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轍(わだち)~それから 第34話「交為」

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「交換(スワップ)だよ。豊(ゆたか)君・・」思い出の場所 佐分利学院の研修寮 中山荘(ちゅうざんそう)にての入浴中、絶句した高等科生 豊野(とよの)豊に、下級生の伯父 中条 新(なかじょう・しん)が返した言葉だった。

彼は続ける。「君はこれまで、小町先生から一度や二度は、深い事を教わって来た様な話を、俺は聞いた。今夜は、それが初美(元)先生に替わるって事だろうな」 「マジですか?ここへ来たホントの目的は、それなんですかね?」豊が驚いて訊くと「まあ、当たらずと言えども 遠からじってとこだろうな。夕飯の後のお楽しみと言っては何だが・・」男はこう返す。

豊「うーん、何か正気とは思えんけど、まあそれは意識した方がいい・・ですか?」と言えば「そうそう。だからせいぜい身体を綺麗にしとこうや。それと悪いが、早瀬さんたちに世話かけん様に、ざっと片付けとかんとな」中条、こう返し。「そうですね。もう少ししたら、そうしましょう」ボディ洗い、洗髪、浴槽で暫しの寛ぎと片付けを経て、二人は居室にしている生徒の寝室へ。食堂から、配膳をする小町と初美の声が聞こえた。

午後6時過ぎから、夕食。炊飯など主な準備は男二人が行い、交替で入浴中、女二人が配膳に当り、帰宅前の早瀬夫妻の応援もあって、食事まで割合スムーズに進んだ。「それじゃ、小町先生の論文完成見込みを労って、乾杯!」酒気の許されない豊はジンジャー・エール、他の三人は、中条が持参した赤ワイン「十勝トカップ」で杯を合せ。料理は、中津川の商業施設で調達した揚げ物数種や、早瀬夫妻の好意で用意された野菜やキノコの煮つけなど。若干の果物もあった。女たちはバスローブ、男たちは浴衣姿。彼たちは、バスローブの下の着衣がどうか、秘かに想像を巡らしたのも事実だが。

一時間余りで、食事とその片づけは終了。中条と豊は、居間でTV報道のチェックなど。その間に、小町は初美を講師の寝室に呼び、暫し会話。「初美、分ってくれてると思うけど、今夜は、いつもと勝手が違うわよ」小町が切り出すと「ふ~ん、分った。まあ、面白そうね」と、生返事の様に反応す。

小町「乗り気でないのは、分ってるわよ。去年の夏は、あんな事もあったしね。でも、あたしもこれからどうなるか分らないし、少しでも、好い思い出を作りたいのよ」 初美「気持ちは分らないでもないけど、無理はしない方がいいわ。ある意味、気持ちが雑になった時に、あたしたちが伏せとかなきゃいけない事が、表に出るって事もあるし・・」それを聞いた小町、ハッとした様だった。

「それもそうね」彼女は続ける。「まあ今夜は、そんな事は気にしなくて良い夜にしましょう。具体的にどうなるかは分るわね」 「概ね分るわ。夜の行為の相方(パートナー)が替わるって事でしょう。貴女の相手は新さん、あたしの相手は豊君・・と。どう?図星でしょう」と、初美は返した。「はいその通り!嘘はつけないわね。この後、彼たちにも伝えるわ。どう反応するか、楽しみではあるわね~」女医は、笑ってこう応じた。

「おや、蛍がいるな」窓外に目を遣った中条が言う。「ああ、出てますか。俺が中等科の時に来た折は、見られなかったんです。あいつら二人が特別林間で来た時、初めて目撃したらしいですね」豊、こう返し。「ちょっと、見て来ようか」 「はい」二人は、一時外へ。曇天の為、健(たける)と徹が目撃した、星空との共演は叶わなかったが、普段見られぬ点滅ショーは男たちを魅了した。途中から女たちも加わり、暫し見とれる。その後・・

「新さんと豊君、あたしたち、着替えるから先に戻るね」こう言い、小町と初美は屋内へ。「OK。俺たちも、もう少しで戻ります」男たちも応じ。十数分後、居間で待っていると。「皆さん、ちょっとこちらへ・・」小町の声で、講師の寝室へ誘われる。応じて赴いた、中条と豊の前に、黒い下着調のミニコスを纏った、二人の「大人の妖精」が降臨したのはこの時だ。「いや~素敵!好いですねぇ!」 「黒って、やっぱり大人らしいよな~!」中条と豊、口々に感嘆す。

