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母娘(ははこ)御膳 第3話「教示」

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「さあ、始まるわよ・・」JRのN市中央駅界隈、総合予備校 佐分利学院、花井 妙(はない・たえ)が主宰する情報関連企業「F・I・T株式会社」のいずれからも至近の某ホテル上階のツイン・ルームで、彼女と年下の予備校生 阿久比 周(あぐい・あまね)の小声で語るべき、夜の授業が始まった所であった。

「周君・・」妙は言った。「ベッドの上で話そうかしら。勿論、手は休めないでね」 「はい、先生。今夜は、宜しくお願いします」周はこう返し。
二台並ぶベッドの片側に、腰を下ろした周と、90度の感じで斜めに向き合い。ここだと、彼の視線からは、立膝で「スポーツ座り」をした、妙の股間がチラ見えの風情。よくよく見れば、浴衣に合う白い足袋を着けており、ショーツはより露出の大きい、刺激的なそれに替わっている。「ひょっとして『T』かな?」ともふと思う。それが元で、周の下方は更に温度と硬度を上げ、礼儀を正して行くのだった。

「さて・・」M字に脚を開き、挑発する様な姿勢で、妙が切り出した。「今までの所、君は下半身の方に興味がある様ね」 「ハハ、バレましたか。その通りですよ」周、笑って返す。「良くないとは思いながら、どうしても下方に興味が行っちゃう様でして」 「まあ、無理して変える事もないわ。まずは、好きなとこから触り始めればいいのよ。でも、慣れたらバランスも大事。その内、分るわ」妙はそう言うと、一旦姿勢を変え、冷め始めた日本茶を啜る。

周、同じく茶を飲んで「そうですか。僕も、初め迷ったんですよね。言っちゃいけないかもだけど、宙(そら)ちゃんと初めて遭った時もそうでした」 「いやいや、本当の事言えばいいわ。そうか、で、迷った末、結局は下方に行った訳?」妙はこう返す。周「そうです。で、さっきもちょっと、その事を思い出して、先生に手を回した訳でして」 「そうなんだ。さっき抱き合って挨拶の時、何となくそんな気がしたもの」 「やっぱり、嘘はつけませんね。自分がこうしたいって事が、どうしても仕草に出てしまいまして」 「あらあら、それでいいのよ。今夜はもっと濃い事をするから、君の願望を、そのまま表に出すだけよ」 「分りました。有難うございます」 「うんうん。じゃ、これから続きよ」上体を寄せ合い、もう一度数十秒の濃い口づけ。

「周君・・」妙が言い。「はい」周の返事を受け「あのさ、夜はね、自分の事を『俺』って言って良いわ。その代り、あたしも君の名を呼び捨てにするから」 「それ、良いですね。じゃ、今からって事で・・」 「うんうん・・」そう言葉を交わしながら、仰向けに臥した妙の上に、周が重なる。「先生、もう一度させて下さい」 「良いわ・・」ゆっくりした、この夜三度目の口づけ。

周は、妙の上に重なったまま、浴衣の胸元をゆっくりと緩め、ブラを下へずらすと、DかEかと思わせる、豊かな胸の双丘が現れ。「良いですねぇ、ちょっと、こうしても良いですか?」谷間にじっくりと顔を埋め、深い吐息を吹きかけ。「ああ・・い・・好いわぁ・・」初めて聞く、妙の喘ぎ。「周は、全部脱がない方が好き?」 「そうですね。『半脱ぎ』とか『着エロ』って言うんですか。俺、全部脱がない女性に憧れるんですよ」 「ハハ、ちょっとオッサン臭い趣味ね。まあ良いわ。でさ、この前の話なんだけど、地下鉄乗ってて宙に会った時、それで何かが弾けたって訳かしらね?」 「ご免なさい。仰る通りです」 「分った。でも今夜は許すわ。さあ続けて」 「はい・・」そう言って周は、露わになった妙の上体への愛撫を進める。

「先生・・」周か呼ぶ「はい、何?」妙が返すと「今度は、脚の方から行きますね」こう応じ。妙「ふふ、本当はこっちが目的でしょう?」笑いながら、意地悪く訊くと「はい、その通りです。では・・」周、こう返して、脚への濃厚な愛撫に入る。
足先から股間へ、まずは手指で、次いで舌も使ってじっくりと舐め、愛撫を施す。「んん・・ああ・・こ・・これも好い。続けて・・」妙は、脚を曲げ開き、心地良い喘ぎで応える。

「綺麗な肌ですね」周、素直に称え。妙の身体は、四十代半ばとは思えぬ、弛みや贅肉の少ないスレンダーな肢体。それでいて、肌の張りもまあ優れていて、悪戯半分の愛撫を仕掛ける周を、十分に魅了させるものだった。足袋を着けたままの足先、下肢、膝、太腿の順に辿り、遂に浴衣の裾をはだけて股間に到達し始めた。意外な程似合う、白のTバック・ショーツの裏側へ、侵入する様に指を進めてみる。妙は、低い喘ぎで応える。

