同時に高めてくか?」 「あぁ、良いね・・」黒木も同意、兄弟はほぼ同じ出方で、宥海の胸をじっくりとソフトに攻めて行った。浴室では、依然 妹・麗海(れいみ)が洗髪でシャワーを使う様な音が 微かに聴こえた。

「あっ、ん、んんん・・」 麗海に喘ぎが聴こえては拙いとも思っているのか、兄弟に高められる宥海は、押し殺した様な 籠った喘ぎで 徐々にもたらされる愉悦に応じる風に見えた。「さてと・・」依然 胸周りの美肌の感触を味わう一方で黒木は思った。「下方を露わにするのは、どっちだ・・?」

さり気なく 恍惚の度を増す宥海の美顔から目をそらし、左から仕掛ける存の様子を見ると、彼の手指は宥海の胸周りから徐々に下方へと 愛撫の的を移している様に見られた。「うん、確かにショーツを狙ってる・・かな?」 一方でそう思いながら「やはり、そんなのを訊くのは野暮だよな。まぁ任せて、暫く見守るか・・」そう思い直し、暫くは存の動きに任せ 自らは胸周りと首筋の愛撫に暫し専念しようと思った。

一方の存。黒木が想像した通り、一通りの上体への愛撫を区切り、その関心は下方へと向かっていた。既にはだけられた胸周りから脇腹、ウェストの縊(くび)れ、そして程好く豊かで秀麗な腰回り・・ここまではまだ着けられているバス・ローブ越しに手指を滑らせ、さていよいよ下方の合わせ目から「核心」を目指そうとでもしている風情だった。彼も又、兄の様子を見る事を忘れてはいなかったが。

「集中してないな。兄者・・」 存にはその辺りが何となく察知できた。「宥海お姉さんと深まりたい。ホントはね。でも兄者は無類の着エロ好きだからな。『例の行為』の途中でさ、着衣がちょっとずつ乱れて行くのが ホントは良いんだろ。実はそれ、宥海お姉さんは苦手なんだよな。むしろ麗海さんの方が得意なんだよ。何せ彼女はお姉さんより その面は軽いみたいだからな。さて麗海さん、どんな格好で戻るやら。兄者が落ち着かないのは、そのせいでもあるな・・」そう思いながら、少しずつ「やはり宥海お姉さんの下方を攻めるのは、俺かな・・?」との「誘惑に近い考え」に傾いて行った。

浴室の方から音がしなくなった。どうやら麗海は、そろそろ戻るらしい。「よし・・」 宥海への愛撫の手を休めず愛撫の傍ら、依然として煮え切らぬ風情の黒木を一瞥(いちべつ)しながら、存は決めた。「俺が動こう・・」そして、先程まで胸周りを這い回った左手を、バス・ローブ下方の合わせ目に滑り込ませた。「うん・・」仕草の合間に呟く。「随分奥まで入れたけど、宥海お姉さんのショーツも、随分と小さそうね・・」 鈍い喘ぎを続ける宥海はとも角、存の呟き声は、黒木にも達した様だ。

「随分と深まってきたな。存(タツ)・・」 弟の左手の動きを察知した兄は、ニヤリと笑って応じた。「悪いな兄者。雰囲気からみて、この方が良さそうだからね・・」 「あぁ分かる。その辺は、お前に任す」 「有難と。麗海さんが戻ったらどうする?」 「それはまぁ、その時次第・・かな?」 「了解!じゃあ、そういう事でっと・・」 下方の合わせ目から再び姿を現した 存の左手中には、白の小さなショーツがあった。

「どうする、兄者・・?」 なるべく真ん中に座る宥海に気づかれぬ様、存が手にしたショーツを回してきた。「香り、愛でたいんだろ?」 黒木の眼前に差し出されると、彼は自ら顔を向け、少しの間 宥海の股間を覆っていたそのショーツのクロッチ辺りに鼻を寄せて「芳香」を確かめた。