小町が切り出す。「さあ、それでは、夜の核心を始めましょう。今夜は、いつもとは違うカップルよ。初美と豊、新さんとあたしで始めるの。その後の事は、その時の状況次第よ。場所は、貴方たちの泊まる、生徒の寝室ね」 「分りやした。それじゃ、ここからカップルで移動・・かな?」中条が返す。

小町「そうね、ここからデートみたく移動しましょう。新さん、宜しくね」 「ああ、こちらこそ」中条、返す。傍らでは、豊が初美に挨拶をしていた。「初美先生、今夜は宜しくお願いします!」 「はい、こちらこそね。一夜限りの『先生』だけど、好い夜にしようね」初美、こう返し。「はい。あいや、一夜限りって素敵ですよ。う~ん、夢みたい!よしっ、今夜は頑張れそうだ!」豊はこう応じた。

「さあ、それじゃ、始まりのキスをしようかしら。それから生徒の寝室で、熱くて濃い事をしようね」小町が、全員に口づけの音頭を取り、促しにかかる。その時・・「は~い、先生!一つ、提案がありま~す!」中条、大声で手を上げる。「発言を認めます。中条君、どうぞ!」小町、指名す。男は応じ「俺たちの寝室へ移る時、先生方を『お姫様抱っこ』するってのはどうでしょうか?」すると女医は「あっ、それ素敵!是非やりましょう!」「あたしも、して欲しいわ!」初美と共に、熱く同意。

これを合図に、二組の男女が抱き合って、三十秒近い濃厚な口づけから行為を開始。終ると、中条が小町を、豊が初美をお姫様抱っこの体で、生徒の寝室へと移って行く。二段ベッドの下段 二ヶ所に落ち着くと、口づけを再開。今度は、舌の出し入れを伴った、より濃いそれを数十秒。「好いわ。今までで一番濃い・・」 「新さんも上手くなったわね」 「豊君も上手くなるわよ。これからじっくり教えたげるから・・」 「うんうん。有難う・・」 「はい、有難うございます。頑張ります!」てんでに、こんな事共を言い合いながら。

「新さん・・」小町は、中条と語り合う。「若い男も好きだけど、貴方の出方は深くて濃いから、気持ちいいの・・」 「ああ・・うん、有難う」男は、こう返しながらも、心底では「でも、余りのめり込んで欲しくねぇなあ」などと思ったりしていた。もう一方のベッドでは、初美と豊が、少しずつ高め合っている。「初美先生、美しい肌ですね」 「ふふ、有難う。あたし、秘かに自慢してたのよ。今夜は、心行くまで見せたげるわ」 「はい、有難うございます。しっかり脳裏に焼き付けます!」目を遣る中条、こちらも心底では「豊君、それはやるなかれ。忘れていいぞ」と呟き。

暫く後、小町は、中条の下着を下方にずらし、その「自身」に手を伸ばす。「さあ、興奮してね。充実した好い夜にしたいのよ」 中条「ん・・ああ、分ります。でも、熱中は程ほどにね・・」 「ん?どうして?」 「いや、余り早よから興奮すると、俺、暴発しちゃいそうなんで・・」 「健康体じゃないの。好い事だわ。よし!もっと刺激しちゃおうかな?」女医が男根から陰嚢に手指を回すと「あ・・いやいや、余り今からやられると・・う、う・・」本気で暴発を心配し始める中条であった。

一方の、初美と豊。「ねえ豊君。小町先生って嫌らしいと思わない?中条さんの下に手を伸ばして、一物や玉袋を撫で回してるわ。あたしもやったげるけど、もっと後よ。さ、今は、キスの練習をもう一度」 「はい!いいですよ。そうですね、小町先生は・・。初めからああするのどうかって、俺も思います。でもあの・・胸とかは、ちょっと触ってもいいんですかねぇ?」 「嬉しいわね豊君、それ今、あたしが言おうとしてたのよ。じゃあ実行よ!」 「はい、只今・・」