「では先生」 「はい」 「そろそろ核心に進ませて頂きます」 「ハハ、分るよ。パンティー脱がせるよって事でしょう。エッチね」 「はい・・実は仰る通りです」 「まあ、予告してくれるだけいいわ」 「はい、只今・・」
周はこう言って、横のストラップに指を絡め、慎重にゆっくりショーツを下ろす。曲げ開いた脚の間に、やや強引に陣取ると、妙の股間は落ち着いた朱に色づいていた。下草の中の核心は、やや落ち着いたローズ・ピンクの風情である。

「ああ・・」感嘆した周が言う。「素敵な色ですね」 妙「有難う。ちょっと落ち着いた色合いでしょ」 「・・ですね。燃える様な・・とはちょっと違う、魅惑的な朱ですかね?」 「やっばりね。あたしは子供を二人産んでるから、核心の色が落ち着いて見えるの。女は、皆そうみたいよ」 「ああ、なる程。偉大な『女性自身』な訳ですね。尊敬しなきゃ」こう言って周は、妙の秘唇に己の唇を重ねる。「んん・・ああ・・あ、有難う」仕掛けられる妙、喘ぎと返事の交じった声で応え。

小半時程、周の口唇愛撫(クンニリングス)が続いた。舌をも交えた、熱く濃厚な愛撫。四十路とは言え、こうも高められると、妙の「自身」も加湿され、意外な程の秘液を分泌するのだった。愛撫の音も高まり「ジュルジュル」と言う、些か耳障りな音を伴うものに変わって行った。

「周・・」妙が呼ぶ。「はい、何でしょう?」周が返すと「今夜が初めてじゃないでしょ。さあ、誰に教えてもらったの?答えて」 「はい、では・・」彼が答えようとするのを一度遮って、妙が続ける。「もし、答えてくれたら、素敵なのを一つあげるわ」 「はい、楽しみですね」と返して、周はハッと来た。「素敵な何か・・それって、ひょっしてあの行為・・か?」

周、妙に嘘はつけないと思った。そして「ええ、実は最初じゃありませんで。一昨年、学院に擁護主任になりたての、本荘(小町)先生に、初めて教わりまして・・」 「やっぱり・・」妙は言った。「あの女性(ひと)、ちょっと噂は耳に挟んでたのよ。やっぱり、童貞漁りか。もしかして、君はその最初の方かしらね」 「・・ですね。そうかも知れません」 「そうかぁ。まあ良いわ。じゃ、小町さんに習った事、あたしに教えてね。きっとよ」 「はい。全部覚えてるかどうかだけど、知ってる事は全部お見せしますよ」 「ハハ、それは楽しみ。じゃ、お約束の素敵なのをっと」妙はそう言うと、グッと周の隣に寄り添い、トランクスを着けた下方に手を伸ばす。

「う・・ああ・・き・・来た!」トランクスが下ろされ、剥き出しになった周の「自身」に、妙の手指が取りついて行く。礼儀を正した男根と、下草を纏った陰嚢が、ゆっくりと、しかし巧みな愛撫の洗礼を受ける。男根の鈴口から、我慢の前触れ液が滴るのを見て、妙はその亀頭状の先端に、唇と舌を走らせる。濃く巧みな口唇愛撫(フェラチオ)が、10分は続いた。「ああっ・・んんっ・・せ・・先生!・・お・・俺ダメです。イキそうです!」 妙はこれを受け「ふふ、好いわ。じゃ、ちょっと休憩ね。これ、分るかしら『寸止め』って言うのよ。イきそうになる寸前で止めるのが効果的なの。本当は、発射しても好いんだけど、止めた方が良ければ、そうしてあげるわ」 「お・・お願いしますっ!」

「じゃあ・・」妙はこう言い、周をベッドに仰向けにさせた。そして「今からもう一つ、好い事してあげるわ」と言うと、彼の顔の上に跨り、腰を下ろして裸の股間をグッと顔面に近づける。四十八手にある「岩清水」である。「ああっ!これ、好い!」興奮した周は、妙の秘裂に下草に舌と唇を走らせ、ついでに菊花(肛門)への愛撫も仕掛ける。「ああっ!ああっ!んん~っ!」再びの大きな喘ぎ。次に妙が上に重なったまま「二つ巴」と呼ばれる、「69(シックス٠ナイン)」の態勢に。又しても強い愛撫を受けた周、今度はたまらず、妙の口内に、濃く熱い男精を放つ。

「ああ・・ああ・・ご免なさい。思ったより、早くイっちゃった・・」周は呟く。「良いわよ。謝る事じゃない。若者の証拠だわ。まあ、少し休憩すれば良いわ」妙、こう返し「周、君の男精、中々好い味してるよ」とニヤリ。
「うわっ!マジですか?もしかして、俺が出したの、味見されたんですか?」 「そうそう」 「ああ、そこまでされたら、何か悪い様な・・」 「ぜ~んぜん!気にしなくて良いわよ。さあ、落ち着いたら、もっと濃いステージに進むわよ」妙、笑いながら言う。二人は、もう一度茶を飲みながら、次の行為に備えて、一服・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 夏目優希
久石 譲さんの今回楽曲「帰らざる日々」下記タイトルです。
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