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想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密 第6話「予感」

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7月21日の火曜。終日、曇りがちで時折陽の射す天気。梅雨明けは、まだの様だ。
この朝も、午前6時に起床した健(たける)、徹の二少年は前日に続き、草サッカーの朝錬を、多少メニューを変えてこなした。曇天もあり、気温の上がりが鈍かったのは幸いだった。尤も、前夜の女講師 初美との熱い口づけの記憶から覚めた訳ではなかったが。

朝のシャワー、朝食、各自の場所と教室の掃除の後、午前の前半は、9時前に眼下を行く、JR中央西線上り貨物 3088列車の通過を合図に、初美の国語授業。休憩を挟み、正午過ぎの上り貨物 3084列車の通過までは、自由研究の、交通問題の進行に充てた。この時限には初美も同席し、彼女独自の国語教材を作る為の時間でもあった。

いつも通り、午前10時前に出動した管理人 早瀬夫妻が用意してくれた昼食の後、初美が言った。
「今日は、午後3時までお昼寝する事。後は、夕方まで自習時間にするから、学校の課題とかを進める様に。ただ、中山荘(ちゅうざんそう)の敷地の外へ出かけるのは禁止です。それと、お風呂と夕飯が、それぞれ30分位早くなるからね」

この時、普段は午後6時の夕食が早まる事を、二少年はそれ程気にしていなかった。まあ「ん?何かあるの?」と言う程度。日々の食事メニューは、基本 早瀬夫妻が、初美に伺いを立てる形で決めていた。大体、少年たちの希望が通ったのだが、時には地元有志が差し入れてくれた川魚などが出て、余り本意でない事もありはした。ただ、二少年に目立った好き嫌いはなく、毎回ほぼ間食していたのも事実だった。この日の夕食は、早瀬管理人が入手した魚フライと生野菜、茹で野菜が若干。吸い物、米飯、果物が少し。可もなく不可もなしだった。

夕方前、入浴と夕食の準備を終えて、早瀬夫妻が帰宅。午後4時代後半、下り貨物 81列車(この列車の積荷だけがコンテナである。他は石油専用かその回送)の通過直後に、早めの入浴。5時代半ば、同じく 5875列車の通過直後から夕食。その片づけも終わった7時頃、初美は、玄関に続く廊下に、二少年を呼び出した。

「いい事?今夜の補習は、より深い事を教えるから。内容は、まずは昨日の復習よ。二人が、あたしに仕掛けようとした悪戯(いたずら)の事をよく思い出して、もう一度するのよ」
健「かしこまりました。じゃ、貴方が玄関から戻る所を、部屋から出た俺たちが迎える所から始めるって事で好いですか?」
徹「それと、立つ位置は、昨日と同じですね」
初美「二人ともその通りよ。あたしが、早瀬さんたちに挨拶をして、玄関から戻る所、部屋にいた君たちが、廊下に出る所から始めるの。あたし、ちょっと着替えるから、部屋で待ってて頂戴」「かしこまりました」と二少年。

数分後、平凡なトレーナー上下から、徹が「妖精みたい」と評した、昨日と同じ、妖艶な白コスで現れた初美。二少年は、下着上下姿である。ゆっくりと、玄関から生徒の寝室へ向かう師を、部屋を出た二少年が迎える。健、そして徹の順で、数秒ずつ開始挨拶の口づけの後、昨日同様、健が前に立ち、徹が後ろに寄り添う。

健「初美さん、ちょっといいですか?」 彼女、今度は笑顔で「ふふ、何かしら?」 
健「実はですね」と言いながら、師の脇の下に、両の手を滑り込ませる。「ああ・・」軽い喘ぎの後、初美が言った。
「あのね。折角上の方が見えてるんだから、上から下へ触ってみたらどうかしら?」
「あ、そうですね。済みません、気がつきませんでした」と、健、すぐ変更にかかる。
「初美さん」徹が尋ねる。「俺は、足先から上を目指したいですが、好いですか?」
初美「んふ、OKよ。それで進めて。ただ、スカートの中に手を入れる時は教えてね」「かしこまりました」徹だけでなく、健も返す。

前後から、立ったままでの、二少年の愛撫が始まった。健は、初美の耳、首筋から触り始め、肩や上腕、腋から胸へと下って行く。
徹の方も、不慣れながら足先からふくらはぎ、太腿の絶対領域へと、下から撫で上げる。まだこの時は、二少年共、乳房に手を伸ばす事はなかった。初美は時折、軽い喘ぎと共に、健と抱き合ったり、後ろの徹と手を繋ぎ合ったりして応える。

「綺麗な肌ですね」健は、素直に言った。「好い事を教えてあげるわ。女は、愛されると、もっと綺麗な肌になれるのよ」初美、こう返す。
徹「おー、そうですか。頑張るよりも、心がけ・・ですね」 健も「俺も是非、そうします」と応じる。

約15分以上、この愛撫(ペッティング)が続いた。終り頃、健は、初めてキャミソール越しに、初美の乳房を探る。一方の徹、断って、彼女のミニ・スカートを途中まで持ち上げ、二つの臀丘を撫でて行く。股間だけを覆うTバック・ショーツのお陰で、お尻の肌は丸見えだ。その美肌を称え、もう一度しようとした時、初美は止めた。
「徹、ストップ。あたしのスカートを、下から持ち上げておいて。このショーツの事で、健にちょっと話があるの」
徹「かしこまりました」と、ミニ・スカートの裾を持ち上げたまま止める。同じ姿勢を保つので、些か忍耐も必要だが、楽しげな彼だ。
「健(たける)」初美が呼ぶ。「これ、見た事ある?」「はい、あっ、これは・・」と健が呟き反応。今、師が着けているショーツこそ、出発の日、伯父が彼に「パンティ返せ!」と叫んでいたものだ。

これは少し前、健の伯父 中条が買った、成人雑誌の袋とじ附録のものを、酒酔いで、適当に放置していたのを健が持ち出し、彼の両親が初美の為に贈った、中元兼担任御礼の品の中に、紛れ込ませたものだった。
受領した彼女、すぐに、誰の仕業か見当がついたので「エッチな奴・・」と思いながら、そのまま査収。贈った健の両親には、何食わぬ顔で答礼をしたと言う訳だ。

初美「健、有難うね。あたしが受け取った時、どうかと思ったけど、思わぬ所で役に立ったわよ」とニヤリ。
健「こちらこそ、有難うございます。初美さん、とてもお似合いです」と応じれば、徹も「本当に、好い感じです」と反応する。
初美「徹、もう興奮してるでしょう。でも慌てないでね。今夜は、健が先だっての、知ってるわね」
徹「勿論です。知ってますし、順番は約束します」「きっとよ」そうは言ったものの、徹の下方は、かなり温度が上がっているのも事実だった。

初美「それじゃ、今夜も二人の部屋でしようね。最初は、健のベッドよ」二少年を促して、生徒の寝室へ。そして、健のベッドに身を横たえる。
それを見た、彼たちの脳裏に、高圧電流の様な激しい想像が走った。「これは、もしかすると、まさかの あの行為・・?」
(つづく 本稿はフィクションであります。2016=H28,6,17記)

今回の人物壁紙 椎名ゆな
渡辺貞夫さんの今回楽曲「バーズ・オブ・パッセージ(Birds of Passege)」下記タイトルです。
Birds of Passege
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