FC2ブログ

記事一覧

母娘(ははこ)御膳 第6話「勃興」

av-33330.jpg
薄暗いネット・カフェの二人区分席「ペア・ブース」の一つで、若い男女の、妖しげな睦事が進んでいた。浪人生 阿久比 周(あぐい・あまね)のジーンズを纏った下半身に、女子高生 花井 宙(はない・そら)の白い左手指が回され、緩急を繰り返しながら、撫で回されて行く。

「うう・・、宙ちゃん」呻きながら周が言う。「早いぞ・・とは言わんが、それの前に、やる事があるだろう」 聞いた宙「ああ、ご免なさい。そう言われりゃそうね。それじゃ・・」こう返して、周の右脇にぐっと寄る。彼はこれを受け、宙を更に強く抱き寄せ「そう、分るね」の一言と共に、その唇を奪う。これが、彼女にとっての、数十秒に及ぶファースト・キスであった。

「周さん、好いわ・・」その想いの一方で「貴方、初めてじゃないね」の感触も同時に抱く、宙だった。「とても素敵よ。もう一度くれる?」 「好いですよ。行こうか」周は応じ、再び彼女を抱き寄せ、もう一度の口づけ。二度目は、多少短めも、舌技をも交えた濃いものだった様な。

「好い感じ。気持ちが昂るわ。じゃ・・」こう言って宙は、再び周の、ジーンズ越しの股間に左手を。勃起は更に高まり、熱い感触まで得られる気がした。「う・・、んん・・」押し殺した声で、呻く若者。「大きな声出したいんだよね。本当は・・」微笑みながら、少女が言う。「そ・・そうだ。貴女一体、どこで覚えたんだ?」 「どこでですって?そりゃ見よう見まねよ。さっきのAVだって、そんな場面(シーン)があったわ」その動画は、そろそろ最大の濡れ場に差し掛かっていた。

「周さん」宙、声をかけ。「う・・うん、何かな?」周、呻きながら返し。「今から、少しジーンズを下げてもらいたいの」 「!」彼は流石に緊張した。宙は、ジーンズを完全に脱がせ、周の下方を露わにしようとしているのではないか?とも思ったのだ。

周には、中学校の頃、ズボンやパンツを脱がされる行為につき、芳しくない思い出があった。意味はよく分らないが、所謂「ロビンソン」と言う、仲間内でヘマとかをした場合の、言わば罰ゲームの一環として、学校内で下方を脱がされる行為が一時流行り、彼も時々標的にされていたものだ。勿論最後は校内問題にされ、教師陣の監視も強化されて下火になったのだが、彼の脳裏には、未だにその思い出が、トラウマの様に残っているのかも知れなかった。

周は訊いた「宙ちゃん。まさか俺の下方を全部脱がすつもりじゃないだろうな?」 対する宙「ハハ、ご心配なく。今夜は、それはないわよ。本当はしたいけどね。でも、ベルトは緩めるわよ」こう言って、腰のベルトを大きく緩め、ジッパーを下ろす。
周「こらこら、やっぱり俺のアレ狙いだろ。困った奴だなあ」 宙「好いじゃないの。あたしに初めて仕掛けた時も、もう熱かったんでしょ?」こう出られると、大口の利けない彼であった。「ああ、分かった。一度任せるから、思い通りやってくれ」些か自棄気味。

対する宙、コックリ頷くと、開いたジッパーの間に右手を入れ、その夜はアンダーのグレーのブリーフを下へとずらし、周の立派な一物と陰嚢を、眼前に晒すのであった。「まあまあ、安心して。誰か来たら、すぐに戻せば良いからさ」その笑顔には、微かに薄気味悪さも漂う。

「一体、何考えてんだか・・」ちと浮かぬ顔で見守る周の眼前で、宙は一物に、今度は左手を伸ばし、ゆっくりと撫でさすり上げる。「素敵な感触。男根(ペニス)に触るの、勿論初めてよ。ずっと、続けていたい・・」 「ああ、まあ仕様がないな。今夜は許す。気の済むまでやってくれ。うう・・」こう言いながらも、心地良い愛撫に昂らされる周であった。