「存(タツ)、有難と。余りしつこくやって 宥海さんがシラけてもいかん。返すわ」 「そうか。そういう事なら、次行くぞ」弟がそう言い、次の行動に移るのを、兄は頷いて認めた。それを受け、存「宥海お姉さん、次の昂ぶりをお目にかけますよ~!」 喘ぎを一旦区切り、一息入れていた宥海は「ふふ、次の昂ぶりって何かしら?」とぼけた様な反応を見せた。

「それはですね・・」そう返した存、宥海の前に腰を落とすと その両の脚をやや強引に押し開き、両の膝を立てさせて M字型に開かせた。これで宥海の股間に鎮座の秘溝と程好い下草が露わになった。「へへ・・宥海お姉さん、ご開帳にござります!」存は又、古風な言い回しで続けた。

宥海「嫌らしいわね。でも今度は、又お口で高めてくれるのかしら?」 存「はい、その通り!」 そう返した存、更に姿勢を低めると まだ着けられたままのバス・ローブの下方に潜り込む様にして、宥海の股間へと寄って行く。そして 朱に染まった様な秘溝に顔を寄せ、口唇を軽く当ててなぞる様な動きを見せた。

「あっ、はあっ!好い、好い・・つ、続けて・・」バス・ローブの裾に遮られてよく分からなくも、どうも口唇愛撫(クン二リングス)が始まったらしい事は理解できた。黒木、少しだけ耳を傾けてみる。すると「クチュクチュ、チュウチュウ・・」と、存が宥海の外陰部を舐め回しているらしい微かな音が耳に届いた。「しかし・・」一方で彼は思った。「本命の彼女に、弟が悪戯仕掛けてる音を聴くのってどうよ?」想えば、やや異様な興奮ではあった。

しかしこの「異様なるも 何か心地良い昂奮」は間もなく破られる事に。ソファ上で行為に耽る宥海と存の様子を観察する黒木の背後に「ドン!」と微かな衝撃。次いで 彼の耳に「お・待・た・せ・・」の囁きが届いた。そこにいたのは シャワーと洗髪を終え、着替えを終えた麗海の艶姿だった。「恆お兄さん、こういうの好きそうだから着てみたんだ・・」 それは、メイド服を簡素にした感じの、黒基調のフレア・ミニコスだった。ニーハイも揃いの黒。抜群に 黒木の昂奮を誘う装いだった。「おお、ヤバいよヤバいよ!」思わず 司会者・出川哲朗の台詞を口ずさむ彼だった。彼の下方は、鋭く反応して直ぐに堅くなった。

「それでね、恆お兄さん・・」思ったより冷静に、麗海が続けた。「今、ソファで盛り上がってる 存さんと姉に引っ越す様に言って欲しいのよ。寝室空いてるんでしょ。じゃあ、そっちに移ってってさ・・」 聞いた黒木「あぁ分かった。俺は良いけど、貴女は寝室でなくて良いの?」 「だから言ってるんじゃないの。あたしは、着たまま決行する時ゃ、このソファの方が昂奮してノれるのよ」 「そうか、そういう事なら・・」

一旦会話を区切った黒木は、口唇愛撫(クン二リングス)に入って間もない 宥海と存に、静かに声をかけた。「悪い!麗海さんが戻った。あんな事を言ってる。この続きは、寝室で宜しくです」 聞いた存「分った。そういう事なら使わせてもらう。兄者は良いのか?」 「ああ勿論。これ、麗海さんの希望でさ。『希望』・・と言うよりは『主導』かも知れんが・・」 

存は頷くと、事の次第を宥海に告げ、同意を得た様だった。「さぁ、宥海お姉さん・・」そう続けると 「これから、もっと良いとこへお連れしまぁ~す!」と、いきなりお姫様抱っこをかませ、寝室へと向かい始めた。「あはっ、こう出られると、何か嬉しい!」宥海の反応も良さそうだ。ソファが空いたのを確かめると、麗海は存に「有難と・・」と優れた微笑みを返した。そして「後で、良い事があるわよ・・」と続けた。宥海をリフトしつつ寝室へと消えたのを確かめると、まだ落ち着かない風情の黒木を一瞥して こう言った。「さ、あたし達も高まるわよ」
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 あやね遥菜
今回の「音」リンク 「雲がちぎれる時」 by UA (下記タイトルです)
Kumo ga chigireru toki
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