二人、再び少しの間 唇を合わせると、豊が、初美のキャミソールを下へずらし、乳房への愛撫を始める。「ああ、綺麗な肌ですね」 「ふふ・・それ、何度でも言っていいわよ」 「はい、できるだけそうします」そう言い合いながら豊は、小町から学んだやり方も思い出し、乳首から双丘の裾へ向かって、時計回り、又逆時計回りで、じっくりと胸の愛撫を続ける。

「ああ・・好いわ・・」この夜初めての、初美の喘ぎを聞く。「豊・・」 「はい・・」 「小町さんから、何度かこっちの勉強してるんでしょう?」 「・・ですね。随分色んな事を教えて下されまして・・」 「今夜はね、それも思い出すの。そして、もっと濃い事をしようね。まだ夜は長いわ」 「はい。宜しくお願いします」胸の双丘への愛撫が一区切りになると、初美も、豊の下方に手を伸ばし、彼の「自身」と陰嚢への愛撫に入る。若い一物は敏感で、礼儀正しい。鈴口は、たちまち前ぶれ液で濡れ、輝きを増して行く。

さて小町と中条。こちらも、中条が下方を煽られながら、小町の乳房に答礼を表す。胸の双丘に顔を埋めたり、乳首から双丘への愛撫も一通り。「さあ、次へ行こうかしら」もう一度、男の下方を露わにすると、今度は男根と陰嚢への口唇愛撫(フェラチオ)を暫し。亀頭から裏筋、陰嚢の裏を刺激された男は、今度こそ本気で暴発を抑えなければならなかった。「いやいや、いかん。ここで持ち応えんと・・」頭ではそう思いながら、実は自信の伴わない中条。傍らでは、豊が、同じ様に初美から口唇愛撫の攻勢を賜っている。

その咥える力が、手指のそれと共に徐々に強まる。「んん・・ああ・・は・・初美先生、そこは程ほどに・・。お・・俺・・ぼ・・暴発は・・い・・嫌ですぅ!」 「ふふ、まあ、若者らしく、持ち応えて欲しいわ。ここを乗り切れればね、後の歓びが、ずっと大きくなるのよ」 「うう・・そ・・そうですか。が・・頑張らんと・・い・・いけませんね。で・・でも・・ああ・・ダメダメ・・い・・行きそう・・うぅぅ・・」結局は暴発の豊であった。「濃くて好いわね」初美に男精を味見された彼「うぅん、ちと恥ずかしいですぅ・・」 「いいの。気にしない事よ。ああ、期待が持てそう・・」

男たちから女たちの秘花へ、答礼の熱い口唇愛撫(クンニリングス)が一渡り行われ、湿度も上がった午後9時半過ぎだったか。一旦喘ぎを止めた小町が、苦笑して「皆、一旦休憩しましょう。・・て言うか、寸止めかな。悪いわねぇ」 「いや何、悪くないですよ。寸止めですか。俺、賛成です」中条が返し「俺も賛成です」 「あたしもよ」喘いでいた豊と初美も応じ。この様子と時刻を見た男は、ある事を感じ、察知した。「これはもうすぐ、その時が来るな。そう、もうすぐやって来る、それを合図にだ。この四人に、それで火がつく事だろう・・」

この様子を見ていたのか、女医は言った。「さあ皆、それぞれ、横になってその態勢に入って。もう少しで合図があるから、それで核心へと進むのよ」 「分りました。『合図がある』んですね」豊は、今一理解できない様だ。 「そうよ」その返事は、小町か初美かは判然としなかった。そして・・

静まった夜の窓外に、徐々に重い轟音が近づく。中央西線の貨物列車の様だ。下り 3081列車だろうか。冷たい夜の線路を打ち付ける走行音、それと協奏する様な、重々しい送風機の音・・ゆっくりと、しかし確かに轟音が高まる。それ以外は、静かな蛍の舞が続く窓外。しかし・・「フィ~ッ!」次の瞬間、鋭い一声で静寂が切り裂かれた。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の壁紙 JR中央西線 南木曽(なぎそ)~田立間 長野県南木曽町 2014=H26,6 撮影 筆者
松岡直也さんの今回楽曲「最後の楽園」下記タイトルです。
The Last Paradise

JR電機 EF64(1000代)機の警音が聴けるシュミレーター画像 下記タイトルです。
EF64 1011
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