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この雨は こんな風に聴こえる 第60話「揺動」

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「とに角、気分を変えましょうよ。お姉さん・・」 正常位の重なりを一旦は解いた 存 (たつる) の言葉は、組み敷かれた宥海 (ゆうみ) の不安と緊張を、少しだが和らげた様だった。「ふふ、分かった。今度は 存君が下かしら?」 一呼吸おくと、そんな問いかけもできる位の余裕は持てる様になっていた。まだ はだけられたバス・ローブは脱がされていない。

「そうですね。暫くそれで行きましょう・・」存はすかさず、巧みに合わせてきた。相手の女を思いやる一方で、一度決めると有無を言わさぬ意思の強さをも感じさせる出方。「うん、それで良いわ・・」としか返答できない様に持って行く技が冴えていた。宥海は思った。「この辺りも上手。流石は元ホストだわ・・」

まだ仰向けのまま 両の脚も開き気味に臥している宥海に、存は右手を差し伸べた。「さ、これに掴まって、一度起きましょうよ」 「あは、分かったわ。じゃあ・・」同じ右手を繋げると、存は宥海の背後に左手を回し、タイミング良く助け起こした。「次は、どんな体位で来るのかしら?」の問いに彼は「単純なお考えで良いです。上と下で入れ替わるだけですよ」 それを聞いた宥海は、コックリと頷いた。

「この通りです。俺が仰向けで下からお迎えしますから、お姉さんは上からゆっくり降りてきて下さい・・」 「あは、分かった。騎乗位ってヤツでしょ?これ‥」 「仰る通りです・・」 入れ替わりにベッドに臥した存の竿 (男根) は、天を仰いで屹立した。「ふふ、素敵・・」 まず傍らにうずくまった宥海は、礼儀を知る亀頭から血管の浮いた幹にかけ、白くなよやかな手指で、静かに・・しかし突き上げる様な摩 (さす)りを見舞うのだった。

「あっ、うぅぅ・・き、効くなぁ。これ・・」 思いの他巧みな 宥海の技に、今度は存の方が酔わされる番だった。「ゆ・・宥海お姉さんの指技、は・・嵌りそうで怖い。俺、発射しちゃうかも。でも好い、素敵。一生やめられなくなる様で、怖いです」 「ふふ、褒めてくれて有難と。所で存君、麗海 (れいみ) もこんな事したのかしら?」 「あ、ああっ・・。素直に言いますから、指で発射だけは勘弁して下さい。お、俺・・確かに麗海さんにもこんな事してもらった様な・・」

宥海「ホントの事 答えてくれて有難う。彼女 (アイツ) も同じ様な事していたのは気に障るけど、まぁ良いわ。所でどう?指でお竿に仕掛けられて、彼女 (アイツ) とあたしと どっちが良い?」 「あ、ああっ。そ・・そりゃもう お姉さんの方ですよ。麗海さんも情熱しててそりゃ良かったけど、手や指で 俺のアレを包み込んで刺激してく感じは、ずっと上です!ずっと良いです!俺、ホント 嵌りそうで怖いです。あっ、うぅぅ・・」

宥海「そぅかぁ。存君に、あたしの指技 気に入ってもらえて嬉しいなぁ。もう少ししたらね、指より素敵な技を見せたげるからね・・」 存「指より素敵・・ですか。あぁそりゃ期待だ。何となく分る様な・・」 「ふふ、分かっててもそんな事言わないの。白けちゃうじゃないの。黙ってあたしの施しを受けて欲しいわ」 「ハ~イ、ご免なさい。余分な事言っちゃいましたぁ・・」 「うんうん、分かれば良いのよ。じゃあね・・」言葉を区切ると、宥海は 依然として礼儀を守る亀頭に食らいついて行った。

「うはぁっ!さ・・さっきより凄い舌技。お、俺・・ホントにこんな攻勢凌げるかなぁ・・」 これまで以上に濃く熱い口舌の攻め・フェラチオを仕掛けれられた存は、本当に不安になり始めていた。その前の指技でも危うく押し上げられる所を何とか凌いできたが、今度ばかりは自信が薄まっていた。「このままだと、マジで暴発しかねない・・」

