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轍(わだち)~それから 第21話「意図」

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夜更け。日付が変わっておれば、7月31日の日曜未明となろうか。中条 新(なかじょう٠しん)にとっては、先週、伊野初美(いの٠はつみ)と見た、看護師コスプレAVに、何と自らが出演している様な体たらくとなったのも事実だった。

女医 本荘小町(ほんじょう٠こまち)の、身体を張った「妖しい診察」が続く。白衣をはだけ、仰向けの彼女の上に重なった彼は、既に下方の連結を果たし、半ば促され、もう半ばはそれに抗う様に、慎重にゆっくり腰を動かす「スロー・ピストン」を進めて行く。

「新さん」小町が呼ぶ。「はい、何でしょう?」男が返す。 「暖機(ウォーム・アップ)のつもりなら、もういいわ。そろそろ本気出してよ。それとも貴方、ゆっくりの方が気持ち好いの?」 「そうなんだよね。ゆっくり腰動かすのって、快感なんですよ。最近気づかされたのやけど・・」 「失礼だけど、前の奥さんとも、そうしてたの?」 「まあね。彼女といた時は、余り自覚しなかったかもやけど」 「ふぅん。・・すると、どうかしら。初美とは、最近会ったりしてるの?」これは意外!下から突っ込まれた中条「ええ、まあ・・一、二度位は・・」と、言葉を濁しながらこう応じ。

女医は容赦せず「そう。それで、彼女(あいつ)との仲は、深まってるの?」こう畳み掛ける。男は、内心たじろぐも「まあ、そうですね。一度位は・・」曖昧に応じ。勿論、実際は複数回だが。

「なる程、そりゃおめでたいわ。進展を祈るわよ。もうお分かりだろうけど、今夜の事は、言ってみりゃ『医療行為』の一つだからねぇ。その辺は、貴方も分ってるでしょ。あ、こらこら!腰の動き鈍ってるわよ。さあ、立て直して、うふん・・」小町、こう言って、上の中条に、腰の動きを促す。「分りやした。じゃ、もう少し、気を入れてっと・・」正常位の行為が再開され、喘ぎと吐息が時を刻んで行く。

小半時程後「新さん、ちょっとベッドから立って、動いてみようよ」女医が持ちかけると 「ああ、立っての体位の事ですね。分りやした」男も応じ、二人は、下方の繋がりを解いて、一旦ベッドの外へ。彼女が、壁を背に、向き合って立つ。

「それじゃ、あたしはちょっとの間、片脚で立つから、貴方がしっかり支えてね」 「OK!任せて下さい」小町の左脚を右手で抱え上げ、支えると、股間が緩められ、行為が容易になる。「さあ、返して!」中条、彼女の言葉を合図に、立ったまま己の腰を寄せ、一度離した、前ぶれ液の滴る「自身」を、湿度の高まった秘花へと返す。「ああ・・んん・・。さあ、続けて」女医の喘ぎを確かめ、男は腰の動きを再開。四十八手中の立位「立ち鼎(たちかなえ)」である。

「これも好い。凄い!今までにない歓びや!」立ったままの中条、素直にそう感じ。口づけを交え「んんん・・ふふ、そうでしょう。新さん、今夜は、もう一つ、立ち技をやってみようね」小町も、笑みを浮かべこう応じ。

十数分程後、再び離れるタイミングを窺っていた小町、中条に「新さん、寸止めが上手いわね。止まっても、心地好いわ。それでいて、まだ達してないんでしょ。狡いわよ」笑いかけると「ああ、いやいや、ギリギリのとこですよ。油断してると、間違いなく暴発~!」こう応じ。

小町は続けて「そうかしらね。まあ好いわ。さあ、一度離れていいわ。次の技よ」 「はい、好いでしょう」男はこう返し、繋いでいた「自身」を「秘花」からゆっくり抜き離す。既にその幹は、秘液をたっぶり浴び、男の下草まで濡らすレベル。「中々好い感じじゃないの」女医の見立てに、男は「真に受けていいのか?」こう感じ。

次の体位は、小町が床に両手着き、臀丘を高く突き上げて前かがみ立ち、中条が後ろに寄り添って繋がる「仏壇返し」。「そろそろ、白衣を脱ぎたいわ」女医の望みに「う~ん、先生、脱がないで欲しい。ベッドに帰ったらになりませんかねぇ」男がこう懇願。
「仕方ないわねぇ。じゃ、今度だけよ」 「はい。無理言って済いません」 「それに『先生』はなしのはずよ」 「ああ、ご面免なせぇ、そうでしたわー」平謝り交じりで、彼はこう返した。

立った姿態での、後背位で行為が再開。まだ半裸の中条が、白衣を捲り上げた小町の臀丘を一わたり愛撫。次に、礼儀正しい男の「自身」が女医の「秘花」にゆるりと返され、初めゆっくり、途中から速めた腰の動きで、行為が進む。「うう・・んんん・・好い、好いわ」 「んん・・俺も、き・・気持ち好いッス」押し殺した喘ぎと吐息が小半時程・・