「ねえ、周さん」宙が声かけ。「男って、この亀さんの裏側が一番感じるんだよね」 「ん?ああ・・俺もよく分らんけど、多分そうじゃね?ふ・・んん・・」周は、押し殺した呻きと共に、こう返し。内心では「周りに聞こえたら、どうする?」の懸念もあり、冷や汗が出かかるのも事実だった。宙は言葉通り、彼の亀頭の裏側を執拗に撫で回す。所謂「裏筋」の辺りをだ。

「さあ・・」宙は言った。「今度は、玉袋を触ろうかしら。貴方も下草多いから、ちょっとやり難い・・かな?」 「あーあ、困った奴め」そう思いながら周「余り力を入れん様にな」 「大丈夫、任しといて」笑いながら、陰嚢を両手で包み込む様に、ゆっくりと転がす様に撫で。「ああ、いかん。感じるぅ、うう・・」周は次第に、禁断の愉悦を感じ始めていた。「鍵さえかかれば、押し倒すかもだが・・」

「周さん」宙、もう一度声かけ。「はいはい、何だろう?」完全に、男根の礼儀を正した周が返すと「あたしね、今夜は手コキでやめとこうと思ったの。でも・・」 「でも・・、続きは何だろう?」 「それはね・・」こう呟くや否や「ううっ・・」周が大きく呻く程の激しさで、宙は彼の男根に食らいついた。

周「おい、何をする?さっきも言っただろ。鍵はないんだぞ!」 「ふふ・・」含み笑いと共に、宙は「だから、見ての通りじゃないの。手だけじゃなしに、口で愛撫する事に決めたのよ。さあ、何て言う?」こう返し。「・・・・・」周、一瞬、言葉を失う。そして「そんな事、俺に言わすのか?」 「ふっふっ。良いから言ってみて。貴方の一つの夢だったんでしょ」そう出られると、強い反撃はできなかった。確かに、地下鉄車内で遭遇したあの朝、周は「あったら好いな」みたいな感じで、そんな行為を頭に描き、宙に近づいて行ったのも事実だったのだ。それに・・

「フェ٠ラ٠チ٠オ・・」言葉を継いだその時には、周の亀頭は、宙の口内に吸い込まれていた。彼女は、手コキよりも更にねっとりとした執拗さで、舌技も交えて、彼の亀頭と裏筋を磨きに入っていた。鈴口に、舌先を差し入れる如き強引な愛撫。忽ちの内に、我慢液が滲み出、滴りを見せる。「ああ、好い・・」宙、そう呟いて、その液を啜る。微かに聞こえる「ジュルジュル・・」と言う耳障りな音。「うう・・んん・・、ま・・周りに、き・・聴こえなければ良いが・・」呻きを押し殺しながら、周は、そんな心配をしていた。

宙の攻勢は更に続く。男根の、茎の表裏に舌を走らせ、裏筋は特に念入りに舐め回す。男の、最も感じる部分たる知識を仕入れていたのだ。彼女は、更に愛撫を進め、遂には下方の陰嚢にも舌先を回す。所謂「玉舐め」だ。

「うう・・宙ちゃん」 「はい・・」 「貴女は未体験だろ。一体こんなの、どこで覚えたんだよ?」 「ふふ、全部は教えられないわ。でも、覚えられる情報はあるって事。さあさあ、貴方は歓びに身を任せれば良いの。どうこう煩わしい事なんか、考えなくていいわよ」宙はこう言って、もう一度、周の亀頭から男根、陰嚢へと口唇愛撫(フェラチオ)を進めて行く。一度は遠ざかった大波の様な愉悦が、再び彼を見舞う。

「うう・・んん・・うぁぁ・・」入店から既にほぼ二時間、7pmを過ぎた店内は、そこかしこで客のざわめきが聞こえ始め、大声でも上げようものなら、忽ち悟られるであろう。周は、突き上げる凄まじい性感を凌ぎ、呻きを押し殺しながら、何とか時間をやり過ごそうとする。宙もそれが分っているのか「クチュクチュ」との微かな音を立てるも、幸い周りに気付かれるレベルではない様だ。

「さあ周さん、いよいよ頂上ね。手を取り合って、一緒に行くのよ」宙はそう言って、ニヤリと微笑を見せると、最も性感の集まる亀頭と裏筋を、舌も使って入念に攻める。「う・・ああっ・・」周、声が出そうになるのを、辛うじて止める。我慢液がとめどなく滴り、絶頂が近い事を表わす。愛撫のペースが、激しさを伴い速まる。そして・・