亀頭から幹にかけてを咥え込み、上下に摺動を仕掛ける宥海の側も、似た様な情念を抱き始めていた。初めて迎え入れた所で分かってかたのだが、膨張した存の竿は 明らかに黒木のそれより一回り近く太く大きく、堅さでは一歩譲ったも、宥海の秘溝に繋がると、肉壁や粘膜の感触を記憶して 適切に吸い付いて馴染む様な動きをみせた。その動きに、宥海の「女」が徐々に開発され、導かれて行く様な情感に見舞われ始めていたのである。

「もとかすると・・」宥海の脳裏に、こんな揺動の様な想念が走った。それは「あたしに繋がる男は、恆 (ひさし) さんじゃなくて 彼かも知れない・・」と。そんな想いを傍らに 兄より大き目の竿に口舌を走らせて暫くすると、存が「お姉さん、素敵です。今度は、俺の上に腰を落としてくれませんか?」と 乞うてきた。

宥海「そろそろ、又繋がりたい?」 存「そうですね。お願いします・・」 返事と共に、無言で宥海に 天を向く竿の上に腰を落とす様促す。頷いた宥海は、ゆっくりと「降臨」し、亀頭の先に秘溝を合わせて行く。亀頭に続き、幹の途中までが呑み込まれ、二人は又 一体になった。

存「あぁ、やっぱり好い。何かね、俺の竿が お姉さんの肉壁や粘膜と溶け合って一緒になってく様な感じがしますぅ・・」 宥海「そうそう、それよそれ。アレとアソコが溶け合って、一つにならなきゃ あたしも嫌だわ。勿論、そうなる様にしてくれてるだろうけど」 「はい、そりゃもう勿論です!」 「じゃあ動くから、合わせてね」 「お任せ下さい!」返事を得ると、開脚し跨った宥海は、少し強めに腰の上下動を始めた。ここで、はだけていたバス・ローブも脱ぎ捨てた。

「あっ、はあっ!い、好いっ!」 腰の動きと相まった 途切れがちの喘ぎが、更に存の昂奮を煽った。「よしっ、俺も少し動く・・かな」 結合部の刺激が高まる様に、存は宥海に合わせて腰を動かしてみる。直ぐに昂奮が上限を突き、危うく発射しそうになる。「あぁ、ダメダメ。もう少しもたせるんだ。あくまで発射は、最後に この女 (ひと) の中だ!」

隣室で事を構えているだろう、麗海と兄・黒木の事は最早 宥海と存の脳裏から消えかかっていた。そもこの二人の思考も真っ白になりかかっており、他人や他の事に気を回す余裕などなかったと言って良い。「あ、あぁ・・」 女の「腰の揺動」を 勃起した竿で受け止めながら、存は感じ始めていた。「も・・もしかすると、このまま発射・・か」

そして実際、その通りになった。正常位での最初の交合からほぼ半時。「んっ、あぁぁっ・・ダ、ダメッ‥イ、イクッ!」絶妙な宥海の腰の動きを受け止めきれなかった存の竿は、遂に音を上げた。「お姉さん、ご・・ご免なさい。で・・出るっ。うぅぅ・・!」存、宥海の中に 下から発射。この夜二度目の射精である。

「あぁ・・あたしも。でも・・」 存「はい、改めてご免なさい。何でしょう?」 「とても素敵で好い感じだけど、できれば最後まで持ち応えて欲しかったわぁ・・」 「・・ですよね、本当は。俺、まだ修業不足です・・」 「まぁ余り気にしなくて良いわよ。これから鍛えりゃ良いんだし・・」 「有難うございます。確かにそうですよね」

二人は示し合わせて、一旦水分を摂り休憩。暫くおいて、存が言った。「次は、後ろから確かめさせてもらえませんか?」 宥海「ふふ、後ろからね。後背位 (バック) か。又 あたしを気持ち良くしてくれるなら、仕掛けて確かめても良くってよ」 「分かりやした。有難うございます!」 

会話が区切られると、今度は宥海がベッド上で四つん這いの姿態 (ポーズ) に変え、背後に回った存が、手指で白い臀丘に摩りを入れながら 竿の先で秘溝を探し当て、ゆっくりと確かめる様に 竿を秘溝に返して行く。秘溝の濡れ具合や肉壁、粘膜の様子を確かめる様にしながら、再び一つになって行った。隣室に居るはずの麗海と黒木の会話や息遣いは勿論、微かな物音さえ聴こえない様に感じる。窓外は一時、通り雨があった様だ。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 松岡すず
今回の「音」リンク 「傘 (Umbrellas)」 by Weather Report (下記タイトルです)
Umbrellas
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