そして、小町が白衣を、中条が浴衣を脱ぎ去り、もう一度ベッドに戻り、正常位で最後の高め合いに入る。女医が頂いたままのナース・キャップと、下方を飾る、黒のガーター・ベルトとストッキングが、男心を昂らせる。小町「さあ、いよいよ頂よ。新さん、熱く燃えようね。あの一物、返して!」こう叫べば 「OKです。一緒に燃えましょう!」中条は応じ、礼儀を正したままの「自身」を、もう一度女医の「秘花」に、静かに返す。その時、喘ぐ彼女は、男の背に腕を、腰に脚をもう一度組み付け、内心で「新さん、必ず、貴方の男精をあたしの中に出させるわ。そう、一滴残らず搾り取る。次の目的の為にも・・」こう想いを抱いていた。

「ああ、ああ・、い、好いわ・・少しずつ速めて、そして、続けて・・」 「ああ、分る分る。う・・動き続けるから、安心を・・」喘ぎ、吐息、途切れながらの会話を交え、二人は昂って行く。「はぁぁ~!好い!好い!行く~!」 「うぁ~!んん~!昇るぅ~!」二つの声が入り混じって高まった所で、ほぼ同時に頂へ。

昇りつめた瞬間、中条は「小町先生への中出し、実は拙いんじゃねぇか?」ふと思うも、もう遅かった。彼の男精は、その大半が小町の体内に放出された後だった。その想いは、女医の妊娠を恐れる所もありはしたが、それよりもむしろ、行為の言質を取られると面倒と言う所からだったかも知れない。

「小町さん・・」中条、声かけ。「何?」 「俺は逃げやせんよ」 「そんな事、言わなくていいわよ。信じてるわ」 「それは有難う・・」
二人、繋がったまま、暫し、上と下で会話。十数分の後「離れていいわ」 「OK」男はこう言い、女医の下方に繋いでいた彼「自身」を、ゆっくりと離す。彼女は、秘液を被り、まだ礼儀を守るそれを、自身に向ける様指図。男は応じ、「自身」をもう一度、女医に委ね、一わたり、その口唇愛撫(フェラチオ)を賜る。「ああ、余韻も素敵や・・」

数分程経ち、小町は中条に、秘花から流れ下る男精を口舌で掬い、口移しを求め。男は、ここでハッとした。「あっ・・この前、初美が求めたあの行為。あれは・・この女性(ひと)が伝えた事だったのか・・」だが今、その事は、思っていても訊けない事だった。
女医の求め通り、男精がその口内に移され、そのまま終礼の濃い口づけ。それから、予想通りの、二人同時のシャワー。深夜につき、静かに取り扱ったのは勿論だ。「お休みなさい!」再び、それぞれが白衣と浴衣を纏っての就寝は、午前1時代も後半だった。

明けて日曜の日中。この日、小町は午後3時過ぎに発つ、近畿参宮電鉄の特急列車で、南隣M県の主要都市 Z市へ向かう事になっていた。「あたしが、列車に乗るまでつき合ってくれる?」その願いを、中条は受け入れざるを得なかった。「もし、初美が早めに戻ったらどうしよう」の想いも、あるにはあったが。

小町は、休日の食事も自身で用意する事が多かった。この日朝、8時代半ばの遅い起床。彼女がトーストや茹で卵、果物など支度の間に、中条がコーヒーを立て。この時間、彼がよく見るTV報道討論番組は、小町も見る事が多く、話が合ったのは幸いだった。
食事と片付け、それに件の討論番組が終わり、二杯目のコーヒーと言う所で、中条は、話しかけられた。

「新さん、それでね」 「はい、何でしょう」中条は、用心しながら応じ。「今、(佐分利)学院の強化学級中だから当然無理だけど、盆明け辺りに、一度箕輪(徹)君と、ゆっくり会いたいの。もしも養護室に、彼が来る機会があれば、直に話しても好いけど、やはり貴方を通した方が好いし、貴方にも、知っておいてもらった方が良いと思ってね。これ一度、彼に話してくれないかしらね」

聞いた中条「さては、師弟の間柄を越えた、あの事だな」薄々察知してはいた。その事を踏まえ「そうですね。話をするだけならお受けしやしょう。ただね、それと、徹君が応じるかどうかは別の問題ですからな」 「そんな事は、分ってるわよ。空振りになったって、悪く思わないから。でも、貴方は夕べ、あたしの深奥を覗いた上に、深く繋がった。その事実は重いわよ」そう言った時、女医の視線はキラリと光った様だった。「それ、来たか・・」男は、心の中で身構えた。

それ以後は、再び時事や世間一般の話題、写真など趣味の事共で無難な時間を過ごし、近所の馴染み所での昼食後、N市営地下鉄でJR中央駅へ。ここから、M県や関西方面の、近畿参宮電鉄線へも乗換えられるのだ。小町は一旦、所持品の準備で、保安以外は無人の学院に立ち寄り後、JR線の地下から出発の、近畿参宮電鉄線特急に乗り込み。
「じゃあ、新さん、お願いするわ」 「はい。まあ、なるべくご希望に沿ってって事で」中条と、そう言葉を交わし、小町は、一人のみで座れるデラックス・シートに収まる。「ご機嫌よう!」 「ご安全に!」午後3時10分、特急は、南へ向け滑り出した。
(つづく 本稿はフィクションであります。無断転載等は、法令で禁じられております)。

今回の人物壁紙 安倍乃みく
松岡直也さんの今回楽曲「サン・スポット・ダンス(Sunspot Dance)」下記タイトルです。
Sunspot Dance
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