「うう・・ふぅぅっ・・ふはぁぁ~!」激しい吐息と共に、籠った喘ぎの一声。周が、絶頂に達したのだ。「本意じゃないかもだが」そう思いながらも彼「宙(そら)ちゃん、有難う・・」 対する宙「ふふ・・」笑みを浮かべ「そう思ってくれたら、あたしも嬉しいわ」ジーンズの上にほとばしった、男精を一瞥してこう返す。「濃いわね」

「ああ。それにしても・・」テイッシュでそれを拭きながら、周は続ける。「貴女は、想像以上の技持ってるな。驚いたよ」 「あは、そんなかしらね。まあ今は、ネットを含めて色んな情報が取れるからね。でも、あたしは、そっちの習得が速いのかしらね」 「ハハ、そうかもな。さあ、遅くなるといかん。そろそろ帰るか」 「ええ・・」

二人、部屋のPCをシャット・ダウンすると、食べ終えた食器を下げ場に移動、周が精算して店外へ。「さて」彼は言い。「帰る方向同じだったな。家の傍まで送るから」 「有難う。まあ、一人でも大丈夫だけどね」 「いやいや、過信は良くない。言いたくないけど、どこからひったくりが狙ってるか分らんぞ。性暴力沙汰だって、ない訳じゃない」 「そうだね。お言葉に甘えるわ」こんな言い合いや雑談をしながら、二人は混み合う地下鉄に乗る。

途中の、栄町で乗換え、城址の下辺りを通る時、周「最初に会ったのって、この辺だったな」苦笑しながら言えば、宙も「今は、余り好い思い出じゃないでしょ」笑いながら応じ。「まあ、そうかな・・」などと言葉を交わす内、周の居所最寄駅の一つ次、宙の家の最寄駅に。彼女は、ここから徒歩数分以内で帰宅となる。

「じゃ、今夜は有難う。お休み!」 「こちらこそ。お疲れ様!」花井家の玄関先で、解散。別れ際に、宙は、周にそっと耳打ち。「今夜は、貴方の『自身』をしっかり見せてもらえて良かったわ。今度の時に、あたしの『自身』でお返しするから」 「まあ、無理はしない事だ」周は、冷静にそう返した。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 市川まほ
久石 譲さんの今回楽曲「6番目の駅(The 6th Station)」下記タイトルです。
スポンサーサイト
[PR]

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hakase32

Author:hakase32
愛知県在住の後半生男です。恐れながら、主に18歳以上限定内容を記して参ります。

お手数ですが、拙各稿を初めからお読み下さる場合は、下方にあります月間アーカイブ他のご利用をお願い致します。
他ブログを含め、拙記事の無断転用及び引用は ご遠慮下さい。

下記ランキングに参加しております。
クリックをお願いできれば幸いです。

官能小説ランキング

アクセスカウンター

愛と官能の美学

Shyrockさんの R18読み物集。他の作者各位も多数リンクされています。入口は、下記タイトルです。

赤星直也のエロ小説

赤星直也さんの R18読み物集。入口は、下記タイトルです。

未知の星

赤星直也さんの R18読み物集もう一つ。他の各位の作品も収録されます。

Mikiko's Room

Mikikoさんの、カテゴリー豊富な R18読み物集。独自視点の旅日記も好感です。

Adult Novels Search

R18 読み物の検索サイトです。

ブロとも一覧

拙バナーです

知人様より、優れたバナーを賜りました。必要時はご利用を Produced by Shyrock

もう一つの 拙バナーです

知人様ご厚意により、拙バナー追加編も賜りました。必要時はご利用を。 Produced by Shyrock

清き一票を(笑)

下記ランキングに参加しております。

日本ブログ村バナー


にほんブログ村 →できますれば、こちらも応援を・・

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

月別アーカイブ

これまでの拙連載「想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密(2016=H28,9~10)」と「轍(わだち)~それから(2016=H28,11~2017=H29,2)」  「母娘(ははこ)御膳(2017=H29,3~6)」  「南へ・・(2017=H29,6~8)」 「交感旅情(2017=H29,9~12)」 「パノラマカーと変な犬(2018=H30,1~5)」  「ちょっと入淫(2018=H30,6~10)」 「情事の時刻表(2018=H30,11~2019=R1,6)」 「レディオ・アンカーの幻影(2019=R1,11~2020=R2,5)」も お読み頂けます。